毒まんじゅうはいかが?

CDのレビューとかなんとか

Killing Is My Business... and Business Is Good!/Megadeth

2015-07-04 23:08:58 | レビュー

 <List>
1. Last Rites/Loved to Deth
2. Killing Is My Business... and Business Is Good!
3. The Skull Beneath the Skin
4. Rattlehead
5. Chosen Ones
6. Looking Down the Cross
7. Mechanix
8. These Boots

<Member>
・Dave Mustaine ? lead vocals, rhythm and lead guitar, acoustic piano
・Chris Poland ? lead guitar
・David Ellefson ? bass guitar, backing vocals
・Gar Samuelson ? drums, timpani
 
1985年リリースのデビュー作。初めて聴いた時はB級作品だけどマイナーレーベルからのデビュー作だから仕方がないだろうと思いました。
まず音が圧倒的に悪い。マスターテープとヘッドのアジマスずれが発生しているのではないかと思いました。大佐も「ワァーォ」なんて繰り返してDave Lee Rothかよと思いました。そしてこのジャケットでしょう?聴く気が失せますよね。

 でも、ジャズのエッセンスを取り入れた奇異な作品だと思いました。これはChris PolandとGar Samuelsonからの影響が大きいですね。
 
ところが、ところが・・・リマスター盤が音が劇的に良いらしいとの事で買って聴いたら驚きました。
まるで新しく録音し直したんじゃないか?そうでないとこんな芸当出来ないですよ。現代のテクノロジーの為せる業でしょうか?
それにしてもこのアルバムとJethro Tullの"Aqualung"はリマスターで劇的に音が良くなったアルバムのBestの部類に入る物ですね。
 
しかし、それとは引き換えに気に入らない部分もあります。
"These Boots"は当時の彼らの音楽性にマッチしてオリジナル曲じゃないかと思える程良い曲です。
この曲がアナログでいうところのB面最後の曲だったのが、アルバム最後の曲に曲順が変わっています。さらには大佐のボーカルに「ピーーーーーー」、「ピーーーーーー」と音を被せています。ちょっとこれは初めて聴いた時は笑って済ませる事も出来ますが、何度も聴いていると耳障りになっていきます。これはいかんでしょう。
 
このアルバムで一番良い曲は"Rattlehead"ですね。彼らが如何に特異な存在であったかが理解出来る曲です。これはMetallicaのモノマネにはならないぞという大佐の才能ですね。
 
もうひとつ言わせてもらえば、Metallicaの"The Four Horsemen"の異名同曲(!?)の"Mechanix"ですが、ちょっと速くしすぎではありませんか?激おこなんでしょうけど。


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