９月に入った。
恵みの雨が少しだけ涼しい空気を運んでくれる。
これからは空がだんだん高くなり
まとわりつくような不快な風も
ひんやりと爽やかに変わっていくのだ。
9月に入ると
私はつい癖で、そわそわしてしまう。
そのワケは
夫「一枚」の転勤だ。
3月と9月は
ドキドキ月なのだ。
「一枚」は職場を変わるだけだけど
自分は「転職」をしなくてはならない。
ほんの10年ほど前までは
すんなりと「正社員」として働けたのに
年々 就ける職場も限られてくる。
でも、体力的や頭脳的に衰えているので
パートや契約社員などがあることは
ありがたい。
仕事に関して自画自賛するならば
一度も「自主退職」したことはない
ということかもしれない。
クビになったことが二回あるが＾＾；
その時は「ヤった！」と思ったものだ(笑)
また、転勤のたびに
あえて未経験の職種を選んできたことは
「今」の自分に繋がっている
重要なポイントかもしれない。
自分が一番やりたかったことは
全て30代でやり尽くしたので
全く悔いはない。
一生のうちでこういう時期があったことを
本当にありがたいと思う。
体もココロも同時に頑張れるのは
やはり30代なのだ。
辞めたくない仕事もたくさんあった。
辛い仕事もあった。鬱状態になったこともある。
だけど、どんなに苦しくても辛くても乗り越えてきた。
ただ、それは「いつか転勤がある」
という気持ちがどこかにあったからだろうと思うので
その点に関しては夫に感謝せねばならない。
人脈を広げられたことも感謝だ。
別れは辛いが
出会いは、それ以上に道を広げてくれる。
今の仕事に関しては
はっきり言って、
これと同じ仕事をしていない同年代の人に比べ
老化の速度が急速に早まっていると思う。
腕や足腰、目もそうだ。
実際、日常で歩いたり、
長時間立っていることがキツイ。
自転車をこぐのも信じられないほどゆっくり。
ばーさんか！？
仕事で全力を使い果たすからなのか・・・
普段の生活で全身に力が入らないのだ。
筋肉が発達いるのにも関わらず
買い物をして重い荷物を持つこともしんどい。
だから、少しでも回復させるために
日々のストレッチや体操は欠かせない。
仕事では、ただただ体脂肪を燃やしているだけで
全く「良い運動」の部類には属さない。
どんどん体を壊していゆくようなものだ。
しかし、精神的には今までの仕事よりも
何十倍も安定し、明るい気持ちでいられるから不思議だ。
お客様の笑顔を想像しながら仕事に取り組めるからだろう。
仕事は
自分に合っているとか合っていない とか
あまり関係ないような気がする。
一見、合っていないように思えても
それを合うようにするのは自分自身だ。
努力しなくてもできる職種もあるし
努力なしでは追いつくのが精一杯の仕事もある。
しかし、努力しなくても出来る仕事は
それ以上に能力を引き出していかねば
すぐに追い越されてしまう。
努力しなくてはならない仕事は
新しい分野を広げてくれる大切な役割をしてくれる。
人間は、死に向かって生きている。
だから、無理をするとその時期が早まるのかもしれない。
ならば、一生懸命やるけれど無理はしないことが大事。
背伸びをしないと成長しない、という人がいた。
でも、ずっと背伸びばかりしていたら楽しいかな？
若い頃は大人を目指して背伸びをしてどんどん伸びるけど
年をとったら若者と同じようにはできないはず。
だったら、今できることを一生懸命やっていたら( ´∀｀)
いいんじゃあないのかな。
ただし、甘えるのは良くないと思う。
年だからをいいわけにはしたくない。
年齢を武器にして生きたくはない。
自分よりも若い人と張り合うことほど
惨めなものはない。
今の自分にとって
何がいちばん輝いていられることなのか
それだけを考えて生きていたら
いつもいつの日も
本当にキラキラと生きていけるような気がする。
いつも自分自身にスポットライトをあてることができる気がする。
ところでこの 雲・・・ポパイに見えない！？
