故 村山聖（さとし）棋士、を知る

この方を初めて知った。感動した。共感した。引き込まれた。年齢は私より1歳上。

1999年1月29日放送『驚きももの木20世紀』の動画を見た。没年月日 1998年8月8日（満29歳没）。

境遇は全く異なるし、私は「Ａ級棋士」ほどの頂には未だ居ないが、自分を村山棋士に投影した。

どこか幼少期に差し迫る環境に置かれ、人生観に影響を及ぼした点かもしれない。谷川浩司氏が

そう言っていた。「東の羽生、西の村山」と称されたとのこと。今年2012年は、実は毎日、

ユーチューブで将棋の動画を見るようになっていた。経営者として、棋士の目を養いたい思いと、

純粋に「趣味として」楽しんでいた。昨年は、中原中也に思いを馳せ、三島由紀夫や寺山修司、

その他、他界した著名人の人生を見て、己の人生の行き先を考えていたのかもしれない。

村山棋士が「名人になって早く将棋を止めたい」と言ったのが印象的だった。「結婚したい」と

いう気持ちも、共感できた。　村山棋士、安らかにお眠りください。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

人間は悲しみ　苦しむために生まれた　それが人間の　宿命であり幸せだ

僕は死んでも　もう一度人間に生まれたい　将棋棋士　村山聖（さとし）

『驚きももの木20世紀』の結び

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊