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じゃの路はへび・・・?

苦悩のオーディオライフワーク

CD-1330 YAMAHA

2025-05-25 17:21:48 | コンパクトディスクプレイヤー
ここのところ、異常に忙しい・・・ ラズパイピコで簡易試験機を2週連続で
2機種仕上げた・・ なんだかね??
(土日にな、本業のときはそんな時間なんかない、ブラックな体制です。
 それを使うやつらは、お構いなしだ。)
本業は忙しい!! ラズパイピコも楽しく仕上げた。
(こっちは趣味の延長線上なので、苦しいが面白く、やりがいがある。
 本業はこれっぽっちも面白くない)
ラズパイピコの電源を買いに近所のHOへ赴く。
アダプターを探して、それではと、云うことで、ジャンクを探索。
一時期よりは品が減少していた。その中でも薄型の小型コンポのCD部が
あった。トレイはほんとに薄い。やすいドライブかなと?疑った。
フロントにはUSB端子があった。MP3系も鳴るのかな?
しかし、ジャンクの極み、リモコンはありません。

HOのプライスタグが紛失して、価格と不具合内容が判りません?
そこで、テスト台に持っていって、通電すると、ディスプレイは点灯して
動作の兆しはありますが、トレイが開きません。
いいところは、下記の通り・・・
1,あまり、使われてない。
         FL管は痩せていない。
2,アナログ出力しかない。2008年製。この頃はどこのメーカーも
 デジタル系の出力が猫も杓子もついていたと思う。

  アナログオンリーでヘッドホン端子なし。いいではないか!!
  アナログの音質を優先にしている。
   背面にはレシーバー本体に操作関連の信号を送る端子だけが
   アナログ出力以外ついていない。
3,こんなにコンパクトなのに何故か?重い。(長岡先生ではないが、一理
  あり)
4,フロントパネルにはコンパクトディスクの規格マークしかない。

  え?USBオーディオ(初期の頃だが、IPodとかメモリーが挿せる)
  もついているが、違和感がある。
  D/Aコンバータを調べると DSD1971A らしい。
  DSDフォーマットもできる。(石単体はね)
  16、24ビットにも対応しているらしい。 
  私はCDしか聞かないので16ビットで十分だ。
       ヤマハが好きだった、ハイビット機でなくてよかった。
  (どうも好きになれない。違いは?って言われても、言えんけどな)

ということで、面白そうなのでレジで価格を聞いてみた。
別にわざとプライスタグを剥がしたわけでないが、さっぱりわからない。
すると、ジャンク品なので1000円とのこと。これは良い!!
お家に戻って、さあ分解開始です。
多少のホコリがありますが、問題ないレベルでした。
トレイが動作しない・・・ということで、CD押さえのクランプ部を外した。
すると、なんと!!SONY純正のトランスポートは313AA 泣けてくるね。

読み取りレーザーのレンズはそこまで汚れていないが、とりあえず、拭いた。
それでも、CDのTOCデータを読み取らない。
ピックアップの駆動系を疑う・・・ やはり、かなり重く動作しない。
この頃はかなり省略化が進んで非常にシンプルです。
ギヤでピックアップ移動を行いますが、金属棒をスライドしてゆきますが、
少しオイルを点けてあげた。その時、動作が異常に重い。
その駆動モーターもオイル固着の傾向があり、少し吹いてあげた。ギヤの軸
受けにもプシュ!!後は、ピックアップのボディを持って移動範囲内で
動かしてあげた。
まだ、指の感触では、まだ重いが、ちと、動作させるか・・・
通電してもトレイは時間差で動作する・・・(ありゃりゃ)
ディスクが回らない・・・、どうも、ピックアップ部の位置が悪いのか?
ピックアップ部を円周の外側に持っていって、通電させると、重い音でピック
アップが内側へ動作する音がした。
そこでトレイをどうにか動作させて、再生させてみた。
なんと、TOCデータを読み込んで時間が表示された。
ピックアップがぎこちなく動いているようだ、音飛びがしているようだ。
再度、ピックアップを仮動作させて、何度も繰り返してギヤのオイル馴染み
の為、指で動かした。
そうすると、CDを難なく読み取り、操作がまともになった。
トレイもすぐに動作するようになった。
構成されている部品類はオーディオ系のコンデンサのオンパレード。
サービスマニュアルをネット上で探してみた。

そうするとHi−FiEiengin が引っかかった。2年前に突如、アクセス
できなくなったので、近頃、行っていなかった。
ログイン情報が現れたので、ログインしてみたら、ちゃんと見ることが
できた。(良かった、あのときは?何だったんだろう?)

そこで、落として情報を読み取った。
フィルターとバッファーには、OP-275だって、こりゃ凝っていますね。
素晴らしい!! 
    左側が OP−275  右がDSD1971A
            実装タイプだから小さいです。
    2008年ころにはほとんどの部品は面実装のフローはんだ
    が主流となっていた。
    小さいので大変です。しかも鉛フリーはんだなので大変です。
     金や茶色い音響用コンデンサへ交換した。
     多少容量マシマシで・・・・
     でかいコンデンサは手持ちがないのでそのままです。
     結構、このアナログ基板は実装されていない部品ランド
     があります。カットアンドトライで音決めを繰り返したのでは?
音はなかなか、良い傾向です。細かい音が再現されます。
音場もなかなかリアルです。
ほんとに小型コンポのCDプレイヤーではありません。
ちゃんとした性能が備わっています。(侮れません。感動です)
ちょっと、面白いのでいつものコンデンサ系のマシマシを行いました。
このD/Aコンバータとアナログ回路は電源回路ごと一枚の基板で構成
されており、デジタル系とは別扱いです。
     小型コンポでデジタル、アナログ基板を分けるかね?
     確かに小型なので実装部品の多い、デジタル基板と
     分けなければ収まらないからか?
     その結果、ものすごく凝った作りで素晴らしいものが
     出来上がった。(ん、かなー?)
非常に好感が持てます。
このプレイヤーの電源部も部品はかなり奢られています。(オーディオ対応)
隠れた名機ではないでしょうか?
コンデンサ入れ替え後は音が根について、響き、音場も豊かです。
(交換前は少し薄い雰囲気でしたが、交換後のほうが私好みです。)
シルミックの100V22μFが良い方向とD/Aコンバータもコンデンサ
容量まし。
    楽しいので空いたパターンにメインのコンデンサより
    容量の小さいコンデンサを取りるけてあげた。
    どこまで効果があるかしらんけどなぁ・・・・
    (狙い、インピーダンスを下げましょう、ほんとか?)
これらの電源はディスクリートで電源構成されており、ほんとにコンポの
CDプレイヤーにしては嬉しい凝り方です。
交換して2時間位聞いておりますが、エージングが進んできてだ、
ダイナミックな表現をしてくれます。
    これって、絶対に設計者、遊んでるよね
    楽しかったんかなー この裏面に オペアンプがいる。
    これはノーマルのときの部品配置です。
打耳かもしれません。(プラシーボ満点かな〜)
久々に16ビット機で遊べる機種に当たりました。
シンプルイズベストではないでしょうか?
それではご安全に、来週も過ごせますように・・・





LHH-300

2024-01-07 23:31:16 | コンパクトディスクプレイヤー
広島へ帰郷し、何気にご当地のオフに立ち寄った。すると、どうも?
2023年2月と記載してあるジャンクのCDプレイヤーが目に止まった。
もしかすると、12月かな?不明だ。
こんなものがジャンクとして置いてあるとは・・・・
それは、LHH−300だ。今まで、手が出ない領域のものだ。

過去を思えば、堀之内のオフで同機が入荷した直後でレジの床に10万円!!
確か3年前でしょうか?これもほぼジャンク扱いレベル。
見たとき、かなり外観がヤレていた。えー20年以上前じゃんと思った。
滅多に出てこないものである。床に直置き、泣けてくるね。

かなり高価であるが、これは一度触ってみたい機種であった。
しかも、取説とリモコン付きである。汚れの程度もほぼない状態で
良好であった。この潔いデザインと色合いに参ってしまった。
ネジの頭は潰れておらず、分解履歴はないと思われる。
ビットストリームでディファレンシャルモード機は当家にはない。
SAA7350は非常に面白かった。どうも、それよりも世代が前みたいだ。
SAA7321Gはマランツ系では扱っていないみたいだ。
この店にはマランツのCD−16がこのジャンクよりも多少安い価格で
3ヶ月保証でまともなコーナーで売っていた。
あれも面白そうだが、どうもDAC7は好きにはなれない。
デザインに品がない。(失礼、SA-17-S1 と同じデザインだが、どうもね)
LHH-300は、落ち着いた雰囲気のベージュ色が何とも素敵である。
フィリップスのロゴもいい感じだ。
通電してみた。特に煙や異音はしなかったが、トレーが出てこず、
エラー表示が点灯している。
   トレイが内部に入ると上記の状態です。
   この時点でCD押さえのクランプが降りていなかった。
   トレイを出した状態。白くて大きいプーリーがトレイ
   の動作とクランプをコントロールする。
   クランプの動作を決める金属バーが見える。
   これが下がらないと、クランプは下がらない。
レーザーが死んでいるのか?それともトレーの異常か?
2日悩んだ、ネット上ではトレイのベルト系がヘタるらしい。
しかし、発売の1995年を考えると28年くらい経っている。
その頃はもしかすると、樹脂ギヤーや樹脂関連の不具合が多いので
まさか?と思ったが、ネットで見る限り、ナイロン系の樹脂で構成
されているので一安心だ。
    トレイの駆動を行う金属ワイヤーとゴムベルト。
    トレイの水平移動のための金属軸と黒い樹脂の
    内側にオイルレスメタルがある。
    一般的なピックアップのスライド機構と同じ。
    それがオイル切れ、グリス類の変質による固着
    がよく起きる。
と、云うことは、もしかして CDM−4が死んでいる?やだよー
一様、アリババ系にはありそうだが、ほんとに信じていいのか?CDM−4
はあまり見たことがないが、バリエーションがあるみたいだ。
購入するときはあまりにも高価なので、少し安くなんない?って、聞くと
店員曰く、”なりません”と冷たい一言であしらわれた・・・ 年末なので
少しは引いてくれればいいのになーと、貧乏人根性丸出しです。
買ったら、モウこっちのものです。
家に戻ると、嬉しいことにネジがプラスネジであった。
もしかすると、トルクス?でなくてよかった。
バラすと大変です。かなりの重量部品で筐体が構成されています。
トレーはどうにか出てきますが、ディスクをチャッキングしません。
これはーと、云うことで、これかなーって、でかいプーリーを指で回して
みます。
    手前のスイッチがプーリーのストップ位置検知用
    です。この位置を誤って取り付けると、トレイの
    動作が止まってしまいます。要注意です。
    ゴムベルト交換時は要注意です。
    プーリーのこの裏面にもその他の動作用の
    溝が掘られてそれに沿って、同期したその他の
    タイミングをコントロールしています。
    ここにもグリスがありますが、拭き取って
    オイルやグリスを選んで塗布します。
    ある程度、拭き取って呉556を塗布しました。
そうすると、ディスクがチャッキングすることができました。
これは、良い兆候です。それが完了すると、いとも簡単にTOC情報を
読み取ります。 これはラッキーです。
再生ボタンを押すと、再生し始めます。

1枚を再生できました。どうも、ゴムベルトが経年劣化してるみたいです。
そこでオークションでゴムベルトを探して購入しました。
なんと、31日に購入すると、元旦に届いていました。
贈り主と郵便局に感謝です。
昔からの友人を家に送り届け、帰り際に携帯のニュースから能登の地震情報
があって、びっくりしました。(やっぱり来たのね。)
5日が初出社なので、3日の深夜に広島を立つ予定として、
早めの夕飯を町内の長崎ちゃんめんで食べようとしていると、羽田で大変
なことが起きておりました。(思わず、びっくりです。)
3日の夕刻、東京に到着しましたが、疲れですぐに寝てしまいました。
次の日から、分解が始まります。
ベルトを交換するにはちょっと手抜きを行いました。
プーリー軸のEリングを外しますが、メタルワイヤーや、プーリーが2重に
重なっているところは、ちょっと外して、ずらして、すぐにベルトを外して、
取り付けて、大胆かつ、スピーディーに完了させました。
意外にも機構部の汚れはそれほどありませんでした。
ピックアップのレンズもホコリもほとんどなく、多少の拭き取り作業を
行いました。
ラッキーだったのは、ドライブ自体がオープン状態でトレイを伸ばした状態で
筐体外へ取り出せました。
FLディスプレイも痩せもなく、輝度も十分です。
本当にボタン類に手垢が付いていないのは喜ばしいです。
きれいです。眺めていて、いい気分です。
さあ、動作確認です。
イジェクトボタンを押すと、スムーズにトレイが動作します。
(CD−17のようにガタついて動作しない。樹脂が悪いんでしょう、多分)
構造をみると結構、手間がかかっています。ソニーとかの1982〜84年
のトレイ駆動用でメタルワイヤーを使っているものしか、見たことが
ありません。
そのお陰もあり、非常に重厚なトレイ動作が行えます。
その関係でトレイとクランプ押さえ動作に力がかかるため、ゴムベルトが
変形してプーリーが途中で止まってしまう。
ネットの情報では数年おきに発生するとのことで要注意です。
オイルレスメタルで金属棒を20cmくらいでしょうか?トレイの移動分だけ
移動します。そのオイルが劣化するとオイルレスメタルがまともに動作
しなくなります。これが一番のまずいところではないでしょうか?
プーリーと金属軸だと相手が樹脂なので使用しているオイル(グリス)が
固着しない限りは問題ありません。(ソニーはその傾向が強い)
しかも、片側のみで幅の広いトレイをスライドさせるので僅か並行が狂うと
スライド動作はできなくなりやすいです。
クランプ動作機構も横棒1本でクランプのチャッキング動作を担っている
ので、スムーズに動作するように掃除することも重要と考えます。
古くなったオイルやグリス類は取り除いて、新たに追加するとスムーズに
動作します。(綿棒などで拭いました)
状態は思いの外、上々です。
まずは、D/Aコンバータ基板です。そこには動作するかもしれないが、
エルナーの赤いセラファインがたくさん使われています。
   ホコリが堆積している。
    下がゴールドに交換後

確かに、交換する前は音に迫力を感じる鳴り方ですが、逆に言えば、
荒くて高域が訛っているとも言えます。
すべて交換です。多少のアレンジで容量や耐圧はちょい多めに変更しました。
(これも手持ちの関係です)

この基板を接続せずに電源投入すると、FLの表示はしませんので、
仮動作時は注意が必要です。(やってもうた・・・死んだかと思った)
アナログ系の下の大きな基板はFR1フェノール樹脂基板ですが、
あるページでは安物と書かれておりますが、これも音色に関係している
かもしれません。(まじでコストダウンだったりしてね)
   手前が、D/Aコンバータの出力を合成するオペアンプ
   フィルター関連のコンデンサ類は付いていない。
   あくまでも合成用に用いているのでは?
ここにはJRCの5534Dが4ケあります。コンデンサがないので
フィルターとは思えません。勝手な想像ですが、ディファレンシャルモード
出力でバランス信号で送られ、合成して、最後にバッファーを通して
出力されると考えます。
今の時点、回路図は持ち合わしておりません。
私も偶にやってしまうのですが、5532(2回路入)とよく間違える
のです。ありゃ?8番ピンに13V?4番ピンは−15Vなんかおかしいな?
このときもCDは読み込むが音がか細く小さくノイズ混じりで鳴る。
壊してもうた・・・ と落ち込む。何がおかしいのか、確認し始める。
緑色のヒューズ抵抗を当たると、±15Vはある。 ん?どうなっているの?
そこで、5534は1回路入りだと思い出す。これだよー・・・・
あまり良くないが、LME49710を思い出す。2ケあった。
手持ちに5534はシグネテクス、テキサス、JRCあるが、
どれがいいか悩む。(その前に、動作確認しろよな!!)
ここの電源関係が正しくないとCDM−4の電源系もまともな電圧を維持
できなくなる。(このことで、壊したと、30分確認したが、オペアンプ
の電源系が正常になると、確実に電圧を復帰します。皆さんご注意を・・・
って、俺だけか。CDM−4系の電源グランドとD/Aコンバータ系のグランド
は分離されているような気がしました。間違っているかもしれません。
このときは焦っていたからね)
    ついでに、シルミックⅡがあったので電源の
    電解コンデンサも変更した。
    問題発生!! 本来は白い樹脂柱でD/Aコンバータ
    基板を保持するが、シルミックⅡを取り付けたので
    φ4金属スペーサー15mmを樹脂柱へねじ込んだ。
    でかいコンデンサつけると基板に接触してしまう。
電源のアナログ系の電解コンデンサも交換しました。オペアンプ系も
電源はいつものゴールドを使い、出力系はニチコンのブラックでこれも
容量、耐圧ともに多少奢ってあげた。このブラックコンデンサは
CD−880の残骸からの使いまわしである。
すべて、同じ銘柄では面白くないので、意識的に変更した。
シルミックがいいと思ったが、5日の夕刻焦って、猛ダッシュでサトー電気
さんへ急いだが、新年初日だったので、早めに閉まっていた。
残念です。近所の神社に行って、お参りさせていただいた。
音を聞いたとき、確かに音の表現力はあるなーと思ったが、もう少し遊んで
みようと思ったので、クロックのPLL化を行ってみた。

    TDA1541と同じチップセットだった。
    これは、今後、ピックアップが死んでも、
    D/Aコンバータとして利用できる。
ここで、ふと思った。 この信号処理のチップセットはどこかで?見たな?
あっ、CD−880と同じセットであった。SAA7210/P,SAA7220P/B
意外に古い組み合わせだと思った。確かにフィリップスは16ビットから
ハイビット化に進まず、ビットストリームに進んだ。
なぜか?ビットストリームの方が私は好きです。
なんでかね・・・だから、SA-17-S1はこれもいろんな手を尽くしたが、
使用していないのが現状である。(ああ、もったいない。)
そのほか、初期の16ビット D/AコンバータをソニーのDAS−702ES
やパイオニアレーザーディスクCLD939のSAA7350のD/Aコンバータ部
を取り出して、音楽を楽しんでいる。
やっぱり、弄れているのかな? 
そのついでに、共立さんのPLLクロック基板で水晶発振器から変更した。
音場がスッキリとして、奥行きの表現が非常に気持ち良い。
SAA7210/Pの水晶発振器につながっているパターンを切断して11ピン
へPLLクロックの信号を入力してあげる。
    デジタル処理系の基板裏。SAA7210 の水晶発振器の
    インバータ回路のパターンを切断する。
    いつも、共立のPLLクロックキットを利用。
    この下に秋月の低ノイズの電源3.3Vがある。
    PLL化すると透明感が増した感じです。
    音場が明確に再現されます。
    本来の水晶発振器でも彫りの深い音がして
    アナログのような表現をするってのはこの音だと思います。
    この音も面白いです。
    この水晶発振器の種類でも音と表現は様変わりします。
    デジタルでも音は変わるんです。
SAA系は5V系ですが、PLLクロックは3.3V系です。
この基板には必ず3.3Vで駆動させますが、出力はそのままでSAAへ
接続しても問題ないと思います。(本来は5V系へ移行するのが良い。
ただし、逆はやめたほうが良い。石を壊しますよ)
クロックの電源は秋月さんのお手軽高精度レギュレータキットを使用した。
オペアンプの変更をしてみた。
      合成      バッファー
ノーマル 5534D  5534D  迫力があり、濃い表現
変更1  LME49710       NE5534   バランスがよく細かい表現        
変更2  NE5534   LME49710  音が細くなる
やはり、バッファーのオペアンプの個性が影響している。
    元の電解コンデンサが小さかったのはこの白い樹脂柱
    の高さに合わせたからか?実際には白い樹脂柱以下の
    背丈の電解コンデンサが使用されていた。
    ついでにCDM4のコントロール基板、リード線部品が
    多いので古さを感じるが、逆に味のある処理ができるのかも?
    (ホントかな?メモリー量が多いと書いてあったが?)

   このロジックIC74HC74 74HC164(だったかな?)
   の塊、このロジック回路を経てD/Aコンバータへ送られる。
   ロジックIC達も元気をつけてほしいので、小さな電解コンデンサ
   を付けてあげました。
   南無〜
ばかな、ことばかし、やっておりますが、お笑いください。
とあるページには、この中身を見ると、ほんとに15万円の機種?
って見えるのも頷けます。(失礼な・・・ちょっと、張り子のトラの状態
逆に言えば、この空間と強靭な筐体(サイドパネル、天板、底板)
が私の好きな音色を奏でております。
見ていて、いいわね。
それではご安全に・・・


CDR-630

2022-11-20 20:25:31 | コンパクトディスクプレイヤー
会社の帰りにワットマンに寄って帰った。あー会社、面白くねぇ〜
何なんだ? 気分変えるためにも、ちょっと寄ってくか・・・
船に帆かけて、シュラ、シュシュシュ。
行かない間に、ジャンクの内容が一掃されていた。その中で、目を引く
ベージュ色? ナンジャラホイ? 懐かしのCDレコーダー CDR−630
のジャンクがあった。
すでに、部品取り指定となっている。かなり逝っちゃってるのかな〜・・・
過去にも一度、入手して今は里子に出している。
その頃は、まだ、あまり、部品交換はしていない時期である。
音の印象は低域がズバずば出てたような印象である。(特にヘッドフォン
アンプの音)
お家に帰って、さあ、どんなん、かな〜 
おぉおう!! アグレッシブな電解コンデンサの実装法であった。
見た瞬間、ブラックゲートじゃんまでは、良かったが・・・
青いコンデンサで105℃グレードのオーディオ用見て・・
え?
大変なことになっておりました。ケースにあたらない?
うーん? なにか?ご利益あるのかな?
ひやー、ダイナミック!!アグレッシブに攻められております。
危ない・・・
かなり、マニアックな方が手を入れていた模様・・・
ブラックゲートがあるって事は?15年以上前のことか?
そういえば、持ち帰るときに、筐体内でカラカラ音がなっていた?
なんかな?と思いきや、CD抑えのクランパーがカラって音出して、落ちて
きた。その替わりに磁石らしきボロボロのネオジウムマグネットが
クランパーがあろうと思われる箇所にへばり付いていた。
ネオジウムマグネットはニッケルめっきが一箇所でも剥がれると、さあ大変
ネオジウムマグネットの本体がボソボソ(焼結体が酸化して)と崩壊して
しまう。もとの構造がわからずじまいで、相当悩んだ。
3日目くらいのことか?クランパーはステンレスの華奢な保持板に嵌めるだけ
でホールドして、ネオジウムマグネットはディスク回転軸の中央の穴から
外れていることが判明した。
これをワットマンに流した人がどうしようもなく、手がつけられないので
手放したのでは?そのもとはオークションからの出物とも思える。
私もネオジウムマグネットの崩壊防止策を行わねばならない。
手元にあったペン式のブラック塗料があったので、これでヌリヌリして、
プラカラーの塗膜に命をかける・・・ 大丈夫かなー? 接着剤だと
接着剤の膜が厚くなるのでやめた。触らないだろうから大丈夫でしょう。
それにしても、なぜに回転軸にへばり付いているものがなぜに外れる?
禅問答のように思える。確かにマグネットを接着していた接着剤が外れたから
が、その前兆の元かもしれないが、その予兆は・・・
実はCDトレイを初めて外したときに気がついた。
それは、なんとCDトレイが強度の弱いところで2つに割れていた。
前所有者もなんとかしようと、接着剤で割れ目を接着していたが、この機種の
プラスチックは非常に脆くなっていた。トレイの駆動側が特にパキパキ割れて
どうもしようがない状態に劣化していた。グリス関連のケミカルアタックか?
それとも成形時の離型剤の悪さか?不明である。それともプラッチックの
悪さか不明である。会社のプラッチックの専門家に聞いてみよう。
当初はトレイを利用しようと考える。(当然だよね)
その答えが出るまでに1週間かかった。補強したり、接着剤の種類変えて
接着してみたが、どれも、手の施しようがない状態であった。
あまりの酷さに、写真撮るの忘れてました。
(気が気ではありません・・・脆すぎる)
ちゃんと、セッティングできればCDは再生できるので、どうにか動作させ
たい。(このときは、すでにアクロバチックなコンデンサ実装をまとも
入れ替えていたので、どうにかしたい。)
確かに、かなり、難易度の高い部品交換となった。
両面基板でチップ実装もある。それと、前所有者の交換手法がかなり、いい
加減でなんとも、ほんとに動作するのだろうか?疑問が頭によぎる。
しかも、パターンが細く切れやすい。そんな基板に対して、強引なやり方で
いじられているので、私も困り果てる。
コンデンサや部品交換は実物が実装時点でどのような大きさで極性など
判明していると、対処ができるが、いじられた後なので、判断がつかない
箇所が複数あった。以前の部品の大きさが非常に重要である。
交換してゆくうちに、うちの手持ち部品で大丈夫かなー や、 ここは、
このコンデンサでなーんて、やってると、取り付けた後、機構部などに
ぶつかることが判明して、やり直しとなる。(今回も何回かあった)
特にフィルターのオペアンプの電源ラインは前所有者はブラックゲートを
使用していたが、うちはニチコンの黒いやつを充てがった。
ふと気づくと、大きすぎることに一番最後に気づいて、こっちも安全な?
アクロバチック実装をしなければならなくなった。大変です。
ちょっとのことで、ショートや部品に接触しないやり方です。
アクロバットなところはこのように・・・
基板全体です。 シンプルね。
コンデンサの針山が誕生します。
少し浮いていますが、これはコンデンサの形状が大きくなったからです。
これはしょうがない。結構、攻めてますよ。(密集!!)
こういうことするときは、必ずその他の部品や電極部にあたらないように
確認しながら、実装します。今回、一部間違えて、泣きそうになりました。
黒コンデンサ、右の2箇所、緑ミューズ取り付けた後に、何だこの空き地は?
あっ、黒コンデンサ忘れてた・・・入らない。かなりリード線が斜めに
変形させて、はんだ付けも超難しかった。ビア壊しちゃったしね・・・
治すのは半べそ掻きながら、超涙目で続けた・・・
ほんとにここに接続していいものか? 接続点がわからん。
見えにくいパターン図と回路図から探して、テスターで導通確認して
修復した。ここまでやって、電源飛ぶと地獄だね。
気づけば、この時期からフィリップス、マランツともにCDドライブ側に
ディスクやピックアップ制御、A/Dコンバータなどの信号・動力系をまとめて
いる。情報見てると、ビットストリームのDAC7セットの前のコンパクトな
DACらしい。その名も TDA1305 ちゃんとビットストリームの絵がつい
ている。最初は、ちょっと心持たないなあー、と思ったが、先人の情報では
ダイナミックレンジが広いらしい。その時期のパソコン用のオーディオボード
についていたらしい。そういえば、色んなメーカーのDACあったね。
なおかつ、当時のパソコン用CDーRドライブとしても売っていたみたいだ。
よって、一般普及DACの部類である。
ドライブ名は、CDL3610 これは貴重品です。台数出てないだろう。
読み取りオンリーだと、このコンパクトなやつはまだありそうだ。
まあ、今見ても、CDプレイヤーのドライブは、ほんとに華奢だなと思う。
それでも、高級機になるとそりゃ、それなり気の費用かけるが、普及機になる
とそれはしょうがない。データのエラーがそれほどなかったら、きれいな音が
出るのだから、理に適っている。
このCDR−630もそうである。音は別にして、スイングアーム亡き後の
リニア動作でコンパクトなやつである。
その結果がCD抑えのクランパー機構に見て取れる。
トレイは何やっても、ボロボロと破壊してゆくのみ・・・嫌気が差す。
それではと、シンプルなピックアップ機構部をそのまま利用できない
かと・・・ 想いを巡らす。 ぽくぽくチーンである。
トレイを無くしてしまえ・・・ それがこれだ!!
   このデザインになるまで、悩んだのよー・・・
   電源はかなり熱を持つので穴開けて、ステンレスのメッシュ
   を貼り付けた。
   フロントの入口は、通風口で、暇なときにアルミパンチを
   はめ込もう。
トレイとドライブを支えているアングルを廃止して、合板を利用して基板類
を取り付けた。後はどのようにして? ディスクをセットするか?
迷いに迷う。そもそもトレイで出し入れする機械だから、さあー大変。
この状態になるまで、試行錯誤した。
次に問題なのは、ピックアップ部から伸びるFPCの接続が非常に大変です。
あいも変わらず、製造ラインで一体どうやってコネクタに嵌めたか?
疑問が残る。(頭が足らんから思いつかないが)その僅かな接触不良で
ディスクを読み取る、読み取らないの、どうしようもない状態になる。
(一時期、諦めるかと言うくらいに、ディスクを認識すらしない、
 やって、もうた・・・モードに陥る)
そんなこと、味わっているので、もうこの合板(床材の端材)の組付けは
触らないことにする。もう絶対にドライブ系基板は外す勇気がない。
トレイ廃止で問題になるのは、ディスクが有るか無いか?の判断がトレイの
レールに山があるのでそれでリーフスイッチをオン・オフすることで検知
される。その信号でトレイのモーター動作が行われる。
そう、オープンは、この板を後ろにスライドさせる。
ホームセンターで切ってもらったので、精度は良くて
するっと、スライドする。
イジェクトボタン押して・・・表示をEJCTにして、
右下のプッシュスイッチを押すと・・・
ほら、ディスク回転!!
TOC情報を読み出します。
トレイのベルトは入手当時からなかった。前所有者はどうやって使用したか?
不明です。
トレイを手で出し入れしていて、トレイの樹脂が脆いから、よいしょっと
押していると、前代未聞のトレイが折れることにつながったのでは?
と思う。
今のこの仕様は、リーフスイッチをプッシュスイッチに変更してディスクに
邪魔にならないような箇所に取り付けた。
トレイはないが機械側にディスクを入れることを伝えるために、イジェクト
ボタンは必ず押さないと認識しない。
表示にちゃんと OPEN と表示されているので、それに合わせて イジェクト
ボタンを押して、表示に CLOSE になったら、苦肉の策のスライド扉を後方
へ押して、開く。
本来であれば、CD押さえクランプ機構を押し上げて、自動で行われるが、
これを人間が行う。
  うちは、これなの・・・分解したことある人のみ
  このドライブ固定方法はわからんだろうね。 えっへん!!
ディスクセットすると、マグネットが有効に効いてCDのクランパーが
磁力でホールドする。
 これが謎だったのよぅ、黒い物質がリング状のネオジウムマグネット
 上の白いクランパーがカランコロン、箱の中で鳴っていた。
 ステンレスの薄い取り付けパネルにはめ込むだけで保持。
 ある意味、すごい!!
そして、増設したプッシュスイッチを押したら、CD情報を読み込む。
これができるので、安心できる。これが効かないことが続いたので、
壊しちゃったのかなーって落ち込むこともあった。
こんなことが続いたので、ピックアップのピックアップ駆動ギヤを指で
回して、スタート地点からわずかずらすと読み込むときがあることに気づく
あまり、ピックアップ内部まで分解したくなかったが、分解した。
目的のスタート地点検知のリーフスイッチが案の定、あった。
ここを分解するのも非常にリスクが高いです。
作りは非常に良いです。アルミダイキャストのボディでかっこいいです。
リーフスイッチの再はんだと外すと位置関係がずれるので、そのままの状態で
オンオフを繰り返して接触を促した。
せっかくだから、その他駆動部分をグリスアップを行った。
それを行うと、当然、ピックアップのFPCの接続を狭い状態で心を込めて
ガッチリ、接続した。前所有者がコネクタのロック機構を壊していたので、
片方をロックすると、逆が浮き上がる。それが起こると、接触が危うい時が
あるので、慎重に行った。
ここまで至るまでに、電源の問題があった。
ドライブ側の電解コンデンサを交換した後、電源を投入してもデジタル系は
動作しているみたいだが、音が出ない・・・
ナンジャラホイ? 電圧を確認するとアナログ系の±電源が死んでいる。
そりゃそうだろう・・・、あんなアクロバチックなリードさばきでは・・
それではということで電源基板を見ると、やたらと105℃グレードの
電解コンデンサが多用されている。コンデンサやレギュレータのはんだ付けは
ちょっと問題が多い、パターン剥がれあり、ぐらつきあり、補修のレベルが
全体的に低くどうしようもない状態です。
決断の時が来ました。 全部交換しよう・・・
  部品交換前、見た目は整然としているが、裏はもう大変よ・・
  なぜに?鉄の放熱器で済ませてのか? 設計者の意図がわからん。
  壊れてくださいって、願ってやったのか?
  ある意味、悪意を感じる。やたらめったら、回路用ヒューズが
  たくさんある・・・
  オーディオ系の電源の整流ダイオード、飛んで、その影響で
  回路用ヒューズも昇天してました。
  前所有者は、わからんかったのかな?
  交換後のパターンは至るところで切れかけているし、
  電解コンデンサはプラプラ状態です。
  (これは、やめましょう。危険です。二次災害のもとです)
気づいてみると、STIの半導体・・・あの当時あったっけ?
あの当時のレギュレータパッケージはキュービック型のはずだが・・・・
付けられていたのは、両サイドの窪みがあるパッケージは今どきと思う。
ということは?動かないから、すべてレギュレータを総とっかえしたのか?
死んでいたところはアナログ系の電源でヒューズ抵抗が切れて、ダイオード
も2本死んでいました。
はんだ付けされたところは、パターンが浮いていて、皮一枚状態の箇所が
多く、危険な状況でした。
コンデンサのリード線の端切れで、細かなところを補修しました。
ガッチリ、パターンを補修したところを部品に力をかけて遊びがないことを
確認しました。
100V系の電源コネクタを廃止しました。それと同時に電圧変更の
スイッチも同時に廃止しました。
やけに100Vの設定箇所が執拗に幅のあっていないマイナスドライバーで
回されています。なぜに?電圧変更しなければないらい?それとも海外から
来たものか?それとも、動かないから、いじっちゃった?
そんなもんだから、なぜか電圧変更スイッチを外すと、かんたんに200V
240Vのはんだつけ部のパターンが外れてしまいました。
100Vのメガネコネクタを廃止するのはかんたんですが、どうやって?
ケーブルを筐体に固定するか?基板へどう導くのか?が問題で一日かかった。
パイオニアの古いのCDプレイヤーから外したケーブルを加工して強度を
保たして取り付けた。電線の取次は端子台を利用した。そうすることで、
入力側の受け渡しが簡単になった。
それにしても、電源部の発熱量は異常なほど高い。電圧のドロップ量が
異常に大きい。なおかつ、放熱器は鉄板のL字である。これでは、電解
コンデンサの熱による劣化が激しいのも当然である。
前所有者も105℃グレードに拘ったことも頷ける。
それでも、アナログ系電源のマイナス側の105℃グレードの外皮がすでに
後退していた。
そこで、アルミの3mmくらいの板を放熱器にしてもよいがこの厚さになると
なかなか折り曲げられない。鉄の放熱板をそのままにして、単体のTO220
型のアルミ放熱器をたくさん、たくさん付けてあげた。
その時である。鉄の放熱器にドリルで穴を開けている最中に滑って、
基板が飛んでいってしまった。ちゃんと鉄の放熱器を外して単独でやれば
よいのに手抜きをすると、しっぺ返しにあった。
鉄板以外の単独で取り付けられているレギュレータはその衝撃でパターンが
破壊されてしまった。(人を笑うことができない。パターン再生となった)
そうしたことで、丈夫になって良い面もある。
アナログ系の電源が飛ぶって事は何があったのでしょうか?
アグレッシブ過ぎて、どこかショートしてしまったのか?
電源基板は上面部品実装面に電解コンデンサはほとんど取り付けず、
ウラ面に取り付けた。幸いなことに基板面と底板の間に空間があるので
助かった。ここでも電解コンデンサの高さ稼ぎのために5mmのスペーサー
を噛まして対応した。
天板は見ての通り、集積板で模様がかっこいい。ここまできれいに切るには
ホームセンターで切ってもらうしかないです。
センターはスライド式なので、正確に切り出したい。
電源の天板には通風孔を開けて、ステンレスメッシュを貼り付けた。
  あまりの熱気に閉口する。
  いろんなことあったので、写真撮らなかったが、あの鉄製の放熱器に
  レギュレータの真後ろに小型のアルミ製ヒートシンクを個数分
  取り付けて、発熱量を下げて、効率を改善した(と思う・・)
  実は、熱の関係で基板の上面に電解コンデンサはほとんど
  配置せず、お得意のウラ面にいろんな格好でそれなり気の
  電解コンデンサを取り付けた。この電源回路基板は、少し浮いた状態で
  基板下に空間があるので良かった。
無いよりはいいだろう。吸入孔がわずかしか無いので、少し問題ではあるが
再び、ドライブを改造することを考えると、気が滅入る。
(再起しないかも・・・)
音の方は、ビットストリーム機として数台触ってきたが、CD17よりも
音のまとまり、自然な雰囲気が非常に良好である。
宇多田ヒカルの初恋では、低域がバッチりでて、細かい音がよく聞こえる。
ヘッドホンで聞いて驚いたが、最後の方の曲で前奏中に さあ行こうか 
って言って、つぶやいて歌に入ってゆくところはなかなかです。
M501改造WE300シングルアンプとL82CLASSICも気持ちよく
音楽を奏でてくれます。
あの木目の天板、我ながら、格好いいと、自負しています。

ええ感じですよ。
自分で直すのも楽しいですが、火事や漏電とかありますので、そこらへんの
知識を持って、対処してください。(私も、いい加減ですが・・・)
それでは、ご安全に・・・・

その後も、実は、CDR630のデジタルアウトを利用して、また、懲りも
せず、めったに、出会わないものを修理しております。
苦労したが、これも、ええ感じですよ・・・・















CD1a その4くらい? だったかな〜

2021-06-06 12:12:39 | コンパクトディスクプレイヤー
天候の急高下で体調が悪いのなんたって・・・・ 遊び部屋のプラズマテレビは遂に
壊れるは、携帯に至っては、電話のアプリか?何かがバージョンアップしてダイアルして
耳に近づけると、画面が消えるのがここ1年位、なっていた。
それはバージョンアップで正規機能と思っていた。 
どう探してもその機能を解除できなかった。 ネットで検索する・・・
この機種は画面が外れやすく、センサーの誤動作であることが判明する・・・・
あ、なるほどね・・・ ハッキリ言って、ハイテク機器は苦手です。 もういい・・
電話とメールと目覚ましと迷い子のときに地図、オフとかでネット検索できれば御の字
です。ソレ、意外のものはいらん。 あとは写真が撮れて簡単に見れればそれで良し。
早速、ドコモさんに予約して、機種変更してもらった。もう、パスワードなんか忘れ放題。
本体の写真アプリはバグがあるらしく、6月中旬以降のバージョンアップで直る見込み
とのこと、コレはしょうがないね・・・ 待つことにしよう。
前の機種は指紋認証できないのに、指紋認証がされてません・・・って言われてもね、
センサーがないんだから性がない。新しいやつは、タダでも、指のタッチが怪しくて、
画面操作もまま成るぬ者がやったら、案の定、親指は全く登録できない。
人差し指で時間をかけてやっと登録できた。まっ、使い始めたら、いい感じです。
指の先端から腹にかけて硬いねん。溶剤や機械いじりでつるつるで硬い。居るよね
こんな人・・・(タイの地下鉄券売機で、パネルタッチだめで、タイ人に笑われる始末)
これから、また、はじめて物語が始まるんでしょう・・・
よく携帯を落下させるので、シリコンラバー枠付きのものを選んだ、デザインも好み
である。頑張ってくれー(って、自分がな〜って 携帯に言われそう)
みなさんも、デジタル機器のゴタゴタに巻き込まれぬよう、ご安全にぃ。
今回、T-2 チューナーをどうにか救い出し、ご機嫌に動作している。
PLLのLA3350の足の黒ずみを落として以来、19kHzが安定して動作している。
今回は周波数カウンタで合わせてあげた。いい感じでロックしている。

携帯交換中、通電しっぱなしで夜まで動作させたが、動作は安定している。
ホントにいい音です。
そこで、本題のCD1aですが、前回までは、ファンまで投入して筐体内の熱を逃がす
ことを優先にしていた。それでも、かからないCDは出てくるは、再生中に止まるは、
で、どうにもお釈迦モードに陥った。
ピックアップ? そりゃ、もう入手不可能でしょう。OHP-31だったかな?
もう、世界中を探してもないでしょう。
 前回はピックアップユニット部の2SC1815GR? 2SA1015GR?だったか
交換して多少は改善した。 が、今回T-2を修理したら、あの黒色筐体を並べたく
なる。ということで、持ってきたは、いいが・・・・

やはり、動かなくなっていました。残念・・・ 私の好きな番組は、名車再生や
CAR SOS思い出再生カーレスキューです。あんなにボロボロの車を復旧させる。
感銘を受けている。 そう、頑張らばければ・・・・ 
じゃあと云うので、T-2そっちのけで、修理を行う・・・・
ピックアップのレンズ汚れではない、ピックアップ部のオイル切れでもない・・・
今までの足掻きで熱源の電源系を外へ追い出した。
ファンを回転させなかったら、途中で止まってしまう。
だけど、ファンの電源は後付なので非常に邪魔です。この機種もヤマハ謎の小信号
スイッチでリレーを動かして商用電源を入り切りする・・・・この機構を使用して、
ファンの電源も連動させていた。 ファンの回転数も落とさないと、風切り音で
うるさくて性がなくなる。
そこで、改めて、どこが熱くなるのか? 再度、考慮してみる。
1,制御系のCPUやコントロール系のICが一番熱い。しかも、天板との隙間もそれ
ほどなく、空気の流れもない・・・ 最終的に熱が籠もり、天板のアルミ板を熱して
しまう。そのせいか、時間表示が欠ける現象が発生し始めた。
これらの半導体類はほとんど在庫がないと思われる。以前の所有者もあれこれ、
手入れをしたが、手に負えなくなって、私のところへ嫁いできた。当然、オークション
なのですが、人気がなかったですね。
修理当時、制御系の半導体に適当なヒートシンクを貼り付けて、忍んできたが、
やり方を考えなければ、ならない。
瞬間接着剤で貼り付けたので、無理やり横にひねって、剥がすが、その時外れない
ものが出てくる。 えいやっ て、やるが、半導体にひずみが行かないか?
ドキドキしながらやった。 以前、何回か接着しているので接着層が汚い。
空間もアチラコチラに散見される。 そんな時はどうするって?
そりゃ、デザインナイフで半導体の樹脂の表層をガリガリ、剥がしてゆく・・・・
    古いヒートシンクを剥がしたら、瞬着の層が汚くこびりついている。
    デザインナイフでゴリゴリと剥がす。
これも、勇気がいります。どうやって、あの大きなボディーに大きめのヒートシンクを
取り付けようかと、思案すること3日間、平面をある程度得られたら、放熱グリスを
チョット多めに塗布して、ボディよりも多少大きめのものを選んだ。

そのままでは、いずれ、ズレ落ちるので、ヒートシンクにL字金具をネジ止めして、
基材のみの箇所にその一端をゴリラ接着剤を使用して、ヒートシンクがズレない
     L字固定はまだしていない・・・
     このときはまだ、通風孔を角材で行っていた。
                  外観は少し変わる(天板が少し上がる)が動作する
     のでこれでよし
ようにした。(この小さなL字金具は便利です。簡単に曲げられるしね)
そうすると、次の問題は、高さの問題です。最終的には天板を15mmくらい持ち上げて
空気の流れ道を確保すること!! これが一番悩んだ。

こうしてしまうと、あのキューブ型の筐体デザインが失われるが、家は博物館では
ないので、稼働させることが重要と判断して、筐体のインナーケース側に使われて
いない、強固な鉄板が存在していて、そこのネジ穴を利用した。
     これが支柱となる。
本来は使用されなく、むしろ、天板の一枚の穴のないアルミ板の美しさを壊してし
まったが、これしか止め方は、思いつかなかった。
以前から、蓋を閉じずに、使用することも考えたが、ホコリが入ったり、回路に金属系
のものが入り込んで壊しても良くないので、ファンで空気をかき混ぜる方法を
とったが、効率が良くなく、風量を押さえるが風切り音が耳に付く。
ドライブ側は空気孔を制限して、ホコリの進入を少しだけでも押さえたい。
其処には10mm角の木材で制限してみた。
だけど、空気をどこから流れ込んでくれればよいか?考えてしまうし、15mmの隙間が
開いてしまうと、目に付いてしまう。

フロント方面からの目隠しはJ型のアルミ板を持っていたので、それをはめ込んで、
みた。本来であれば黒い塗装を施したほうが同化するかもね、黒のアルマイト塗装
はなかなか、色味が難しいので、銀色のアルミでアルミ感で我慢する。
あの黒色アルマイトの色が非常に見栄えを左右する。今回は我慢しましょ。
回路側は15mmの隙間全開です。
そこまで、するのであれば、下側基板(D/Aコンバータや、アナログ回路系)まで外して
オペアンプやそれらの電源回路系を強化、出力部のカップリングコンデンサも換えて
みよう。当時の標準はテキサスの5532です。ここで問題が発生です。
   真上からの状況 下段は、RF信号以降の処理とD/Aコンバータ、フィルター
   出力など、左側の上の回路は電源回路ここのワイアラッピング処理を外して
   すべてはんだ付けを行った。 その時あることに気づく・・・
交換できるようにDIP8のICソケットを取り付けようとするのですが、どうも入らない?
なぜに?それと交換時困ったのが、周りのフィルムコンデンサが大きすぎて、交換
しにくいのです。丸ピンタイプなのでゆっくりと外側に広げます。そうすると3ケほど
お釈迦にしてしまいました。要はピンが折れ曲がってしまいます。
なぜ、広げないといけないのか? オペアンプを外す時も少し違和感があったの
ですが、どうも、石の下にパターンが走っており、その関係でわざと広げて実装
下みたいです。なんと言っても、この機種の命でもある、あのモノリスのお陰で、実装面
はいっぱいです。コンデンサも大きいしね・・・このアナログフィルターが命です。
    信号処理基板2枚外すとこのスペースが出てくる。
    アルミ板が中央にあるが、本来であれば、2段目の基板が来るが
    そこにシリーズレギュレータがあり、ヤマハ大好きの4角柱のヒートシンクで
    放熱する。放熱するのはいいが、RF信号処理、ピックアップサーボ系の
    回路部を煽る形になるので、ウラ面にレギュレータを移動させ
    底面に接触させて放熱させる。 それにしても電源ケーブルは
    四方八方へ分岐してゆく。
    そんなコトしてると、ドライブの停止スイッチの配線を切ってしまう。
    未だに、回路図未入手・・・ すべて推測と感・・・
ドライブもギミックいっぱいで大好きですが、このオーバーサンプリングしていない
音も最高です。
オペアンプはLME49720へ交換しました。繊細さを出したい。 出力のカップリングは
黒いやつを使ってダイナミック感と静けさが得られればと考えました。
電源系もパターン側に追加した。ここは非常に判り難いのでよーくパターンを追わ
ないといけません。
それらをやっていると、なんと、動作しなくなりました・・・・
やって、もうた・・・ 配線のコネクタは非常にたくさんある・・・・ 
それと、この時期特有のワイヤラッピングの配線系が不安定な挙動をすることがある。
それらをすべて色と線の種類を書き留めて、全てほどき、四角いピンの酸化膜を
デザインナイフで剥がして、ワイヤも酸化した錫めっき部も切り離して、新に剥き直して
はんだあげを行う。その際はピンへはんだ付けを行うので、あまり長くなくてもよく、
少しからげを行い、はんだ付けを行う。
元に戻すが、動作しない・・・・ どっぉしよぅっかなぁ〜
傍と、ドライブの機構部を見ると、ドライブ収納確認のスイッチ配線が切れていました。
恐ろしや〜・・・ 直すと、あら不思議、動作するではないですか〜 ラブリィ〜
アナログ回路系はどうにか、治まったが、相も変わらず、RF信号からデジタル信号
処理する回路が一番問題である。制御部はシリコングリスと放熱器で改善した?
かな? むかしから悩みどころのフォーカスやらRF信号とかの回路はなんとも
しがたいところがある。調整始めると、大変な箇所たくさんある。半固定抵抗器も
ハンパない数あって、弄り始めると、ドツボにはまる。
以前よりは、良くなったが、CDを読まないものが発生する。
いっそのこと、TO220系のトランジスタにヒートシンクをつけてみる。温度上昇があると
再生が止まる傾向があるので、それでは、ヒートシンクを付けますか・・・・
かなり際どいスペースで取り付ける。触れたらさあ大変・・・変った豆粒ダイオードなど
特殊過ぎる部品が壊れないことを祈って行った。
それらを行うと、あらあら、安定して、ファンも回さず、動作し始めました。
有難いね、アナログのバッファーやオペアンプも交換したので、非常に聴きやすく、
楽しい表現に聴き入ってしまいます。
今回、初めて電源回路のケーブル接続部をはんだ仕上げにしたが、そこで思わぬ
発見をする。
    両電源のリファレンス部のところだが、ツェナーダイオードのところだが
    なんと、抵抗に置き換えられていました。勘弁してくれ、電圧から推測すると
    両電源なのでもう片方のツェナーを見ると5.1Vらしいので、手持ちの
    ツェナーに変更した。 前所有者、おいおい、大胆不敵ね・・・・
    それと、近くの酸金抵抗が燃えかかって、抵抗値が増大していたので
    手持ちの金属板抵抗へおき替える。
     もう勘弁してください・・・ コンデンサも変えてあげた。
 
オマケとして、少し良いことをしてみた。管球王国のスピーカーの逆起電圧対策の
ストッピングダイオードを実践してみた。
すでにアドバンスの300Bシングルアンプは出力トランスの根本にローカル電源
として、電解コンデンサを180μF位取り付けていた。耐圧が足らないのでブリーダ
抵抗を取り付けて電流のアンバランス差をなくすように取り付けている。
ダイオードを付けなくても多少は効果があると思うが、ダメ元でファストリカバリー
ダイオードを取り付けてみた。
音の分離度は上がるが、重心が下がりすぎる。 最初は困惑したが、馴染んでくると、
音の輪郭や響きが心地よく聞こえてくる。滑らかさを得ることができる。
ショットキーダイオードへ交換してみる。 個々の音がくっきりして、滑らかだ。
400V100μFの容量とした。多くすると低域のレスポンスが悪くなる。
それと、前回はコンデンサの耐圧を上げるためにシリーズ接続にしていたが
ブリーダ抵抗470KΩを付けていた。
今回は耐圧に余裕があるためブリーダ抵抗を付けなかった場合・・・
低域が痩せてしまった。トランスの電力供給元にコンデンサとショットキーダイオード
(アノードをマイナスへ落とす)と470KΩをパラレルにしたら、スピーカーの逆起電力
を低減させ、滑らかさと分解のアップが得られた。高抵抗で少し消費させたほうが
いいかもしれません。
もう一つの嬉しい誤算がある。
CDバッファーアンプのボリュームをマックスにする。
当家では、皆さんのように良い機械類がないので、なにかの味付けが必要となる。
そこで、那須好男さんのCDバッファートーンコントロール付きを愛用しているが、
回路の音を活かそうと思って、ボリュームを11時方向まで回転させて、使用できる
ようにCDの信号をワザと減衰させて、バッファーアンプのSRPP回路の音色を
押し出すためにやっていた。 ある時、どうもこのCDバッファーから誘導ノイズ
らしきものが小さく乗ってくることに気づく・・・ 困ったなー?
ボリュームの回転角度11時方向あたりから、聞こえるようにようである。
出力側のカソードフォロアーの終段がノイズの原因かと疑ってみるが、どうも違う。
あー嫌気が差してきた・・・分解面倒くさいな・・・と思いながら、冗談半分で、
ボリュームマックスで聞いてみた・・・ 唖然とするくらい、音が生き生きしてきた。
躍動感が表現されて、重心も下がっていい感じである。
久々の収穫である。ということは、ボリュームの前に入れてある、分圧抵抗の
品種によってもっと音が変わるかもしれません。ボリュームあくまでも最小か
最大かのどちらかの使い方で、フェーダーの感覚で使用します。
いろんな、アンプ回路を経て鳴っていますが、異常に悪い方向に向かっているとは
思えません。
すべての条件が入り混じり、楽しい音が聞けていると考えます。
嘘のようなホントの話です。
大瀧詠一さんのロングバケーションのCDを聞いて、音のバランスを確認しました。
(このCD大好きです。別冊ステレオサウンド
  大瀧詠一A LONG VACATION読本 面白いですよ 流石、内藤さん
  1991 CSCL1661 で聞いてます。 40周年版聴いてみたい。
  ちなみに最初に買ったレコードは 1983年のマスターバージョンでした。)
ご安全にね・・・・(今週はものすごく疲れた。。。。)
他の真空管アンプにもこのスピーカーの逆起電圧対策やってみようかね・・・
面白い結果になるかも・・・



 












CD-880J

2021-02-06 19:52:33 | コンパクトディスクプレイヤー
アレヤコレヤで制限いっぱい・・・ 過ごしにくくなってきた。
自転車を運転される方へ、ちゃんと周りを把握して、運転しましょう。
(もちろん、車もそうだが)住宅街の交差点でも全く、確認しようとしない方がいらっし
ゃる。夜間だから、当然車は何が知らかの照明灯は点けているが、無灯火で車を無視
するかの様な運転は、危険です。そのような方だから、当然のごとく、信号付きの
交差点を進行方向、赤色点灯だが、止まらず、斜め横断で好きがって・・・、
いい加減にして欲しい。 信号待ちから、進入しようとしていた車もびつくりだ。
コロナ禍が長期化するに従い、その様な方が多い気がする。
先日も、見通しの悪い交差点の暗がりから、無灯火のおばちゃん自転車登場、
一時停止して、交差点の状況確認中に私の車の前輪付近まで近づいて、ようやく
自転車は停止する。
しかも、おばちゃんは不満げだった。嫌気が差したので、先に行ってと合図しても、
車を見ること無く、遠くを見つめて横切っていた・・・ 
私の車の遥か遠い彼方に何か、見えていたのか?
 (射的の的じゃないんだから、遠くを見ているのに眼の前の車は認知しない・・)
皆様もご安全に・・・・ね。
ホントに、久々に多摩方面のオフに行ってきた。(ホントだよ、多摩方面はね・・・)
雪が降る予報であったが、コレと言った、雪は見られなかった。 (少し残念、スタッド
レス履いてるもんね・・・万能ではありませんが、常識的範囲での車利用です。)
2件目のオフで、デンオンのプリアンプがあり、”ほう”って、驚いていると、これは・・・・・
もしや、マランツのCDプレイヤー発見!! しかも、サイドウッドあり。
程度も良さ気です。札には、トレーが開きません。動作確認できない。3万なり・・・
たけーなー、どうしたものかと、考え倦ねる・・・店内を放浪すろこと3巡目、で、
おじさんがそのCDの前で止まった・・・、近くにゆくと、過ぎ去っていった。
セーフ!!、危ない危ないで、棚から引き出して状態確認。無茶苦茶弄られていない
ようだ。 オークションで何度も落札できなかったものである。
レーザー死んでたらどうしましょ? と不安が過る・・・ 
買ってしまえと、清水の舞台から飛び降りた・・・ まっいっか・・・
 最悪、D/Aコンバータで楽しもう・・・
悪知恵はいくらでもある。(いやー、黒歴史ですわ)
マトモであれば、クラウンマークあるかな? 外されてないだろうね・・・・
音が出ないんだから・・・ 持ち帰る時に、かこん、かこん、とピックアップが揺れてい
る。このくらいじゃ壊れないと思うが、あまり気分の良いものではない。
この機種は、ピックアップ固定ネジ式で、前持ち主が保管してないと、だめである。
当然、ジャンクコーナーなのでそんなの最初からない・・・、穏やかに運転します。
聖蹟桜ヶ丘と稲城の峠道は結構、白バイやパトカーが取締をやっている。
緩やかな下りは、スピード取締区間。それを知ってるか知らないか不明だが、
70Km/h以上で追いついてくる、セッカチな車がたくさん居る。
危ないし、信号結構あるので、60Km/h以内で自然の惰力でドライブする。
追い越されたゴルフに追いつく・・・ 
それでも、必要なまでにその他の車を追い越して往き、次の信号で一緒に止まる・・・
そんな方は、やはり運転が荒い、周りの車も
その車から距離を置き始める始末・・・・ 稲城の平地に行っても、同じ信号で止まる。
なんだかね・・・(あ、車ころがしの話じゃない)
お家に着いて、分解する・・・ 唖然である。トレーが開かないのは、すでに、駆動用の
ゴムベルトがない。最初はどこかに溶けて落ちているのかな? と、思ったが、キレイに
プーリーの方も掃除されている。
 
転売対策か・・・ それでも、ある程度、価値がある機種なので高値だと思う・・・ 
とりあえず、トレーのプーリーを指で押し回して迫り出させる。
結構スムースに動作する。電源入れて、CDを読み込ますと、回るが、ピックアップが
スイングしてカコンカコンで停止する。その他は動作しているようだ・・・
ピックアップは恐らく、逝かれているのでは・・・確率が急上昇である。
    ありゃ、すでにカバーがないと思います・・・・ 何をやった?
困り、果てる・・・ そういう時は、どちらかの先人の知恵を借りるしかない・・・
キーワードは、CDM1MK2 ピックアップ である。
そうすると、過去に修理のお勉強させて頂いた、 スナフキンさん のページである。
そう言えば、過去に修理していたような・・・・ 頭の片隅の記憶が蘇る。
そんな時に、CDM1MK2でCDM2にお世話になるとは思っていなかった。
ここに、良い情報がある。ピックアップの移植である。
   この写真は、CDM1MK2のピックアップこのスイングアーム機構の
   止め金具の高さが異なるだけで、移植は可能です。
   流石、 スナフキン 様!! ありがと・・・
   書かれて、すでに6年以上経っているのでは・・・・
そう言えば、あまり好きではない、CD−650がCDM2を載せていた。
スイングアームの機種でようやく入手可能なものがCD−75やCD−650しかあり
ません。
どうにか、スイングアーム系とTDA1541Aの機種を残したかったが、どうも、あの筐体
とフィルターの相性がどうも気に入らないので、放置していた。
共立のPLLクロックも載っている。それよりもCD−75の方が音にまとまりがあったが
、制御系の故障でドライブは取っておいた。
ふと思い、ドライブを探しだしたら、ピンポン。 スナフキン 様のページのとおりに
分解してピックアップを移植した。ただし、CDM1MK2とCDM2は 氏 の云うとおり
高さが5mm位異なり、CDM1MK2の筐体にCDM2のピックアップを取り付けると、
フレキシブルケーブルが短くなる。しかも、そのフレキは、CDM1MK2ではアルミ
ダイキャスト、CDM2はプラスチック製の筐体の窪みにはめ込む。
すると、フレキの長さが災いし、サーボ基板にギリギリで接続できるが、無理がある。
   CDM1MK2のサーボ基板側この基板の固定枠はピックアップ部から
   伸びているフレキの長さが ちと、 足らないので固定枠をその場所
   のみニッパーで切断してやった・・・そうすることで、フレキがコネクタに
   接続しやすくなる。
   それと、無理してフレキ押さえは使用する必要はない。スイング動作に
   引っかからないように確認は必要です。
ピックアップの動作自体がわからないので、とりあえず、そのまま本体へ戻す。
注意点としては、恐らく製造されて、ここは分解されていなかった模様なので、製造時
から、ドライブ筐体部がサーボ基板の電源系コンデンサ100μFを2ケ並んでいる内の
一つに接触してそのコンデンサを押し付ける癖がある。コレは要注意です。
基板を固定する時は、コンデンサを押しつぶさないように・・・ もう、完動品がほぼ、
無いに等しいので、もう骨董品の部類である。
サーボ基板ははんだクラックが多少あった。コンデンサ類も交換した。フィリップスの
コンデンサは劣化が早い気がする。メイン基板の方も制御系以外は交換した。
前所有者も多少ははんだクラックを疑って、修正が入っているが、
こんもりはんだが多い。
    そこまで、はんだを盛らんでも良いがな・・・・
    それよりも、他の箇所にたくさん、はんだクラックありますが・・・
    何故にチップトランジスタだけ、修正するのだろうか?
CDを読まないので、どうも、制御の石(XC68HC24)の端子全部をはんだ修正
をしたみたいだが、そこではない。
   下のように全ピンはんだ修正していますが、熱量が足らないので
   部品面ははんだが引けています。両面基板なのでスルーホール部の
   はんだや、ベタパターンがあるとはんだ修正も努力が必要です。

むしろ、レーザーピックアップの故障を疑ったほうが正解だったようです。
基板全体を隈無く観察すると、はんだクラックが多く見逃されています。
ピックアップを交換後、運試しの電源投入!!
無事、CDを読み込みます。 ヤッター CD−75では動作していたものです。
おおっ、復活か? テラークのCDは読み込むのですが、逆に日本のCDが読み込ま
ない・・・、どうなってるんだ?
普通と逆の現象発生。
    すごいっすね、アルミダイキャストで筐体枠が構成されている。
    CD−650とは真逆である。
    今回分解して判るが、本体重量はこの枠ではなく、5mm厚の鉄板が
    この枠に底板として張り付きます。重い・・・・
ドライブをまた、分解して、2つの半固定抵抗器を弄る。山師調整を行った。
CDを読み込む途中で終了となる。 ディスプレイには ERRORと表示が出る。
2日間悩んだ・・・ ピックアップのフレキを確実にサーボ基板に接続するために、
ドライブ筐体側のフレキ固定用アダプタを取り付けなかった。
それを押し付けると、フレキは固定されてスイングアームの邪魔に成らないように
なるが、如何せん、長さが足らない。 フレキ側に位置決めの出っ張りがあるので
それだけでドライブ筐体に引っ掛けるだけにした。
スイング動作に悪さをしないと判断した。(そりゃ、長さが5mm程度短いので)
サーボ基板を止めてある、樹脂フレームもフレキの箇所はニッパーでカットした。
これで、楽にフレキをコネクタに接続できる。
サーボ基板の半固定抵抗の調整を適当にする。なんたって、調整箇所が不明です。
サービスマニュアルを探し出したが、ハッキリと調整法が載っていません。
っていうより、すべて英語です。 困った。特にCDM1MK2のポイントが見つかりま
せん。こういう時は、CDの回転とピックアップの動作音を静かな動作音になるように、
調整します。
(出たよ、山師調整の真骨頂、サービスマニュアルよく読むと、書いてあるが、
 私の理解度が足らない・・・・英語とドイツ語とは・・・・とほほ)
あとは、何種類かのCDでチェックして、問題ないように位置を決めてゆきます。
嫌気が差してきたので、レーザー出力調整らしき半固定を左一杯に絞って、
わずか動かすと、読み取る傾向がある。フォオーカス調整はほぼセンターで、読み取る
ようになり、CDの回転も静かに回転し始めるポイントを探り出した。
(ほんとは、マニュアルに書いてあればいいが、CD−880はなんとドイツ語である・・・
読めません。むずい・・・、これも北欧?のサイトから見つけてきた)、ズレてくると、
急激な回転や、回るようで回らない動作に陥ります。これは困ったものです。
そこの結論までには、2〜3時間かかったでしょうか?
CD回転のスピンドルモーターも注油してあげました。
ここで注意!! ピックアップの機構部を分解する時は、軸の上下に小さな金属ボール
がありますので、失くさないように・・・そこにもチョットだけ注油が必要です。
でも、良かったです。死蔵のCDM2のピックアップと互換性があってね・・・
(スナフキン様 に感謝いたします。こんな情報どこから得るのでしょうか?)
もう一台CDM2があるので、どうにか維持できそうです。
音は出たのは良いが・・・問題が発生する。前所有者は動作しなくなって、
放置された? 金メッキのRCA端子には白い絶縁膜が厚く成長しており、マトモな
接触が得られない、状況でした。
そりゃ、低域が全くなく、かぼそい音が鳴る状態です。RCAピンジャックをゴシゴシ
回して、絶縁膜を剥がす。(最終的には綿棒の紙軸でしごいて落とす)
ようやく、マトモな音が鳴り始めます。

このときは、まだ、メイン基板の電解コンデンサ類を交換していません。
エルナーの赤いセラファインあまり良い思い出はありません。
    中央にあった正負電源回路部のコンデンサ足が抜けてます。
    腐って抜けました。
液漏れと腐りきった音(眠く、力がない)しかしない傾向が強いです。
そりゃ、30年近く前のものです。
電源基板側から交換開始です。

この電源基板は分解が大変です。ACケーブルはハトメ端子ではんだ付け・・・・

コレは大変です。引っ張られるのが嫌ですから、いろんな事で対策をされていますが、
なんで、この方法なのか? 太い撚線ケーブルを確実に留めるにはコレしかなかった
のかな? 合理的ではあるが・・・
     電源基板自体がコの字型してると扱いが大変です。
     下手すりゃ、折れます。
電源基板は片面実装なので、まだ、部品交換は楽です。
次は、メイン基板・・・、コレは大変だ。 両面基板のフローはんだです。
     この密集度に嫌気が差す・・・ 外した後もいろんな疑問が
     湧いてくる・・・・
非常に部品が外れにくい。しかも、アースパターンも広く取られているので、熱の拡散
が早く、はんだが融点になるまでに時間がかかります。
     よーく見ると、このセラファインの何個かは液漏れしています。
     液漏れ時のはんだ付けした時の特有の香りがしています。
スルーホールのビア内のはんだはホントに取りにくい。苦慮します。
ハッコーのプレストと半月コテ先、3mm幅のはんだ吸い取り線で頑張る。
抜けきらないものは、細いリード線部品ではんだ付けして動かしなが熱を加えて、
リード線に付着させる方法をやるしかない。(ビアが痛むので良くないが、熱を与え
過ぎて、ビアを弱らせるよりは良いか)
TDA1541A S1は正真正銘本物です。 ちゃんとはんだ付けは製造時のままです。
フィリップスのQマーク入りのシールが貼ってあります。
    おお、あたりを引いた。ラッキーです。クラウンありなしの機種がある
    みたいだが、当時はどういうふうに価格設定していたのか?
    それとも開けてみて、音聞いてびっくりするのか?
この電源系は3系統あります。 コンデンサ容量をアップしてゴールド化。
最初はこのままで音聞いていたが、なんか、音がこんな、ものかと? 
不思議に思えてきた。
    ほとんど、手を付けていない状態です。セラファインがたくさんあります。
    およよ、大変だ。
4倍オーバーサンプリング、SAA-7220B ここでクロックも生成している。
面白くないので、ノンオーバーサンプリングに変更する。
コレは至って簡単です。ICの構成が純正なので同じ信号レベルで受け渡しされてい
るので楽です。(過去の黒歴史がものを云います)
     SAA7220B裏側です。3本カットします。
     ピン番号と名称をよく回路図と実パターンとにらめっこする事!!
     TDA1541Aの裏側、一部コンデンサ交換でパターンが
     剥離したので補修(格好悪い)
     カットする前ですが、SAA7220Bから来ている、3信号分の
     ところを探してください。無闇にすると間違えます。
私のCD−650と同じことをすれば、変更できます。
もう一本処理しなければならないので、探してください。
選局時、困りますよ・・・・・
    SAA7220Bへ入力される4本のデータパターンカットして、その
    信号のみをダイレクトにTDA1541Aへ送り込みます。
    回路図と実パターンとにらめっこしないと不動となりますので
    注意が必要です。
クロックも同様に変更します。256fsなので周波数設定を間違えなければ良い。
DEMリクロックも実施しました。(CD−650を参照)
こうしても、確かに変更する前より、良いのですが、なんか、晴れない、張りのない
音で面白くありません。
そこで、出力系オペアンプの電源系の音響用コンデンサセラファインを交換し始め
ます。
     正規品状態です。メタル管のトランジスタはディエンファシスの
     オンオフのスイッチでした。 左上のコンデンサ(足がとれたやつ)
     オペアンプ系の電源の一部です。
     ホントに遠いところに配置されています。
この部品配置も基板上に部品名のシルク印刷が一切ありません。
オペアンプは両電源仕様なので2ケありますが、なぜかその周辺に1ケ多く付いて
いる。 何なんでしょうと回路図と基板をにらめっこすると、両電源の安定化のために
正負電源回路を二方向に分けて配置していた、離れ過ぎです。
なんじゃいな・・・・そんなコトして、鉄板のシールドを立てる?ホントに有効なのか
疑問があるが、そこまで気配りしてるのかなー。
それらを変更しても、どうも音に元気がない。なにかおかしいバランスだ。
ホントに音が良いと知らしめた、880Jなのか?
ちょっと、嫌だったが、デジタルボリューム基板(セラミック板の別基板)の周りに、
異様にセラファインが実装されている。
回路図から見ると、固定出力は、220μFをシリーズ接続で無極性にして使用
している。
 がっ、である。バッファーの5532DDの付近に無極性接続のセラファインがない。
デジタルボリューム基板のすぐ側に配置されている。
改めて、回路図を見ると、固定出力がそのデジタルボリューム基板を通して、可変出力
としている。 固定出力の音は少しおとなしい音である。 
その可変出力から得た音のほうが分厚い音として聞こえる。
880Jの音質の情報をみても、デジタルボリュームから音出ししたほうが、アナログ
のような雰囲気があると評価されているみたいだ。
    この基板だが左右上のSOP8が JRC5532Dである。
    これがデジタルボリュームのバッファーアンプとなる。
    これを交換すると面白そうだが、このセラミック基板を外す
    勇気と根気がありません。壊すでしょう・・・・
そう言えば、この個体には可変出力端子にケーブルが接続されていた形跡がある。
CD−650でいう、マイスター出力みたいなものか?
アナログスイッチ(C-MOS)とセラミック基板上の印刷抵抗を切り替えて、5532Dで
出力される。なおかつ、なぜか?電圧シフト回路なるものが回路図から読み取れる。
ここでも、ローカルの電源強化しているのか?それともアナログスイッチのためか?
(ダイナミックレンジを稼ぐには駆動電圧は高いほうが有利だ)
なおかつ、固定出力からの分岐なのでこのボリューム基板の信号入力のところに
100μFをシリーズ接続で無極性にして、出力される。
これで、分厚い音になるのかな〜。 俗に言われるデジタル臭さをなくしているのか?
というもの、アナログと同じ様な音がするとよく書かれている。
 (デジタル固有の癖が判らない私にはデジタル臭さの定義がわからない・・・
  硬いだの柔らかいだの、半導体だから、真空管だからってね・・・
  そりゃ、部品ごとの得手不得手があるけどね・・・。
  と、云ってる割には、真空管の使用比率が多いな・・・・ 
 ・CDバッファーアンプ
 ・プリアンプの出力をバランス伝送するためのラインアンプ
 ・パワーアンプはアドバンスのM-501(300B シングル)
  まあ、小さなバスレフスピーカー鳴らしているので、音を弄くらないとね・・・
  音量もそんなに大きくない。 ただ、自分好みの音を選択しているだけです。
  気づくと、こんなん成ってましたわ。今はね・・・たまたま真空管が多くなった)
それとも、小さく組まれたセラミック基板上の回路の音を聞いているのか?
良くわからないが、聞こえてくると、分厚い音に大変身だ。
5532のバッファーを2回通ると、そんな音になるのではないか?
元の音の素性が良くないと、こうは、成らないか・・・・
イマイチな音は何を通してもあまり面白くならない。
そこで不思議なことがある。回路図を見ていると、このセラミック基板の電源側は
4ケの100μFが充てがわれているが、セラファインは3ケしか見当たらない・・・
シルク印刷がないので、パターンを追っかけると、10、11ピンに接続されている。
4つ目は電圧シフト回路の入力部である。何故か其処にはフィリップスの
青い電解コンデンサ100μFがセラミック基板の裏側に隠れている。
     そう、コレは交換後だが、右の基板に隠れているところの
     コンデンサはなぜかセラファインでなかった。
何故にセラファインにしなかったのか?不思議だ。偶に他メーカでも負電源側のみ
容量が小さいことは見かけるが、何故に品種を変更したのか?疑問です。
それ以降はセラファインの両電源仕様となるのですが・・・・
いろんな事ありましたが、とりあえず、音は鳴っている・・・・
が、まだおかしな、バランスで鳴っている。 TDA1541A S1の音ではない。
何でかね、ノンオーバーサンプリングの良さが発揮されていない?
もしやと思い、DEMの14ケの0.1μFを交換してみた。

    コレは正規品、フィリップスのフィルムコンデンサです。
    結構、はんだが取れないので部品剥がしは大変です。
パイオニアのPD8070である。ピックアップが本当に逝ってしまったので、
部品取り状態になってしまった。
基板のDEMのコンデンサ(パナソニック製かなポリプロピレン)
0.1μFだ。正規の水色のコンデンサの取り外しが大変だったが、どうにか、外す。

茶色いポリプロピレンコンデンサに取り替えて音を鳴らすと。ようやく、納得のゆく
音が得られた。
   ちなみに、0.22μFにしてみた。中域がふっくらしすぎている。
昔は良かったかもしれないが、音を支配していたのはセラファインがメインで、
DEMコンデンサの良否はあまり気にしなくてもよい相性だったのかもね。
今の、私の環境では、入手できるゴールドとMUSEの黒シリーズだ、すべてを統一
してしまうと、音が面白くないかもしれないので、私の独断でゴールド、黒を適当に
配置して使用している。この組み合わせだと、正規のDEMコンデンサの相性が
悪く出てしまったのかもしれない。
ちなみに、セラミック基板付近のセラファインは、わずか液漏れしていた可能性が
高い。はんだコテの熱が加わると、液漏れの時の匂いがしていた。
基板上にもフラックス汚れではない、染みが全体に広がっていた。
CD−880Jユーザーの皆様、あなたの個体は音が面白いですか?
もしかすると、腐っているかもね・・・・・お気を付けください。
ちなみに、DEMのコンデンサを0.22μFにすると、中域が迫ってくるが、少し荒い
表現をするので止めた。 今までであれば、多少容量0.33μFまで増量したが
何しろ、TDA1541,TDA1541Aの一般品なのでそこまで多くしても、面白い表現を
していたので、それはそれで、趣がある。 (プラシーボ炸裂ヤネ)
私は捻ているので、チョット増量を試す。先人の情報からは0.47μFまで増量の方
がいるが、そこまでは・・・・って、0.33μFも多すぎね?まあ、良いじゃありませんか・・・
今回はパナソニックのポリプロピレンコンデンサ0.1μFの方が相性が良かった。
(意外にTDA1541A-R1も意外に良い音します。なんか、聞いてて、自然な表現を
 していた気がします。無印とR1を差し替えてみた結果より、CDP-333ESかな
ソニー系のプレイヤーでよく見ます。)
確かに、14ケのコンデンサの容量の差は無いに越したことはないが、同じ等級であ
れば、そんなに気にしなくても良いのでは? 測るにしても、選別してると大変だ。
半導体のように大きなばらつきが生じるものと、受動部品(ロット内)を比べると
少ないと思います。
製造ロットが違うと差は大きくなるかもね。(だけど、ちゃんと規格に入っていますよ)

ノンオーバーサンプリング、PLLクロック、DEMリクロック、初段のバッファー
    CD−650のとき使っていたものをそのまま、設置する。
    PLLクロック側も増設の電源回路からグランドをSAA7220B
              に接続し忘れていた。ノイズ混入対策時に気づいた。
     今気づいたが、この上の写真は配線間違えています。
                 (写真見比べて書きながら、驚きです。 そりゃいかん)
     DEMの発振コンデンサ680PFにすると正常に動作するので
     TDA1541Aは壊れていない・・・・

     DEMリクロック。 この信号に問題が発覚!!
     水色&白ケーブルと 紫&緑ケーブル
     この写真が正しい配線です。 
     ノイズが混入して2日間悩んだ・・・・ 配線ミスに気づく・・・・
(LME49720)などが功を奏して、TDA1541A-S1の良さを活かしたと思います。
いまは、こんな構成で楽しんでゆきたい。
あまり気にしていなかった、細かい音作りが楽しく聞こえます。
余談だが、CD−650や、CDー880Jとかは、どうもTDA1541A-S1の搭載ありなし、
が存在するらしい。CD−650のとき先人の情報で、S1が入っていたと書いてあったが、
CD−880JにもS1が入っていない個体もあるようだ・・・・
マランツ(フィリップス)の気まぐれなのか? それとも、S1(クラウンマーク)は販売
戦略で差別化を図りたかったのか? S1マークないが実際は選別していたのか?
特定の製造ロットはS1を気まぐれで搭載していたのか? 価格はS1ありなしで同じ
価格? 当時の情報は判らないので不思議である。
みなさん、お待ちかねのオペアンプを交換してみよーのコーナーです。
(待ってるのか?)
TDA1541A-S1とノンオーバーサンプリングを活かすべく、固定出力のオペアンプの
交換です。
デジタルボリューム基板は止めておきます。(シリコンセラミック基板を外す時
                    ↑学のない人間なので
                   書き間違えたくさんあります。
に端子が外れそうなので、壊したら、次はないよ・・・無くても固定出力は動作する。)

  NJM5532DD:正規品
   テキサス5532Pと比べると少し奥行きが狭い。
   ボーカルは浮かび上がるがドライな表現をする。
   少し硬い表現をしてる。 
  5532N:シグネティクス
   分解能は良好、音が迫って聞こえる。力強い音。
   LME49720と比べると平板に聞こえるが、ガツンときます。
  5532P:テキサス
   シグネティクスよりもボーカルが滑らかに表現される。
   分解能も良好、全体のバランスは良い。
   結構好きです。(ソニーのCDから外したもの)
  LME49720 :メタル管
   分解能が高く、個々の楽器の輪郭がはっきりしている。
   スッキリした音でバスドラやベースも歯切れがよい。
   ボーカルはキレイに浮かび上がる。
   エフェクター類の表現が効果的に聞こえて、楽しい。
   S1の良いところを引き出してくれる。
       LME49720:DIP8
   分解能が高く、個々の楽器の輪郭がはっきりしている。
   メタル管と同じ方向性である。
   高域に少し癖があるが、コレはアクセントで嫌味ではない。
   一般使いはコレが面白いかも。
       LM4562
   なんか、元気がない、低音、高音が鳴り切っていない。
   かまぼこ音だが、だからといって中音域のツヤがあるわけでない・・
   相変わらず、悩む音
  OPA604 デュアル使い
   テキサスの5532Pを上品に使った感じ。大人しく聞こえる。
   逆に云うと、もう少し元気があってもいい感じです。
ああ、楽しかった。
逆に云うと、家のシステムは、メリハリがないシステムなのか?
やっぱり、他人様と比べたら、低レベルかもね・・・
まあ、いいじゃん、ちゃんちゃん。
オマケ
 入手時、すでにヘッドフォンの右チャンネルはぱつぱつ、DCがかかっている
 音がしていた・・・、左チャンネルは正常に音が鳴る。
 アレヤコレヤ、チェックするが、どうも基板側の異常では、ないみたいだ。
 ひょっとして、ボリュームか? センターピンの抵抗値がない・・・
 もしかして、摺動子が外れているとかね・・・ まさかー・・・・分解するか。
 分解すると、案の定、摺動子の熱かしめが外れていた。
 性がなく、同じ大きさのボリュームへ交換した。
 シャフトがΦ6になるので取り付け金具の穴を広げる。どうにか、大丈夫のようだ。
 手持ちのツマミで良い大きさの奴がったので、取り付けた。
 少し渋い感触だが、シャフト裸よりは良い。
     適当なつまみだが、あまり、違和感はない。良かった。
     ちなみにCDベゼルの飛び出し部分はゴム製だったのね・・・
     発売当時は触っていないので、驚きです。
     少し白化しています。トレイを戻す時はこのイジェクトボタンは
     機能しません。締まっている時は本体側のスイッチを押します。
     よって、飛び出すと、プレイボタン等で飲み込みます。
     最初、焦ったよ・・・・30年近く経って、驚く。
 ヘッドフォン回路を眺めていると、オペアンプ5532の2回路分使って、
 出力を合算してヘッドフォンを駆動している。
 ちょっと、面白くないのでバイポーラ50V100μFを合算後に入れてあげた。

 入れる前は、ガツガツした音であったが、バイポーラコンデンサ入れると、しっとり
 と鳴るようになった。(良いことだ)
 オペアンプを外して確認していたので、ICソケットに変更した。
 知らなかったが、テキサスの5532Pは、ポルトガル製であった。流石にヨーロッパ
 ですね。と思いつつ、 
    NJM4560DD、NJM4580DD(4558ファミリー)に変更してみた。
    実は4560,4580は電源ラインオーバーであった。(±15V)
 CD-880Jのヘッドフォン回路の電源は ±19V である。
 実際使ってみると、発熱や異常動作はなかったと思われる。
 あくまで、参考例 
  ※NJM4560DD
    すこし団子状になる。高域も少しもの足らない。
  ※NJM4580DD
    非常に元気があり、よどみ無く聞かせる。以前からヘッドフォン簡易回路
    で好きです。
   上記、2品種は発熱もせずに動作する。
   しかし、スペックオーバーなので、中止した。
  
  テキサス5532P(ポルトガル製)
    メリハリがあるが4580と比べると、少し曇った感じなる。
    それと、困ったことが一つ・・・
    5532系 テキサス(ポルトガル製、その他製造場所)、NJM、
    ともに、発熱量が大きい、特にポルトガル製、ソレ以外は同じ様な
    発熱量となる。
    5532では、かなり負荷が大きいのかもしれない。
    ※NJM4560,4580たちはそもそも、出力電流は多く流せるように
    改良されているので、問題なく動作しているかも・・・
  NJM2114DD
    これであれば電源ラインは±22Vまでなので、5532と比べても
    問題ない。(流石に5532の日本版である。)
    このオペアンプはもしかすると、電源ラインは高いほうが、音質が
    有利かもしれない。通常は±15V前後での使用が多い。
    その際、オペアンプ交換すると、2114ではどうも冴えない音の印象が
    高い。もしかすると±19V位の方が聴覚上好ましいキャラがあるのかも?
    5532では発熱するが2114は発熱量は少ない。
このCD-880J、80は、何故にCD−94、95は上位機種なのに、ヘッドフォン回路は
片チャンネルのみの駆動(デュアルオペアンプ1ケでステレオ分)だが、両チャンネル
使用して(デュアルオペアンプ1ケで片チャンネル)合算して稼いでいるのか?
どこに、コストをかけているか思想が異なる。D/Aコンバータを1ケ使用か?
2ケ使用か?で・・・
 2ケ使用の場合は、ハイエンドの客はヘッドフォン使用する事は少ないから
そうしたのか? 不明です。
中堅クラスは、他社の製品と比べられるので、店頭でのヘッドフォンで聞いた時の
印象を良くするためにヘッドフォンアンプを強化したのかもね。
高級機はそりゃ、別室でお楽しみできますって、感じで、絨毯の敷かれた試聴室で
聞かせてくれるんだろうな、だから、ヘッドフォンアンプは簡易に済ませるん
ではなかろうか?

最後に落ちを・・・・    
 とりあえず、修理完了ですが、よし、ラックに入れようかね・・・何時までも机の上で
 使っても性がない・・・ よっ、こいしっしょと・・・
 ハマるかなー??
  ああ、だめか・・・
  
  左側は駆動部があるのでサイドパネルはつけた。
  
 右側は外さないとラックに嵌まらない・・・・・
 これだよ・・・・
   CDバッファーアンプはゲインを落として、フェーダー感覚で
   使用中です。
   いい感じです。 
    Superfly 10th Anniversary LOVE,PEACE&FIRE
    松任谷由実 深海の街、宇宙図書館
 聞きながら、CD−880Jの面白さ、当然、曲もさることながら気分は
 最高です。
 チョット風邪気味何だけど、かなり回復している。
 ホントにコロナと勘違いされて、大変です。病院行って、診察してもらいました。
 PCR受けないくてもいいと、言われて・・・、これじゃ会社が不安がるので
 マツキヨで抗原キット購入して、証明しなければならない羽目になった。
 年中、風邪引きさんは大変です。
 (コロナにかかられた方は本当に大変だと思う。恐らく歩くともまま成らぬ
  状態になるのでは? 私は中年なので、無症状にならず、悪化の一歩
  を辿るような気がします。 健康第一です。
  寒空の屋外検診は寒かったです。 先生に笑われちゃった。)
コロナ禍が激しくなっていますが、このプラシーボ満点のページみて、
笑ってください。
皆さんご安全に・・・・(ただでも、仕事面白くないんだからね・・・〜)