きまぐれHeart Station

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なんちゃってシンガーソングライター♪萌香で~す

平成 そして はたち

2010-01-08 17:35:36 | ココロ
今日は、平成がスタートした日である。

平成がスタートした年
自分は何をしていたか
覚えているだろうか。

私は覚えている。

このときはちょうど「着物」の営業をしていた。

着物の知識がほとんどないまま
会社の店長と一緒に車に乗っていた。

ラジオから流れてきたのが

「平成」という言葉だった。

この瞬間を私は忘れない。

平らに成る。

どんなときも、心を平静にし
いつも精神的に平らなグラフを作れてこそ
心が平和なのだ。


このグラフが昇ったり降りたり
しょっちゅう浮き沈みしていては
自分に対しても
人に対しても

良い見方はできないものだ。


営業職は浮き沈みが激しい。

ほとんどが沈んでいる。
しかし、売れたときの喜びは
その沈んだ心を一気に上昇させる。

そして沈んだ時のことを
一瞬で消し去ってしまう。

これは悪いことではない。
しかし
だからこそ 疲れるのだ。

それを いつも「平成」「平静」でいられるように
訓練していくことは大変だけれど
そこにまた面白みがあるもの。


ちょっとくらい嬉しいことがあったからといって
手放しで喜んだりはしゃいだりすることは
子供ならば「可愛い」のだけれど
大人ならば、それは控えたいところだ。

たいていはそのあと、すぐに凹む何かに襲われるものだ。


「平成」は、自分が大人になってからなった。
だから、まだ平成になってから
たいした時間がたっていないような気がする。

でも、考えてみれば
平成元年生まれの人は
昨年成人式を向かえたのだ。

なんということだ。

信じられない。


時の経つのはなんと早いことだろう。
私も年をとったと言うことだ。

成人式といえば、

あと三日で今年の成人式が来る。

自分の成人式の頃を覚えているだろうか。
覚えている。

母が豪勢な着物を買ってくれた。
セットで50万円もするものだ。

しかし、何度袖を通しただろう・・・
おそらく10回は通していないはずだ。

そして今実家に眠っているのだ。

今の世の中は「レンタル」というものがあり
そんな高い着物を買う人などほとんどいないだろう。
しかし、レンタルだとそれは財産にはならない。
財産・・・?そんなもの別に関係ないさ。
これからの時代はそういうものなんだろうな。
少しだけ寂しい気がする。

それにしても、あの着物・・・どうしたらよいのか
急に気になってきた。
あのままずっと眠らせておくのは母に対して本当に申し訳ない。
みなさんならどうするのだろう。
簡単な答えは「機会を見てとにかく着る」
だろう。
しかし、保管場所がない。
着物を入れておく場所を確保していなかった。
ならば、実家に帰ったときに毎回着てみる。とか・・
そうでもしなかったら 本当に申し訳ない。



そしてとうとう私は 今
私が二十歳の頃の母の年齢と同じになった。

考えられないことだが事実である。
親も 自分も 年をとった。


そして 今
あのころの自分はいない。

あのころの友人とは
ほとんど関わっても居ない。

考え方も行動も全て変わった。
しかし、根本は変わっていないから
そこは時々軌道修正をしなくてはならないのだ。

あのころは、母に迷惑をかけすぎた。
心配をかけすぎた。
二十歳まで育ててくれたその親に・・・・

駄目な娘だった。

めちゃくちゃだった。
いい加減だった。

親のことなんかこれっぽっちも考えていなかった自分。
自分のことだけで頭がいっぱい。

私のような娘なら 私は いらない。

絶対に いらない。


戻れるものなら

また 二十歳の自分に戻って
母に優しくしてあげたい。
家族に優しくしてあげたい。

そして 心から謝りたいと思う。
そして ありがとう ということばを
死ぬまで繰り返していきたいと思っている。

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