アレヤコレヤで制限いっぱい・・・ 過ごしにくくなってきた。
自転車を運転される方へ、ちゃんと周りを把握して、運転しましょう。
(もちろん、車もそうだが)住宅街の交差点でも全く、確認しようとしない方がいらっし
ゃる。夜間だから、当然車は何が知らかの照明灯は点けているが、無灯火で車を無視
するかの様な運転は、危険です。そのような方だから、当然のごとく、信号付きの
交差点を進行方向、赤色点灯だが、止まらず、斜め横断で好きがって・・・、
いい加減にして欲しい。 信号待ちから、進入しようとしていた車もびつくりだ。
コロナ禍が長期化するに従い、その様な方が多い気がする。
先日も、見通しの悪い交差点の暗がりから、無灯火のおばちゃん自転車登場、
一時停止して、交差点の状況確認中に私の車の前輪付近まで近づいて、ようやく
自転車は停止する。
しかも、おばちゃんは不満げだった。嫌気が差したので、先に行ってと合図しても、
車を見ること無く、遠くを見つめて横切っていた・・・
私の車の遥か遠い彼方に何か、見えていたのか?
(射的の的じゃないんだから、遠くを見ているのに眼の前の車は認知しない・・)
皆様もご安全に・・・・ね。
ホントに、久々に多摩方面のオフに行ってきた。(ホントだよ、多摩方面はね・・・)
雪が降る予報であったが、コレと言った、雪は見られなかった。 (少し残念、スタッド
レス履いてるもんね・・・万能ではありませんが、常識的範囲での車利用です。)
2件目のオフで、デンオンのプリアンプがあり、”ほう”って、驚いていると、これは・・・・・
もしや、マランツのCDプレイヤー発見!! しかも、サイドウッドあり。
程度も良さ気です。札には、トレーが開きません。動作確認できない。3万なり・・・
たけーなー、どうしたものかと、考え倦ねる・・・店内を放浪すろこと3巡目、で、
おじさんがそのCDの前で止まった・・・、近くにゆくと、過ぎ去っていった。
セーフ!!、危ない危ないで、棚から引き出して状態確認。無茶苦茶弄られていない
ようだ。 オークションで何度も落札できなかったものである。
レーザー死んでたらどうしましょ? と不安が過る・・・
買ってしまえと、清水の舞台から飛び降りた・・・ まっいっか・・・
最悪、D/Aコンバータで楽しもう・・・
悪知恵はいくらでもある。(いやー、黒歴史ですわ)
マトモであれば、クラウンマークあるかな? 外されてないだろうね・・・・
音が出ないんだから・・・ 持ち帰る時に、かこん、かこん、とピックアップが揺れてい
る。このくらいじゃ壊れないと思うが、あまり気分の良いものではない。
この機種は、ピックアップ固定ネジ式で、前持ち主が保管してないと、だめである。
当然、ジャンクコーナーなのでそんなの最初からない・・・、穏やかに運転します。
聖蹟桜ヶ丘と稲城の峠道は結構、白バイやパトカーが取締をやっている。
緩やかな下りは、スピード取締区間。それを知ってるか知らないか不明だが、
70Km/h以上で追いついてくる、セッカチな車がたくさん居る。
危ないし、信号結構あるので、60Km/h以内で自然の惰力でドライブする。
追い越されたゴルフに追いつく・・・
それでも、必要なまでにその他の車を追い越して往き、次の信号で一緒に止まる・・・
そんな方は、やはり運転が荒い、周りの車も
その車から距離を置き始める始末・・・・ 稲城の平地に行っても、同じ信号で止まる。
なんだかね・・・(あ、車ころがしの話じゃない)
お家に着いて、分解する・・・ 唖然である。トレーが開かないのは、すでに、駆動用の
ゴムベルトがない。最初はどこかに溶けて落ちているのかな? と、思ったが、キレイに
プーリーの方も掃除されている。

転売対策か・・・ それでも、ある程度、価値がある機種なので高値だと思う・・・
とりあえず、トレーのプーリーを指で押し回して迫り出させる。
結構スムースに動作する。電源入れて、CDを読み込ますと、回るが、ピックアップが
スイングしてカコンカコンで停止する。その他は動作しているようだ・・・
ピックアップは恐らく、逝かれているのでは・・・確率が急上昇である。

ありゃ、すでにカバーがないと思います・・・・ 何をやった?
困り、果てる・・・ そういう時は、どちらかの先人の知恵を借りるしかない・・・
キーワードは、CDM1MK2 ピックアップ である。
そうすると、過去に修理のお勉強させて頂いた、 スナフキンさん のページである。
そう言えば、過去に修理していたような・・・・ 頭の片隅の記憶が蘇る。
そんな時に、CDM1MK2でCDM2にお世話になるとは思っていなかった。
ここに、良い情報がある。ピックアップの移植である。

この写真は、CDM1MK2のピックアップこのスイングアーム機構の
止め金具の高さが異なるだけで、移植は可能です。
流石、 スナフキン 様!! ありがと・・・
書かれて、すでに6年以上経っているのでは・・・・
そう言えば、あまり好きではない、CD−650がCDM2を載せていた。
スイングアームの機種でようやく入手可能なものがCD−75やCD−650しかあり
ません。
どうにか、スイングアーム系とTDA1541Aの機種を残したかったが、どうも、あの筐体
とフィルターの相性がどうも気に入らないので、放置していた。
共立のPLLクロックも載っている。それよりもCD−75の方が音にまとまりがあったが
、制御系の故障でドライブは取っておいた。
ふと思い、ドライブを探しだしたら、ピンポン。 スナフキン 様のページのとおりに
分解してピックアップを移植した。ただし、CDM1MK2とCDM2は 氏 の云うとおり
高さが5mm位異なり、CDM1MK2の筐体にCDM2のピックアップを取り付けると、
フレキシブルケーブルが短くなる。しかも、そのフレキは、CDM1MK2ではアルミ
ダイキャスト、CDM2はプラスチック製の筐体の窪みにはめ込む。
すると、フレキの長さが災いし、サーボ基板にギリギリで接続できるが、無理がある。

CDM1MK2のサーボ基板側この基板の固定枠はピックアップ部から
伸びているフレキの長さが ちと、 足らないので固定枠をその場所
のみニッパーで切断してやった・・・そうすることで、フレキがコネクタに
接続しやすくなる。
それと、無理してフレキ押さえは使用する必要はない。スイング動作に
引っかからないように確認は必要です。
ピックアップの動作自体がわからないので、とりあえず、そのまま本体へ戻す。
注意点としては、恐らく製造されて、ここは分解されていなかった模様なので、製造時
から、ドライブ筐体部がサーボ基板の電源系コンデンサ100μFを2ケ並んでいる内の
一つに接触してそのコンデンサを押し付ける癖がある。コレは要注意です。
基板を固定する時は、コンデンサを押しつぶさないように・・・ もう、完動品がほぼ、
無いに等しいので、もう骨董品の部類である。
サーボ基板ははんだクラックが多少あった。コンデンサ類も交換した。フィリップスの
コンデンサは劣化が早い気がする。メイン基板の方も制御系以外は交換した。
前所有者も多少ははんだクラックを疑って、修正が入っているが、
こんもりはんだが多い。

そこまで、はんだを盛らんでも良いがな・・・・
それよりも、他の箇所にたくさん、はんだクラックありますが・・・
何故にチップトランジスタだけ、修正するのだろうか?
CDを読まないので、どうも、制御の石(XC68HC24)の端子全部をはんだ修正
をしたみたいだが、そこではない。

下のように全ピンはんだ修正していますが、熱量が足らないので
部品面ははんだが引けています。両面基板なのでスルーホール部の
はんだや、ベタパターンがあるとはんだ修正も努力が必要です。

むしろ、レーザーピックアップの故障を疑ったほうが正解だったようです。
基板全体を隈無く観察すると、はんだクラックが多く見逃されています。
ピックアップを交換後、運試しの電源投入!!
無事、CDを読み込みます。 ヤッター CD−75では動作していたものです。
おおっ、復活か? テラークのCDは読み込むのですが、逆に日本のCDが読み込ま
ない・・・、どうなってるんだ?
普通と逆の現象発生。

すごいっすね、アルミダイキャストで筐体枠が構成されている。
CD−650とは真逆である。
今回分解して判るが、本体重量はこの枠ではなく、5mm厚の鉄板が
この枠に底板として張り付きます。重い・・・・
ドライブをまた、分解して、2つの半固定抵抗器を弄る。山師調整を行った。
CDを読み込む途中で終了となる。 ディスプレイには ERRORと表示が出る。
2日間悩んだ・・・ ピックアップのフレキを確実にサーボ基板に接続するために、
ドライブ筐体側のフレキ固定用アダプタを取り付けなかった。
それを押し付けると、フレキは固定されてスイングアームの邪魔に成らないように
なるが、如何せん、長さが足らない。 フレキ側に位置決めの出っ張りがあるので
それだけでドライブ筐体に引っ掛けるだけにした。
スイング動作に悪さをしないと判断した。(そりゃ、長さが5mm程度短いので)
サーボ基板を止めてある、樹脂フレームもフレキの箇所はニッパーでカットした。
これで、楽にフレキをコネクタに接続できる。
サーボ基板の半固定抵抗の調整を適当にする。なんたって、調整箇所が不明です。
サービスマニュアルを探し出したが、ハッキリと調整法が載っていません。
っていうより、すべて英語です。 困った。特にCDM1MK2のポイントが見つかりま
せん。こういう時は、CDの回転とピックアップの動作音を静かな動作音になるように、
調整します。
(出たよ、山師調整の真骨頂、サービスマニュアルよく読むと、書いてあるが、
私の理解度が足らない・・・・英語とドイツ語とは・・・・とほほ)
あとは、何種類かのCDでチェックして、問題ないように位置を決めてゆきます。
嫌気が差してきたので、レーザー出力調整らしき半固定を左一杯に絞って、
わずか動かすと、読み取る傾向がある。フォオーカス調整はほぼセンターで、読み取る
ようになり、CDの回転も静かに回転し始めるポイントを探り出した。
(ほんとは、マニュアルに書いてあればいいが、CD−880はなんとドイツ語である・・・
読めません。むずい・・・、これも北欧?のサイトから見つけてきた)、ズレてくると、
急激な回転や、回るようで回らない動作に陥ります。これは困ったものです。
そこの結論までには、2〜3時間かかったでしょうか?
CD回転のスピンドルモーターも注油してあげました。
ここで注意!! ピックアップの機構部を分解する時は、軸の上下に小さな金属ボール
がありますので、失くさないように・・・そこにもチョットだけ注油が必要です。
でも、良かったです。死蔵のCDM2のピックアップと互換性があってね・・・
(スナフキン様 に感謝いたします。こんな情報どこから得るのでしょうか?)
もう一台CDM2があるので、どうにか維持できそうです。
音は出たのは良いが・・・問題が発生する。前所有者は動作しなくなって、
放置された? 金メッキのRCA端子には白い絶縁膜が厚く成長しており、マトモな
接触が得られない、状況でした。
そりゃ、低域が全くなく、かぼそい音が鳴る状態です。RCAピンジャックをゴシゴシ
回して、絶縁膜を剥がす。(最終的には綿棒の紙軸でしごいて落とす)
ようやく、マトモな音が鳴り始めます。

このときは、まだ、メイン基板の電解コンデンサ類を交換していません。
エルナーの赤いセラファインあまり良い思い出はありません。

中央にあった正負電源回路部のコンデンサ足が抜けてます。
腐って抜けました。
液漏れと腐りきった音(眠く、力がない)しかしない傾向が強いです。
そりゃ、30年近く前のものです。
電源基板側から交換開始です。

この電源基板は分解が大変です。ACケーブルはハトメ端子ではんだ付け・・・・

コレは大変です。引っ張られるのが嫌ですから、いろんな事で対策をされていますが、
なんで、この方法なのか? 太い撚線ケーブルを確実に留めるにはコレしかなかった
のかな? 合理的ではあるが・・・

電源基板自体がコの字型してると扱いが大変です。
下手すりゃ、折れます。
電源基板は片面実装なので、まだ、部品交換は楽です。
次は、メイン基板・・・、コレは大変だ。 両面基板のフローはんだです。

この密集度に嫌気が差す・・・ 外した後もいろんな疑問が
湧いてくる・・・・
非常に部品が外れにくい。しかも、アースパターンも広く取られているので、熱の拡散
が早く、はんだが融点になるまでに時間がかかります。

よーく見ると、このセラファインの何個かは液漏れしています。
液漏れ時のはんだ付けした時の特有の香りがしています。
スルーホールのビア内のはんだはホントに取りにくい。苦慮します。
ハッコーのプレストと半月コテ先、3mm幅のはんだ吸い取り線で頑張る。
抜けきらないものは、細いリード線部品ではんだ付けして動かしなが熱を加えて、
リード線に付着させる方法をやるしかない。(ビアが痛むので良くないが、熱を与え
過ぎて、ビアを弱らせるよりは良いか)
TDA1541A S1は正真正銘本物です。 ちゃんとはんだ付けは製造時のままです。
フィリップスのQマーク入りのシールが貼ってあります。

おお、あたりを引いた。ラッキーです。クラウンありなしの機種がある
みたいだが、当時はどういうふうに価格設定していたのか?
それとも開けてみて、音聞いてびっくりするのか?
この電源系は3系統あります。 コンデンサ容量をアップしてゴールド化。
最初はこのままで音聞いていたが、なんか、音がこんな、ものかと?
不思議に思えてきた。

ほとんど、手を付けていない状態です。セラファインがたくさんあります。
およよ、大変だ。
4倍オーバーサンプリング、SAA-7220B ここでクロックも生成している。

面白くないので、ノンオーバーサンプリングに変更する。
コレは至って簡単です。ICの構成が純正なので同じ信号レベルで受け渡しされてい
るので楽です。(過去の黒歴史がものを云います)

SAA7220B裏側です。3本カットします。
ピン番号と名称をよく回路図と実パターンとにらめっこする事!!

TDA1541Aの裏側、一部コンデンサ交換でパターンが
剥離したので補修(格好悪い)
カットする前ですが、SAA7220Bから来ている、3信号分の
ところを探してください。無闇にすると間違えます。
私のCD−650と同じことをすれば、変更できます。
もう一本処理しなければならないので、探してください。
選局時、困りますよ・・・・・

SAA7220Bへ入力される4本のデータパターンカットして、その
信号のみをダイレクトにTDA1541Aへ送り込みます。
回路図と実パターンとにらめっこしないと不動となりますので
注意が必要です。
クロックも同様に変更します。256fsなので周波数設定を間違えなければ良い。
DEMリクロックも実施しました。(CD−650を参照)
こうしても、確かに変更する前より、良いのですが、なんか、晴れない、張りのない
音で面白くありません。
そこで、出力系オペアンプの電源系の音響用コンデンサセラファインを交換し始め
ます。

正規品状態です。メタル管のトランジスタはディエンファシスの
オンオフのスイッチでした。 左上のコンデンサ(足がとれたやつ)
オペアンプ系の電源の一部です。
ホントに遠いところに配置されています。

この部品配置も基板上に部品名のシルク印刷が一切ありません。
オペアンプは両電源仕様なので2ケありますが、なぜかその周辺に1ケ多く付いて
いる。 何なんでしょうと回路図と基板をにらめっこすると、両電源の安定化のために
正負電源回路を二方向に分けて配置していた、離れ過ぎです。
なんじゃいな・・・・そんなコトして、鉄板のシールドを立てる?ホントに有効なのか
疑問があるが、そこまで気配りしてるのかなー。
それらを変更しても、どうも音に元気がない。なにかおかしいバランスだ。
ホントに音が良いと知らしめた、880Jなのか?
ちょっと、嫌だったが、デジタルボリューム基板(セラミック板の別基板)の周りに、
異様にセラファインが実装されている。
回路図から見ると、固定出力は、220μFをシリーズ接続で無極性にして使用
している。
がっ、である。バッファーの5532DDの付近に無極性接続のセラファインがない。
デジタルボリューム基板のすぐ側に配置されている。
改めて、回路図を見ると、固定出力がそのデジタルボリューム基板を通して、可変出力
としている。 固定出力の音は少しおとなしい音である。
その可変出力から得た音のほうが分厚い音として聞こえる。
880Jの音質の情報をみても、デジタルボリュームから音出ししたほうが、アナログ
のような雰囲気があると評価されているみたいだ。

この基板だが左右上のSOP8が JRC5532Dである。
これがデジタルボリュームのバッファーアンプとなる。
これを交換すると面白そうだが、このセラミック基板を外す
勇気と根気がありません。壊すでしょう・・・・
そう言えば、この個体には可変出力端子にケーブルが接続されていた形跡がある。
CD−650でいう、マイスター出力みたいなものか?
アナログスイッチ(C-MOS)とセラミック基板上の印刷抵抗を切り替えて、5532Dで
出力される。なおかつ、なぜか?電圧シフト回路なるものが回路図から読み取れる。
ここでも、ローカルの電源強化しているのか?それともアナログスイッチのためか?
(ダイナミックレンジを稼ぐには駆動電圧は高いほうが有利だ)
なおかつ、固定出力からの分岐なのでこのボリューム基板の信号入力のところに
100μFをシリーズ接続で無極性にして、出力される。
これで、分厚い音になるのかな〜。 俗に言われるデジタル臭さをなくしているのか?
というもの、アナログと同じ様な音がするとよく書かれている。
(デジタル固有の癖が判らない私にはデジタル臭さの定義がわからない・・・
硬いだの柔らかいだの、半導体だから、真空管だからってね・・・
そりゃ、部品ごとの得手不得手があるけどね・・・。
と、云ってる割には、真空管の使用比率が多いな・・・・
・CDバッファーアンプ
・プリアンプの出力をバランス伝送するためのラインアンプ
・パワーアンプはアドバンスのM-501(300B シングル)
まあ、小さなバスレフスピーカー鳴らしているので、音を弄くらないとね・・・
音量もそんなに大きくない。 ただ、自分好みの音を選択しているだけです。
気づくと、こんなん成ってましたわ。今はね・・・たまたま真空管が多くなった)
それとも、小さく組まれたセラミック基板上の回路の音を聞いているのか?
良くわからないが、聞こえてくると、分厚い音に大変身だ。
5532のバッファーを2回通ると、そんな音になるのではないか?
元の音の素性が良くないと、こうは、成らないか・・・・
イマイチな音は何を通してもあまり面白くならない。
そこで不思議なことがある。回路図を見ていると、このセラミック基板の電源側は
4ケの100μFが充てがわれているが、セラファインは3ケしか見当たらない・・・
シルク印刷がないので、パターンを追っかけると、10、11ピンに接続されている。
4つ目は電圧シフト回路の入力部である。何故か其処にはフィリップスの
青い電解コンデンサ100μFがセラミック基板の裏側に隠れている。

そう、コレは交換後だが、右の基板に隠れているところの
コンデンサはなぜかセラファインでなかった。
何故にセラファインにしなかったのか?不思議だ。偶に他メーカでも負電源側のみ
容量が小さいことは見かけるが、何故に品種を変更したのか?疑問です。
それ以降はセラファインの両電源仕様となるのですが・・・・
いろんな事ありましたが、とりあえず、音は鳴っている・・・・
が、まだおかしな、バランスで鳴っている。 TDA1541A S1の音ではない。
何でかね、ノンオーバーサンプリングの良さが発揮されていない?
もしやと思い、DEMの14ケの0.1μFを交換してみた。

コレは正規品、フィリップスのフィルムコンデンサです。
結構、はんだが取れないので部品剥がしは大変です。
パイオニアのPD8070である。ピックアップが本当に逝ってしまったので、
部品取り状態になってしまった。
基板のDEMのコンデンサ(パナソニック製かなポリプロピレン)
0.1μFだ。正規の水色のコンデンサの取り外しが大変だったが、どうにか、外す。

茶色いポリプロピレンコンデンサに取り替えて音を鳴らすと。ようやく、納得のゆく
音が得られた。

ちなみに、0.22μFにしてみた。中域がふっくらしすぎている。
昔は良かったかもしれないが、音を支配していたのはセラファインがメインで、
DEMコンデンサの良否はあまり気にしなくてもよい相性だったのかもね。
今の、私の環境では、入手できるゴールドとMUSEの黒シリーズだ、すべてを統一
してしまうと、音が面白くないかもしれないので、私の独断でゴールド、黒を適当に
配置して使用している。この組み合わせだと、正規のDEMコンデンサの相性が
悪く出てしまったのかもしれない。
ちなみに、セラミック基板付近のセラファインは、わずか液漏れしていた可能性が
高い。はんだコテの熱が加わると、液漏れの時の匂いがしていた。
基板上にもフラックス汚れではない、染みが全体に広がっていた。
CD−880Jユーザーの皆様、あなたの個体は音が面白いですか?
もしかすると、腐っているかもね・・・・・お気を付けください。
ちなみに、DEMのコンデンサを0.22μFにすると、中域が迫ってくるが、少し荒い
表現をするので止めた。 今までであれば、多少容量0.33μFまで増量したが
何しろ、TDA1541,TDA1541Aの一般品なのでそこまで多くしても、面白い表現を
していたので、それはそれで、趣がある。 (プラシーボ炸裂ヤネ)
私は捻ているので、チョット増量を試す。先人の情報からは0.47μFまで増量の方
がいるが、そこまでは・・・・って、0.33μFも多すぎね?まあ、良いじゃありませんか・・・
今回はパナソニックのポリプロピレンコンデンサ0.1μFの方が相性が良かった。
(意外にTDA1541A-R1も意外に良い音します。なんか、聞いてて、自然な表現を
していた気がします。無印とR1を差し替えてみた結果より、CDP-333ESかな
ソニー系のプレイヤーでよく見ます。)
確かに、14ケのコンデンサの容量の差は無いに越したことはないが、同じ等級であ
れば、そんなに気にしなくても良いのでは? 測るにしても、選別してると大変だ。
半導体のように大きなばらつきが生じるものと、受動部品(ロット内)を比べると
少ないと思います。
製造ロットが違うと差は大きくなるかもね。(だけど、ちゃんと規格に入っていますよ)
ノンオーバーサンプリング、PLLクロック、DEMリクロック、初段のバッファー

CD−650のとき使っていたものをそのまま、設置する。
PLLクロック側も増設の電源回路からグランドをSAA7220B
に接続し忘れていた。ノイズ混入対策時に気づいた。

今気づいたが、この上の写真は配線間違えています。
(写真見比べて書きながら、驚きです。 そりゃいかん)
DEMの発振コンデンサ680PFにすると正常に動作するので
TDA1541Aは壊れていない・・・・

DEMリクロック。 この信号に問題が発覚!!
水色&白ケーブルと 紫&緑ケーブル
この写真が正しい配線です。
ノイズが混入して2日間悩んだ・・・・ 配線ミスに気づく・・・・
(LME49720)などが功を奏して、TDA1541A-S1の良さを活かしたと思います。
いまは、こんな構成で楽しんでゆきたい。
あまり気にしていなかった、細かい音作りが楽しく聞こえます。
余談だが、CD−650や、CDー880Jとかは、どうもTDA1541A-S1の搭載ありなし、
が存在するらしい。CD−650のとき先人の情報で、S1が入っていたと書いてあったが、
CD−880JにもS1が入っていない個体もあるようだ・・・・
マランツ(フィリップス)の気まぐれなのか? それとも、S1(クラウンマーク)は販売
戦略で差別化を図りたかったのか? S1マークないが実際は選別していたのか?
特定の製造ロットはS1を気まぐれで搭載していたのか? 価格はS1ありなしで同じ
価格? 当時の情報は判らないので不思議である。
みなさん、お待ちかねのオペアンプを交換してみよーのコーナーです。
(待ってるのか?)
TDA1541A-S1とノンオーバーサンプリングを活かすべく、固定出力のオペアンプの
交換です。
デジタルボリューム基板は止めておきます。(シリコンセラミック基板を外す時
↑学のない人間なので
書き間違えたくさんあります。
に端子が外れそうなので、壊したら、次はないよ・・・無くても固定出力は動作する。)
NJM5532DD:正規品
テキサス5532Pと比べると少し奥行きが狭い。
ボーカルは浮かび上がるがドライな表現をする。
少し硬い表現をしてる。
5532N:シグネティクス
分解能は良好、音が迫って聞こえる。力強い音。
LME49720と比べると平板に聞こえるが、ガツンときます。
5532P:テキサス
シグネティクスよりもボーカルが滑らかに表現される。
分解能も良好、全体のバランスは良い。
結構好きです。(ソニーのCDから外したもの)
LME49720 :メタル管
分解能が高く、個々の楽器の輪郭がはっきりしている。
スッキリした音でバスドラやベースも歯切れがよい。
ボーカルはキレイに浮かび上がる。
エフェクター類の表現が効果的に聞こえて、楽しい。
S1の良いところを引き出してくれる。
LME49720:DIP8
分解能が高く、個々の楽器の輪郭がはっきりしている。
メタル管と同じ方向性である。
高域に少し癖があるが、コレはアクセントで嫌味ではない。
一般使いはコレが面白いかも。
LM4562
なんか、元気がない、低音、高音が鳴り切っていない。
かまぼこ音だが、だからといって中音域のツヤがあるわけでない・・
相変わらず、悩む音
OPA604 デュアル使い
テキサスの5532Pを上品に使った感じ。大人しく聞こえる。
逆に云うと、もう少し元気があってもいい感じです。
ああ、楽しかった。
逆に云うと、家のシステムは、メリハリがないシステムなのか?
やっぱり、他人様と比べたら、低レベルかもね・・・
まあ、いいじゃん、ちゃんちゃん。
オマケ
入手時、すでにヘッドフォンの右チャンネルはぱつぱつ、DCがかかっている
音がしていた・・・、左チャンネルは正常に音が鳴る。
アレヤコレヤ、チェックするが、どうも基板側の異常では、ないみたいだ。
ひょっとして、ボリュームか? センターピンの抵抗値がない・・・
もしかして、摺動子が外れているとかね・・・ まさかー・・・・分解するか。
分解すると、案の定、摺動子の熱かしめが外れていた。
性がなく、同じ大きさのボリュームへ交換した。
シャフトがΦ6になるので取り付け金具の穴を広げる。どうにか、大丈夫のようだ。
手持ちのツマミで良い大きさの奴がったので、取り付けた。
少し渋い感触だが、シャフト裸よりは良い。

適当なつまみだが、あまり、違和感はない。良かった。
ちなみにCDベゼルの飛び出し部分はゴム製だったのね・・・
発売当時は触っていないので、驚きです。
少し白化しています。トレイを戻す時はこのイジェクトボタンは
機能しません。締まっている時は本体側のスイッチを押します。
よって、飛び出すと、プレイボタン等で飲み込みます。
最初、焦ったよ・・・・30年近く経って、驚く。
ヘッドフォン回路を眺めていると、オペアンプ5532の2回路分使って、
出力を合算してヘッドフォンを駆動している。
ちょっと、面白くないのでバイポーラ50V100μFを合算後に入れてあげた。

入れる前は、ガツガツした音であったが、バイポーラコンデンサ入れると、しっとり
と鳴るようになった。(良いことだ)
オペアンプを外して確認していたので、ICソケットに変更した。
知らなかったが、テキサスの5532Pは、ポルトガル製であった。流石にヨーロッパ
ですね。と思いつつ、
NJM4560DD、NJM4580DD(4558ファミリー)に変更してみた。
実は4560,4580は電源ラインオーバーであった。(±15V)
CD-880Jのヘッドフォン回路の電源は ±19V である。
実際使ってみると、発熱や異常動作はなかったと思われる。
あくまで、参考例
※NJM4560DD
すこし団子状になる。高域も少しもの足らない。
※NJM4580DD
非常に元気があり、よどみ無く聞かせる。以前からヘッドフォン簡易回路
で好きです。
上記、2品種は発熱もせずに動作する。
しかし、スペックオーバーなので、中止した。
テキサス5532P(ポルトガル製)
メリハリがあるが4580と比べると、少し曇った感じなる。
それと、困ったことが一つ・・・
5532系 テキサス(ポルトガル製、その他製造場所)、NJM、
ともに、発熱量が大きい、特にポルトガル製、ソレ以外は同じ様な
発熱量となる。
5532では、かなり負荷が大きいのかもしれない。
※NJM4560,4580たちはそもそも、出力電流は多く流せるように
改良されているので、問題なく動作しているかも・・・
NJM2114DD
これであれば電源ラインは±22Vまでなので、5532と比べても
問題ない。(流石に5532の日本版である。)
このオペアンプはもしかすると、電源ラインは高いほうが、音質が
有利かもしれない。通常は±15V前後での使用が多い。
その際、オペアンプ交換すると、2114ではどうも冴えない音の印象が
高い。もしかすると±19V位の方が聴覚上好ましいキャラがあるのかも?
5532では発熱するが2114は発熱量は少ない。
このCD-880J、80は、何故にCD−94、95は上位機種なのに、ヘッドフォン回路は
片チャンネルのみの駆動(デュアルオペアンプ1ケでステレオ分)だが、両チャンネル
使用して(デュアルオペアンプ1ケで片チャンネル)合算して稼いでいるのか?
どこに、コストをかけているか思想が異なる。D/Aコンバータを1ケ使用か?
2ケ使用か?で・・・
2ケ使用の場合は、ハイエンドの客はヘッドフォン使用する事は少ないから
そうしたのか? 不明です。
中堅クラスは、他社の製品と比べられるので、店頭でのヘッドフォンで聞いた時の
印象を良くするためにヘッドフォンアンプを強化したのかもね。
高級機はそりゃ、別室でお楽しみできますって、感じで、絨毯の敷かれた試聴室で
聞かせてくれるんだろうな、だから、ヘッドフォンアンプは簡易に済ませるん
ではなかろうか?
最後に落ちを・・・・
とりあえず、修理完了ですが、よし、ラックに入れようかね・・・何時までも机の上で
使っても性がない・・・ よっ、こいしっしょと・・・
ハマるかなー??
ああ、だめか・・・

左側は駆動部があるのでサイドパネルはつけた。

右側は外さないとラックに嵌まらない・・・・・
これだよ・・・・

CDバッファーアンプはゲインを落として、フェーダー感覚で
使用中です。
いい感じです。
Superfly 10th Anniversary LOVE,PEACE&FIRE
松任谷由実 深海の街、宇宙図書館
聞きながら、CD−880Jの面白さ、当然、曲もさることながら気分は
最高です。
チョット風邪気味何だけど、かなり回復している。
ホントにコロナと勘違いされて、大変です。病院行って、診察してもらいました。
PCR受けないくてもいいと、言われて・・・、これじゃ会社が不安がるので
マツキヨで抗原キット購入して、証明しなければならない羽目になった。
年中、風邪引きさんは大変です。
(コロナにかかられた方は本当に大変だと思う。恐らく歩くともまま成らぬ
状態になるのでは? 私は中年なので、無症状にならず、悪化の一歩
を辿るような気がします。 健康第一です。
寒空の屋外検診は寒かったです。 先生に笑われちゃった。)
コロナ禍が激しくなっていますが、このプラシーボ満点のページみて、
笑ってください。
皆さんご安全に・・・・(ただでも、仕事面白くないんだからね・・・〜)