新年も明けました。 東名高速 大井松田付近から、朝焼けが広がりはじめた時は
茜色のグラデーションが非常に印象深く、横を見ながら運転しておりました。
それでは今年も、 何事も! ご安全に!!! (よそ見はダメですね・・・・反省)
CD650で味をしめて、DEMリクロックをやってみたくなり、B級オーディオ・ファン様の
ページを眺めながら、TDA1541で検索していると、PD−8070がヒット・・・・
そういえば、パイオニアはBB系のD/Aコンバータが多かったようなと・・・・
CLD919も20ビットの奴が載っていたような・・・
これもCDを聴くと爽やかな音がしていて好きでした。
LDプレーヤーをCDプレーヤーとして使用していた時期も有りました。
ダイキャストのあのベースは恐れ慄きます。
その時もなんでこんなでかいものを使っているのか?自問自答しておりました。
ソレはそうと、見向きもされないジャンクって、HOでは各店舗を
転々とすることが良く有りますが(ふふふっ)、たまに、おや?こんなところで
こんにちは! は、よくあります。PD-8070はその時でもチェックすると不遇
の機種なことはB級オーディオ・ファン様のページでも書かれておりました。
私見でもちょっと、大味な部品配置? トランスやアナログ回路系はきちんと
気を配られているのに、何故か活かされていないなーと思う次第・・・
同ページではちと辛口のコメント、それと・・・もしかすると、レーザーピックアップ
のレンズが外れる、お年玉付き?怖いね(もういやよ、ピックアップで苦労するのは・・・)
電源系のコンデンサにマジックのチェックがかなりありますが、逆差しがあった
のかね?入念にチェック入ってます。トランスはでかいよ!
それにしても、上げ底過ぎないか? 高さは少し薄くても良いのでは?
逆に上げ底状態だから、いろんな部品が基板裏側に取り付けられます。
これは非常によろしいです。銅メッキのシャーシ内側は非常に綺麗です。
HOの値札には CD読み込まず と記載あり、
あっ!! トレイとディスプレイは動作したのね と解釈した。
(この件は、どこかで書いたような・・・懲りない奴)傷も少なく、筐体はずっしりとくる。
半年も放置状態なので、辛口コメントを体験することに・・・・
ネット上でもHOで入手して、稼動状態の物をご使用されている方も居られ、
ご満足なご様子・・・・ 人によってシステムも違えば、感性も違うので
そうであれば、私も大満足なはず・・・・
HOカウンタにて、「ジャンク品で動作しませんが、よろしいですか?」
はい、9kg近くあり、重いのでカウンタに置くと、天地逆に置いてしまった。
店員も、変な目つきで私を見る。 私もあっ て置いた後に気づく・・・・
まっいか・・・ カラカラと音がしないのでレンズは外れていないと判断
確認よしっ と心でつぶやきながら、落とさいないようにご安全に・・・
いままで、HOでも遭遇確率はかなり低い機種、貴重な個体です。
ネット上でもB級オーディオ・ファン様が書かれているようにレーザーピックアップ
ブロック支持のゴム製ダンパーが経年変化で変形し潰れている。
ワッシャーを入れ込んで適当に足かせしようとトレイを分解するが、パイオニア
のトレイは当方初めて分解する。各社個性がある。
HiFi-Engineでサービスマニュアルを物色、これもまた、PD−8070がほんとない・・・・
無いものはない・・・ またか・・・・ 1987年のものを中心に探す。
CDトランスポートのまとめてあるページでドライブ名を確認して、
類似機種のマニュアルを発見!!(PD−7050が参考になります)
分解に入るが、なんせ英語でしょ、ため息つきながら、無いよりマシと
読み進める。 それで、こうでと・・・ トレイを引き出そうとすると、
ディスクスタピライザーの機構が邪魔する。分解するがどうなってるねん?
この機構はと頭をひねる。ソレを外すと、トレイが引き出せる。
ヨイショと引き出すと、 床へ カラン と金属か、なんか落ちた?
あー ボールベアリング 落下 焦る・・・まじか、
カセットデッキと同じコトしてしまった。 奴らは一気に2〜3ケ
落ちるからな、もう、まじでどこにあったのか?マニュアルを読む。
そんなもんあると思ってないから、驚く、どこから? 落ちたのかなー?
ねえ、ぼくー、どこから? と聞きたい。
マニュアルには人の手の絵付きで、外すときは、こういう風に人差し指で
ボールを押さえて・・・・ そんな器用な真似、できるかー!!!
ほんと、マニュアルには無理難題なことが偶に書いてある。
ダンパーの高さは良くわからないが、ワッシャーを1枚入れ組む。
トレイが元に戻らない、ひっくり返して、その場所を確定する。ボールって
ほんとに言うこと利かないですよね。窪みに落ち込まず、苦労する。
ようやく、入れ込んでトレイを押し込む、かなり動作が重いが、大丈夫か?
トレイの動作は非常にスムーズ動作する。(めでたし、めでたし)
ピックアップブロックも干渉せず、問題なさそう。
高さのズレやレーザーピックアップの調整が必要な様子、これは
どなたかのページで基板上に半固定抵抗器の名称が書かれている
ので、簡単に調整できるとのこと、そこはそれ、山師パワー炸裂で
謎の微調で切り抜ける。フォカースバランスがズレていた模様。
ほんとは、波形見ながらだけど、まっいいか・・・
今回もおまけ付きです。 アンジェラ・アキ のHOMEが収まって
おりました。すきなCDなのでラッキーでした。
そこで、肝心の音ですが、残念ながら、私のシステムでは、
B級オーディオ・ファン様の辛口コメントと同様な結果でした。
回路基板は1枚仕立て、大変です。パイオニア特有の点検蓋なし
まっ、凸凹亀の子プレスなのでしょうがありません。
回路基板をめくった状態。 TDA1541が鎮座している箇所の青いフィルムコンと
電解コンデンサ類は後付けです。(改造後です)
筐体の内側にサブシャーシを載せてメインの回路基板を隔離している。
サブシャーシの下には凸凹亀の子プレスあり。なお、死重が取り付けられている。
大きさの割には軽かったのかね? 試聴チューニングの結果かな?
その前に
・アナログ最終出力段(FETバッファー)の220μF25Vコンデンサを他の銘柄
のものに変更(330μF25V ニチコンゴールド これも手持ちの関係)すると
あら不思議、辛口コメントの関係はかなり解消されます。
音場が広がり、低音と高音のダイナミックさが蘇ります。
これは簡単な改造なので是非とも、お試しあれ!!!
ミュート用のリレーの横に交換したコンデンサ(ニチコンゴールド)があります。
・TDA1514の電源端子直下に少し小さめの電解コンデンサ33μF50V(手持ちの関係)
ニチコンゴールドを3箇所の電源端子付近に配置した。
確かにTDA1541に近い場所に1000μFを配置されていても、ちょっと遠くにあるので
効果は少ないのでは? CDP−333ESDでは、レギュレータがTDAのすぐそばで
配置されているので電源の威力が効いているし、パターンも図太いグランドパターンが
走っている。ソレに比べ、でかいコンデンサはあるが、離れていたらなんか、違和感あり。
容量小さくてもすぐそば、ってのが逆にマランツのCD650となる。
なお、CD650のデカップリングコンデンサの残り、シーメンスの0.22μFを
実機取り付け分(0.1μF)をそのままにして、増量した。問題ないと思う。
先人たちはもっと容量を増加させているところもあるので・・・・というものの
貧乏性が祟り、メーカー違いの容量増し増しを実施した。
それでも、電解コンデンサを変更する前に取り付けたデカップリングコンデンサ
の確認試聴では音の解像度が上がった気がします。
また、16ピン17ピン(DEMクロック)の濃い青いフィルムコンデンサ680PF
に変更した。(Adcom社CDプレーヤーGCD575についていたもの、分解しちゃった)
周波数は470PFの時よりもクロックの周波数が遅くなるみたいです。
実機はセラミックコンデンサですが、海外のページではよく吟味してコンデンサ
を選べと書いてある。(静電容量の意味かもしれないが)
音が変わるファクターの一つみたいだとね・・・・
セラコンが悪いとは言わないが、もっと選択肢があったのでは、他社のものは
かなりの確率でフィルムコンデンサを使用しているがね?
ほんとにセラコンでよかったのかな? と疑問が残る????
TDA1541直下の電解コンデンサの効果は音場が広がりました。
出力段のコンデンサはほんとに音のダイナミックさが如実に現れます。
死重を見るのと、最低でも電解コンデンサ類を交換すれば、一味違った
PD−8070に生まれ変わると思います。 お楽しみあれー
ほんとに死重は必要だったのか?それよりもコンデンサの吟味をすべきだったのでは?
と思います。(あくまでも、個人の感想です。)
分解される方は、基板を持ち上げるためにトランスポートへ接続用のフラットケーブル
上にある半固定抵抗器を傷めつけないよう、ご安全に・・・
(注意しないとフラットケーブル破損につながります。
指差し確認必要です。 2回忘れて基板持ち上げようとしました。)
次回は16.9344MHzクロックとDEMリクロックです。