気ままに楽しむ四季写真

趣味で撮った写真(風景、ネイチァー、花 etc)を掲載します
週1~2回程度の更新予定です

バスツアーのスナップ&富士山

2015-12-15 | 富士山写真
撮影日 2015-12-06~07  撮影場所 長野、山梨、静岡県内 

12月6日~7日家内と二人で一泊二日のバス旅行に行って来た。
今回は行き先の発表されないミステリーツアーという企画の旅。
私は初めての参加だが、家内は前に1~2回参加している。
家内の言うにはこのような企画のツアーが人気があり募集開始後直ぐに定員が埋まってしまうとかで1ヶ月以上も前に申し込んでおいたものだ。ミステリーと銘打ってのツアーなのでどんな珍しい場所に案内してくれるのかと期待と興味を持ってこの日を待っていた。
最寄の道の駅からバスに乗り行き先不明の一泊二日の旅が始まる。
直ぐに高速道に入る。上り東京方面か? 下り長野方面か? バスの進行方向に注目する。長野方面に進んだ。
長野方面への高速道を走るという事は目的地は何処か? 今人気の金沢方面か? それとも岐阜の方面か? それとも? などなど勝手に想像して期待を膨らませる。
だが最初にバスを着けた所は出発地点からそう遠くない長野県東御市の海野一族の里、旧北国街道、海野宿の景観保存地区の散策だった。
来年のNKH大河ドラマ‘真田丸’の武将の一人であろうのぼり幟が林立する。
最初に寄った場所がミステリーと銘打つには全くふさわしくない所にがっかりしこれから先の期待がしぼむ。
案の定その後、真田氏の居城、上田城の見学、そこから少し離れたきのこの生産工場、そこでのお買い物タイムと期待を裏切られる普通のツアー旅行と変わらぬ巡り。
その後また目的地は告げられずバスに揺られて白樺湖へ向かい、茅野から富士見、小淵沢と走り夕方近くに‘リゾナーレ八ヶ岳’というクリスマスイルミネーションで飾られた施設に着く。今の時期、趣向を凝らしたイルミネーションを飾るこのような施設や公園、遊園地などは何処にでもあり特別に歓声をあげるほどの景観、出来栄えとも思えなかったが家内と一緒に見物、散策する。
その夜は北杜市大泉のホテルに泊まる。
一日目の行程で特に感銘を受けたり印象に残ったところは無いが、このホテルの屋上から富士山が見えると聞いたので翌朝の楽しみが出来た。朝の天気の良いことを願い就寝する。
翌朝、朝食前のわずかな時間に富士山を撮る。生憎、朝焼けにはならず、霞がかった姿だったが遠望する富士山は気高くまた美しかった。
二日目も山梨県内石和のワイン工場と宝石店、一宮のわさび漬けセンター、勝沼のハーブ庭園の見学とそれぞれの場所での買い物タイムと忙しく廻る。全く期待していたのとは違うツアーの行程にうんざりする。
慰めはその後、本栖湖、朝霧高原のドライブインの庭でせわしなくではあったが富士山の写真が撮れたことくらい。
最後に富士宮浅間神社をお参りして第二東名、圏央道、関越道と経由して出発地点の道の駅に着く。
ミステリーでも何でもない、バス会社とタイアップしたような近県の観光施設の見学と買い物のツアーに参加しただけ、私の行動範囲の中を廻りめぐった充足感の無い悔いの残る旅になった。
やはり興味があったり、一度は行ってみたいと思っている観光地なり見学場所を巡るツアーに参加した方が日常では味わえない開放感や満足感、充足感、思い出に残る楽しい旅になると思った。
この旅で忙しく撮ったスナップ写真を掲載してみます。


一日目のスナップ
























二日目のスナップ











ホテル屋上からの富士











本栖湖の富士









ドライブインからの富士













櫛形山林道からの富士山 (Ⅱ)

2015-12-10 | 富士山写真
撮影日 2015-11-27、28  撮影場所 櫛形山林道

11月26日の朝、前夜からの雨は小雨になっていた。
最近、雨上がりの日はいつも富士山のことが気に掛かる。雲や霧の変化に富んだ富士山写真が撮れる事があるからだ。
甲府地方の天気予報を調べてみたらその日の午後から二日ほど天気が良い状態が続くと出ていた。
犬の散歩も日課だがこのごろは一日くらい休んでも犬が我慢をしていてくれる。
富士山写真の誘惑に勝てず、また林道の冬期閉鎖が迫っておりこのポイントでの撮影は一年後になってしまうとの思いもあり撮影に行く事にした。犬の散歩を一日は妻に頼んで今回は2泊の予定で出発する。
夕方5時前にポイントに着く。先着のカメラマンは一人だけ、以前に会ったことのある富士山写真愛好家だが名前は思い出せない。今も熱心にあちこち撮り歩いているそうだ。その変わらぬ熱意と努力には敬服する。
良い場所に三脚が立てられ撮影準備が出来た。
が、天気が良過ぎで雲ひとつない変化の無い富士山が静かに佇んでいる。
イメージしたのとは違う状況にシャッターを押すのをためらってしまう。
夕景も、たそがれ時の夜景も一枚も撮らないで眠りに着く。夜か朝の状況変化に期待して。
夜中、時々目を覚まし空を見上げるがまったく変化なし。澄んだ月夜の空に富士山がはっきり見えている。2,3カットバルブ撮影をしてまた仮眠する。
翌27日朝も全くの快晴にがっかりするが、夜明けから日の出までの時間帯は私には富士山の姿が最も神秘的でありまた荘厳に感じられる刻なのでシャッターを切らずにはいられない。
この時期のこのポイントはカメラマンがいっぱい集まる。
夕べ眠りにつく時は3台しか無かった車が今朝は10台以上、カメラマンも15人以上になっていた。
狭いポイントなので道路いっぱい二重、三重に三脚が並ぶ。脚立を立て見上げるような位置から撮っているカメラマンもいて驚かされる。
変化の無いまま日の出を迎え、その後カメラマンも三々五々引き上げて行った。
皆どんな写真を撮ったのだろうか?、どんな思いで今朝の富士を眺めたのだろうか?
結局残っているのは昨夜からの3人になっていた。私以上に富士山の魅力にとりつかれている人ばかりだ。
その後、昼も、夕も、夜も全く変化の無い快晴の空が続く。ふもとの街も集落も澄んだ空気の中にはっきりと見渡せる。雨上がりの後にこんな快晴の澄んだ空気の日が続く事もめずらしいのでは?
二日目の夜もまた澄み渡る空。この夜は富士山のふもとにスキー場開きをしたらしい灯りが煌々と点いた。その灯りは朝方までも消えずだったので夜景撮影は止めにした。
28日朝もまた変化の無い夜明けの空に撮影意欲を削がれてしまう。わずかに山際に靄が架かっているようだが朝焼け雲の期待は望みようもない状況。それでもやはり日の出までは何枚も何枚もシャッターを押し続けていた。
こんな時にはデジタルカメラの有り難さを思わずにはいられない。
霧の中の街灯りと夜景、雲海、朝焼けの雲と富士山などなどイメージし、期待しての撮影行だったけれど今回はまったく残念なことになってしまった。でも毎日富士山を眺められたので良しとして帰路に付く。


11月27日の富士山
























11月28日の富士山



















紅葉と富士山

2015-11-23 | 富士山写真
撮影日 2015-11-16  撮影場所 河口湖畔

朝、櫛形山林道での富士山撮影を終え河口湖へ向かう。
出発前隣のカメラマンに河口湖の紅葉の情報を尋ねてみたらもう遅いかもとの事だった。
だが天気は快晴、富士山ははっきり見えているのでせっかく遠くまで撮りに来たのにこのまま帰るのは名残惜しいし未練が残る。
紅葉は終わっていてもこの天気なら何か湖と富士山がらみの写真は撮れるだろうと予想して行ってみた。
旧芦川村と河口湖とがトンネルで結ばれ精進湖への峠を越えなくて行けるようになったので有り難い。
10時半頃湖畔に着き通称紅葉通りの混み合う駐車場になんとか車を止める。
予想に反して紅葉は見ごろ、まだまだ大丈夫だった。
ここも観光客とカメラマンが多い。
富士山と紅葉の写真では有名なポイントだが私はここは初めて撮りに来た。
写真集やガイドブックには素晴らしい写真が数多く発表されていて私も過去には沢山見たことがある。
が、実際にその場に立ってみると邪魔な人工物も多くどの木を選ぶか、どのようなフレーミングで撮るか迷うことばかりでなかなかシャッターが切れない。時間も11時を過ぎ太陽も刻々と富士山に近ずき逆光条件の中でなおさら難しい。
とても模範写真のようには撮れないと、鼻からあきらめがついた。
傑作を残すには並々ならぬ努力があっての賜物だとあらためて思った。
今回は下見を兼ねて次回?への勉強と心に決めて撮影を始める。
駐車場から200メートルくらいの範囲の中で木を探し移動しながらの撮影。
どの木も紅葉は見ごろだと思うが富士とバランス良く撮れる木を探すのに難儀する。
やっと探してこの木ならと撮って見ても駄作ばかり。ほとんど全てのカットで富士山が露出オーバーに飛んでしまう。
次回(来年来れるか?)来るときは、ついでに寄るのではなく、ここで紅葉を撮るとの強い気持ちで情報収集し準備万端で望まなければ到底傑作をものにするなど出来る事ではないと思い知った日になった。
現像ソフトでどうにか富士山の露出を押さえた写真を掲載します。





































櫛形山林道からの富士山撮影

2015-11-22 | 富士山写真
撮影日 2015-11-15.16  撮影場所 櫛形山林道

先日の11月11日、写真仲間と行った富士山撮影。霧にさえぎられ愛想をつかされワンカットだけに終わった櫛形山のポイント。
家に帰ってからも残念な思いが消えず、また久しく遠ざかっていた富士山撮影の刺激とその魅力を呼び覚まされてもう一度会いたい、撮影に行きたいとの思いが募っていた。
昨夜からの雨が止んできた15日の朝、甲府地方は午後からは晴れ、翌日も午前中は晴れが続くとの予報に急きょ撮影に行くことに決めた。
今回は一人での撮影行、決まれば準備は早い。早昼食を済ませ12時半に家を出る。
富士山撮影だけを目的の直行、4時頃に櫛形山林道のポイントに着く。
狭いポイントに車4台、4人のカメラマンが待機、すでに良い場所には人数以上の三脚が立ててある。
前の木が邪魔になり満足できる場所ではないが端のほうに三脚を立てる場所を確保し撮影準備をする。
今日は仲間と来たときと違い予報どおり晴れて街も富士山もくっきり見えている。
見えすぎるくらいの状況なので富士山写真は撮れそうだ。
街に灯がともる頃から撮影を始める。
隣のカメラマンは4x5の大判カメラ、もう一人は6X9の中判カメラを使っている。
富士山撮影以外の場所ではほとんどがデジカメでフィルムカメラを使っている人は最近ほとんど見かけない。
ましてや大判カメラを使っている人はまず見ない。
しかし富士山写真を撮るカメラマンにとっては大判、中判のフィルムカメラに格別な思いがあることなんだなとあらためて思う。
私も中判カメラは使っていたが富士山写真とも遠ざかり今は使い方を忘れてしまう程なので今日は持ってきていない。
デジカメでパチパチと切れ目なくシャッターを切る。
1時間ほど夜景撮影をした頃富士山に雲が架かりその姿を消した。
撮影を止め夕食を摂り仮眠する。
夜中何回か目を覚まし空と富士山の様子の確認をしたがいつも雲の中、朝まで眠りにつく。
早朝の4時半頃に目を覚ます。もう寝てはいられない。起き上がり撮影準備をしているうちに雲が薄れて富士山の頂が見え始めた。
最高の撮影日和り。期待していた朝焼けにはならなかったが日の出は拝めた。
8時ころまでデジカメ2台で次々シャッターを切り続けた。
今回の撮影は全くの幸運に恵まれ感謝する。
今回の撮影が仲間と一緒の日だったら皆がどんなに喜んでくれただろうとの思いが頭をよぎる。













































久し振りの富士山撮影

2015-11-22 | 富士山写真
撮影日 2015-11-11.12  撮影場所 櫛形山丸山林道

半年前、いや1年前からの約束で地元の写真仲間3人と久し振りに富士山撮影に出掛けた。
3人は普段は富士山写真はほとんど撮らない。それで今回は私が案内役。
この時期の私のお気に入りのポイントは櫛形山の池の茶屋林道なのでそこに行くことにした。
夕景、夜景、夜明けの情景、朝焼け、昇陽、また雲海、星座をからめて、と天気次第だが富士山が見えさえすれば多彩なシーンの写真が撮れるポイントだ。
ここでは夜は車内で仮眠しながらの撮影になるが4人とも皆同じ世代の仲間、なかなかきつい撮影行になってしまう。
それで私ともう一人は自分の車で、二人は1台に乗り合わせと3台連ねて行くことになった。
4人のスケジュールを合わせ、また天気予報を確認して11日に出発と決めた。
秩父から雁坂トンネルを抜けてポイントに向かうコース。
途中、広瀬湖から三富村に下るあたりが見ごろであったので車を止めて紅葉撮影。
夕方4時頃にポイントに着く、がすでに先着のカメラマンの三脚がいっぱい立っている。分け入るのは難しそう。
車を止める場所も条件が悪い。このポイントはあきらめて少し下ったところの丸山林道のポイントで撮ることにした。
三脚を立て準備はOK、天気もまあまあだが肝心の富士山には雲が架かっていていつまでたっても姿を見せない。
だんだんと夕闇が迫り麓の街に灯りが灯り始める。皆は待ちきれずに街灯りの夜景を撮り始める。
富士山は見えるどころか周りに霧が立ち込め始めてきた。
それでも麓の方の視界はまだ開けている。皆、霧と街灯りという幻想的な光景を撮っている。
私も街の夜景撮影を始めたが気はそぞろに霧の流れの透き間を透して富士の姿を求めて目を凝らしていた。
しばらくしてあたりが暗くなった頃合いに霧が晴れて来た。目を凝らして見た先に富士山がかすかに見えてきた。
皆に声をかけ富士の姿を確認し合って急いで、そして夢中でバルブ撮影を開始した。見えていたのはわずかに15分位だった。
その後は霧が深くなり富士も街灯りも視界から消えてしまい撮影はあきらめた。
朝には晴れることを、素晴らしい富士が姿を見せてくれることを願いながら車中にて休む。
しかし夜中も朝になっても霧は晴れず濃霧の状態が続いてしまった。
朝、日の出時刻を過ぎても霧は晴れぬ状況に撮影はあきらめて早々に下ることにした。
下る途中に櫛形山林道のポイントに寄ってみた。
このポイントまで下りて来たら霧はなく麓の街並みは見渡せるが富士山は雲の中、相変わらず姿を見せない。
この時期全く珍しいことにこのポイントにその朝はカメラマンが一人もいなかった。待機して居たがあきらめて帰ってしまったのかな?
目の前には雲間を透しての斜光線に富士川が光っている。なかなか出会えないそのシーンを4人で三脚を並べてしばらくの間撮っていた。
これで富士山の姿が画面に入れば最高なのだがと思いながら。
結局二日にかけての撮影行で富士山が見え撮影できたのは前日夕闇迫る霧の中でのバルブ撮影の一瞬だけだった。
天気を予想してスケジュールを合わせ遠くまで来たのに全くの期待はずれの撮影行に皆に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
皆が一瞬のチャンスのバルブ撮影で数カット富士山をカメラに写し留めてくれたのがわずかな気休めとなった。