じゃの路はへび・・・?

苦悩のオーディオライフワーク

RX-303

2019-05-10 22:18:43 | カセットデッキ

あ〜今週も、無茶苦茶なことが泉のように湧いてくる・・・ なんだかな〜

怒りのピークレベルメータは+10dBを越えようとしている。

0dBを超えないよう、ご安全にィ・・・・

久々にナカミチのRX−303のメンテナンスを行おう〜エイエイ!!

ナカミチの出会いもそれはカタログからがスタートだ。ラジカセからこの世界に

入ったものだから、当時のFM雑誌等の宣伝、記事とかにナカミチという孤高の

カセットデッキメーカーがあることは知っていた。

広島ダイイチのオーディオフロアーの高級商品が置かれている部屋にそいつら

は佇んでいた。700ZXL、1000ZXL、ZX−7、9。

 ココらへんから一般のところに置かれる、LX−3,5、BX−1,2だけどいきなり

簡素な作りとなる。が、、、、である。音がいいねんな。デザインもその他の

メーカーの追随を許さない。よって、いまではLX3、5、BX150、682ZXは

入手して修理して稼働させている。(鳴っているレベル)

大学生になって、男の24回払いでドラゴンを購入する。

いい音だった。ただ、いまは売却してもうない。

今思えば、おかしいがラジカセ、パイオニアのランナウエイSK−550とナカミチの

ドラゴンしか持っていない状況です。(はっきり言って、アホです。)

そこで、また悲しいかな、スタックスのSR34というエレクトレット型コンデンサ

ヘッドホンとそのポータブルアンプをつなげて聴いていました。

取扱が雑だから、左側が歪んじゃった。(バカね、他のもの買えばいいのにね)

    ☆オーディオシステムはバランス良く構成しましょう。☆

今思えば、金がなかったが、安い物でも良いものを選び抜く心がなかったのね。

(雑誌とカタログ依存症の結果やね、病んでたね)

一度は触ってみたい機種でRXシリーズが気になっていた。今でもRX−505は

もう、私のような貧乏サラリーマンでは購入できない価格となる。

RX−303は不人気機種、2ヘッド機で中途半端と思われている。

4年以上前にオークションで3万くらいでようやく落とせた。

RX−202も2ヘッドであるが、303との違いはデッキのメカがナカミチの

トランスポートを使用している。パッドリフタも付いてるしね。

アルミの板3枚で構成されるが、シンプルながらメンテナンス性がよい。

  ウラ面です。 デカイ?  これでイイんです。

 ソニーの333、555系、アカイ等のメカもよいが、大柄だがナカミチが

好きだ。三協製のメカも良いが、何か華奢な印象を受けてしまう。

   上の状態からキャプスタンを取り払っている。

   昔、このモードギヤの動きが判らなくて困った。重要なのは

   12時方向あるリブです。そこに可変抵抗器の爪を噛ませる。

   リールとそのセンサー板と回路、分解したらリールの高さを

   維持するように・・・ 構造と引っ掛けるところを観察!!

   このフェルト板はここで引っ掛けよう!! 

 リールは一番根本のフェルトが貼ってある小さな円盤の爪を引っ掛ける

ことを忘れてしまうとリール全体が浮き上がってしまう。

そんなコトしてると、リールのスプリングが付属の回転留めのつめが外れ

カッタンカッタンを冗長する。

       左下がナカミチビッグタイヤと真鍮の軸

   リールモータとビッグタイヤが接触している。ただでも真鍮の

   ローラーがつるつるとなっている。タイヤとの接触が重要

   上の2つ目のフェルト板をかぶせる。その時に下のフェルト板が

   外れるので要注意。

   この状態に組み上げる。スプリングの爪は下方にもあるので

   引っ掛ける。忘れると、カッタンカッタンが発生でスプリングが

   変形します。(やっちゃった)

  この3本の基台に爪をはめ込む。 これもズレてしまうと

  100度近く遊びが生じるのでコレもカッタンカッタンの元で

  壊してしまいますよ。(人に言える身分ではないが・・・)

それにしてもテープのハブを駆動するリール軸は本当にポリキャップだけで

固定されていることに驚く。

  中央にあるリール駆動のモータ軸があるが、コレが回転方向に廻ると

  その方向のリール軸を駆動する。左右に傾いてテープを巻き取る。

  この構造考えた人は凄いです。それと、フェルトの滑り機構も

  よく考慮されている。動きが重いからと言って、注油(液体)は厳禁です。

  わずかのグリスであればイイかもね。粘度は要注意です。

 確か、オークションで落とした後に気づいたのが、ビッグタイヤが

変形しており、巻き戻しで滑ってしょうがない。

ebayで初めて発注した思い出がある。

ビッグタイヤとその一回り下のタイヤを購入した。エアメールで来たことに

感動した。封筒の紙の匂いがアメリカです。(酸性紙か?甘い香り)

ビッグタイヤって俗称です。(アイドラーのこと、それにしても

この機構は大変良くできています。感動です。)

嵌めるのも大変でした。これが変形していると、再生時や早送り、巻き戻し

の時に周期的にカッタン、カッタンと音が鳴ってしょうがない。

アイドラーが滑って、テープの巻き戻し、早送りができなくなってしまったり・・・

時間が経つと、ゴム自体が固くなったり、適正な接触圧が得られなくなる。

 その当時、組み忘れと、組み立て間違いを行ってしまって、巻取りと

再生時のカッタン音が大きくなってしまった。

それは・・・・ その後LX−3,5をオフで保護してナカミチのトランスポートを

修理してゆく間に、もしかして? 何かリンクし始めた。 

RX−303のリールの組み付けが違うことに気づいた。分解することもまま

ならないので、放置状態でした。

この度、ようやく組み直すかと思い立った。

すでに、コンデンサ系は交換していた。

   いつものゴールドは交換済みです。表の場所が狭いので

   裏に取り付けた。結構、ナカミチも追加部品もありますよ。

それと怖いのがオレンジキャップの絶縁低下によるトランジスタ、抵抗の

破損が嫌なので、危ない箇所は交換した。

オシレータのところやドルビー回路系のやつが怖いよね。

実はLX−5で、トランジスタと抵抗飛ばしてしまったの、いやー筐体の隅で

狼煙が上がるの見たらそりゃ、驚くは・・・・ (このことかと・・・オシレータのところ)

 

それと、レベルメータの裏に付いているお弁当の中敷きみたいなシールド

を失くしてしまって、ヘッドフォンから、レベルメータの動きに連動してノイズが

乗るオマケが付きました。 事あるごにそのシールド紙を見つけているのですが、

遂にどこへ行ったやら? 今回は薄いアルミ板でシールドを適当に

取り付けました。ちゃんとシールドをレベルメータのGNDに落とす。

すると、なんてことでしょう・・・ ヘッドフォンからノイズは消え失せました。

入手当時、この個体もヘッドフォンのアンプの回路の電解コンデンサの液漏れ

で基板は真っ黒クロスケ状態です。それから派生し出力のトランジスタもいい感じに

はんだクラックが発生という、オマケも付いておりました。

そう言えば、電源のコンデンサを交換するとノイズの量が変化した。

交換前は常にノイズ変化量(ビイビイ変化する、パルスみたいなやつ)が大きく、

聴けたものではなかったが、電源側のコンデンサの交換でノイズが減った。

電源も弱っていたのか・・・・、シールド板で低いレベルのパルス性ノイズは

発生しない。静かである。

で、今回、やめとけば良かったのに・・・ 一部交換していない、ショウエイの

コンデンサを交換し始めた。ロジック部はほとんど変えていない。

その他の先人のページを読んでいると、スタンタードCMOSやオリジナルの

マイコンが逝っていることもあるとのこと。マイコンはどうしようもない・・・

LX−5も危なかったの・・・しかし、手を入れているといつの間にか直っちゃった。

(コネクタの接触不良?)ロジック基板部のリア側の左右にモーター駆動回路がある。

左:モードセレクタ用のモータ駆動回路、

右:トレイのスライド機構モータ駆動回路

   右のスライド駆動部、奥(見えない):2SB734 SP−8パッケージ

               本来は2SB772 日電TOー126 

   手前:2SD882 日電TOー126

コンプリ動作なので、2SB772を本日、町田のサトーさんで買いに行った。

それらはなぜか・・・? トランジスタはコネクターに刺さっている。

興味本位に左の2SB772を弄ってほんとに大丈夫かなと触っていると

とりあえず良さそうだ。もしかして、壊れやすいから交換しやすいように

やっているのかな? とか想像しながら・・・邪魔なトランスを外すと・・・

      イメージ:トランスが中央に空中浮遊させる。   

ラッピングワイヤで接続されているのでどこにも置けないので電源回路

基板の問題無さそうなところに空中放置(←コレがいけなかった。)

筐体を縦に横に置き換えながら、コンデンサの交換を行った。

特にリア側の10μFと1μFは大変だ。

それと今思えば、トレイの駆動ゴムベルトの取り替えやトレイの位置検知用の

センサーギアの調整などで電源基板のケーブルを弱らせていた。

トレイのゴムベルト交換はワイルドに交換です。

プーリー大にひっかけてゴムを少し引っ張ってモータの軸に引っ掛ける。

そりゃ、感でな・・・、そのモータ付きベースを指定の位置に大きくずらさない

ように指定の位置に落ち着かせる。(全部分解すりゃいいじゃんだが、大変

だから手を抜きました。 褒められたことでない、止めましょう。

そりゃ変に動かすとベルト外れるしねって・・・実はモータ側に愛の小窓が

あることを今回始めて知った。分解すると使用可能です。上のプレートの

モータを掴んで浮かしてギヤを回す、またはベルトを引っ掛ける。

手抜きの極地)てな事をやっていた。 

    はあっ、あることに気づかなかった・・・・・・。

さあ、交換が終わったので、電源再投入・・・・・ あれ・・・?

動作しない? トレイのイジェクト効かない。リバースも効かない。

やってもーた・・・・ マイコン逝った? どのキー押しても巻取りリールが

くるくる回っておしまい・・・ えー、どうしよう・・・

電源電圧測るが、問題なし、それにしてもモード切替も動作しない。

初めてだ。ナカミチお釈迦にしちゃった。途方に暮れる。

1時間位、各所を確認する。そうすると電源基板から4本あるフラットケーブル

が信号系基板にコネクタで縦に挿してある基板に供給されているケーブルが

根本から切れていた。 

   今見ると、左のはんだ裏にはんだボールあり、掃除しておこう。

   はんだも良くないな。実際は裏から取り付ける。

そう言えばトレイの位置調整やトランスを空中放置(ケーブルが引っかか

っていた)で痛めつけていた。

       こんなことしてりゃ、そりゃ切れるは・・・・

それに気づいて、やり直すが、依然、動作は好転しない。

もしやと想うモード駆動のトランジスタを再度確認すると、弄ったせいで

パターン剥離発見。コネクタやめて直付けにした。

すると、モード切替は正常になった、俊敏動作でええわあ〜

まだ、トレイはスライドしない。

まさかと思いながら、トレイ側のモータ駆動トランジスタを確認すると

2SD882と2SB772があるが2SB772はダイオードになっていた。

  左から ・新規2SB772 ・代替2SB734

          ・ツインダイオードの2SB772:汗

4本のフラットケーブル切断と関連あるかもしれない。

電源側が壊れなくてよかった。とりあえず、手持ちの少し小型の

2SB734を取り付けた。コネクタでよかったね。

(ん? ホンとか? それとも壊れやすいということか?今回はイレギュラーの

事故モードである。)ウヒャーである。

それにしても、アナログ回路基板はパターカットと裏付け部品の多さに

少し疲れた。殆どは、交換したコンデンサだが、ナカミチの製造ラインで

コンデンサ、ダイオード、抵抗、ジャンパー線の多さに驚く。

どうにか交換して、終了とする。

個人で使用するものなので、問題ないが、こんな状態なものを売る気には

ならない。逆に愛着が湧きます。 電気・機械調整は難しいので山師調整

で最小限です。とりあえず動作しているみたいです。

2ヘッド機でもナカミチトランスポートとパッドリフターとデュアルキャプスタン

シッカリした良い音が録再できます。

    カタログに もう、誰も追いつけないか?Nakamichiの”極限”

  そうでしょうね、RX−202が出たときこうなるとは思ってなかった。

   修理して使い出すとも当時は・・・思ってなかった。

  ナカミチの宣伝は面白い。昭和58年11月発行の速報白黒カタログ

  にはRX−505と303が11月21日発売予定の価格説明で

   2ヘッドバージョン同時発売予定のRX−303は、  

   「2ヘッドバージョン。RX−505を脅かす唯一のライバルです。」

  うーん、たしかにねっ。

メータを見ながら調整して、テープの音を楽しむ行為がなんともよい。

テープによっても音異なるしね。バイアス調整は小さじ程度に・・・

今の時代、テープのヒスノイズや、過大入力の歪を気にしながら、

録音レベルや、ドルビーの音質変化に気を使う。

録音する事は現在の若い人たちには判らないだろうな。

デジタルにはない、ワウフラッター、テープとヘッドの

磁気変換:Eq(120,70μsec)、バイアス魔力から生み出されるアナログ

(メカ、回路)テクノロジーの集大成の音が心地よく聞こえてしまう

今日この頃です。

ランプは青色LEDに交換しています。暗がりだと、ブルーのステージ

みたいでおしゃれです。

大きく壊れないでね・・・・ ご安全に・・・・


追伸

 土曜あたりから、少し不思議なところがあることに気づく。

ステレオ2チャンネルの信号がモノラルになる箇所がある。何故に?

電解コンデンサを交換していたら、1.5μFのコンデンサが2ケある。

何に使われているか回路図を見ると、前記のように、何故にモノラルへ?

とその信号の先にはsigと記載あり。最終的にはレベルメータに行き着く

其処には交流ラインが来て商用電源の周波数に合わせてL,Rの繰り返しで

レベルメータのL,Rを点灯させる。信号をモノラル化一本化する所も同じように

同調させてモノラル化それを復調する。

一体コレのどこが必要性があるのか?不明だ。

一つのレベルメータを商用電源に同期させて点灯させる

ことでいいことあるのかな−?不思議です。

ダイナミック点灯? スペースが欲しかったのかな? うーん謎です。







GX-Z9100EX

2018-01-27 14:13:47 | カセットデッキ

横浜のとある会議の帰り道に港北方面のハードオフに立ち寄った。

 ほんと久しぶりである。

疲れ果てているので、心の隙間を埋めるためになにか無いかと放浪する。

心の叫びに呼応できる財布が心もとない・・・ 貧乏サラリーマンは辛い・・

心のケアもお忘れなく・・・ ご安全に・・・(深〜い、深呼吸をしましょう)

 (アルコールに頼ってはいけませんよ。 適度にご愛飲ください。)

この機種は去年の暮れに富士山のオフでお会いした。その後、全く同じ

ものが県境を超えて、八王子大和田のオフに移動していた。

価格は15000円とタケー、動作不良品。 コレってまさか運命かな?

 って・・・ 理由はわからない・・・(ジャンクの遠足かな?)

私自体はカセット世代なので大好きです。以前にGXーZ7100EXを入手

してアカイのメカのメンテナンス性の良さに感動です。

かっちりした動作がよく、基板を眺めると・・・

7100EXはFGサーボ仕様でその隣にはクオーツサーボ仕様の部品配置の

シルクがあった。コレはもしかして上位機種の9100EXかな?と思っていた。

7100EXは無難な音がする。ソニーともパイオニアともナカミチとも

違った音であった。 しかし、問題あり、相も変わらず、カセットホルダー

やツマミ類が無いもの、そのため価格もリーズナブル 3000円位

だったかな− パワーイジェクトはいつもの故障箇所、当時は調度良い

ベルトがなかったので、動作確認してそのまま放置。

その後、山梨の市内のオフでGX-Z6100が1500円でボロボロだが

カセットホルダ付きを購入。 自動録音レベル機能は面白かったが

回路はそれなりき・・・7100EXの方が音が良かった。

そこでカセットホルダを7100EXに付け替える。その後7100EXは

また放置。 この時点でもまだツマミは手に入らない。

兄弟機種が多いと共通部品は嬉しい。

港北のオフで遂にGX−Z9100EXと遭遇!! 大和田の物とは違う、

なにが違うって・・・ それはね。

カセットホルダー機構部全てないの・・・ 根こそぎね・・・ なおかつ

天板のリアパネルのネジ欠損でリアパネルが動いている。

しかし、サイドパネルはまだある。(欠けはあるが)イイ方である。

       (分解中なのでサイドパネルは外しています。) 

価格は5400円なり、心の隙間にちょうどよい。(状態を考慮してね)

久々に荒業炸裂品に遭遇です。

こんな感じなので、店員さんに相談した。

おいら: すみません。 ネジが欠損しているので、中身見ていい??

店員:それでは、ここで見てください。 

  買い取りの場所でドライバーと六角ドライバーを貸していただいた。

ものすごい、ご好意でホントは良くないかもしれないが、感謝します。

天板を外して、異常な荒業はなかったです。底板も外して確認すると

すげーの一言、ヘッド周りの回路はディスクリートでEROのフィルム

コンデンサが使われていた。(当時のカタログ思い出した。)

特に異常なし。 価格タグには動作確認できません。と書いてあった。

そりゃそうだ、ひとつ気がかりなことがひとつ・・・

巻き取り側のロ−ラーとヘッドの間が何か足らない。(カバーがないので

丸見え)テープガイドの破損部位が転がっておりました。

  9100EXのメカ部

  7100EXメカ部

後は、自分が放置しているものが7100EXか6100か記憶の彼方に・・・

うまく行けばメカ一式を交換すれば動作するかもと・・・ 濡れ手に泡の

算段です。 悩むが、まっイイか・・・ 内部は銅めっきバッチリだしね。

(銅色はいいよ、ソニーみたいに粉吹いてないしね)

コントロール基板部(上) 音響回路基板部(下)メンテナンス性は

考えられている。

コントロール基板の部品が空いた箇所にFGサーボ回路が来る。(7100EX)

9100EXは中央部分 3ケのDIPパッケージの箇所です。クオーツサーボ回路

が実装されています。

お店としても、動作確認できていないジャンクがはけるので良かった

みたいな雰囲気でした。 納得して購入されてよかったですとのこと。

この店舗には以前よりカセットデッキの荒業炸裂の高級機を数台確認

しています。ナカミチRX−505、RX−202など機構部が欠落、破損等のもの

早速、お家で放置7100EX? を確認すると、7100EXで同じEXシリーズ

だったので、 ふうー と一段落した。(オーケーい)

天板を外して、狼煙が上がらないか目と鼻を総動員して9100EXに通電

すると、ディスプレイは問題なし。それではとりあえず、テープをはめる。

早送りすると案の定、モード切替ができない。 それはそれ!!

自然にプーリーに指でサポートする。 動作した。

ラッキーです。 しかし、超高速の回転音がしています。

なんだろう?この音は・・・ キャプスタンがマジで超高速で

回転してるではアーリませんか? こわっ 再生できていると

大変なことが起きていたかも・・・・ 

これは如何なものか? オフも知っていた? モード切り替えできなくて

カセットホルダーも開かない。開いたとしても、安定した動作ができない。

それに輪を掛けて、運良く再生できたとしても、超高速テープ送りでテープ

の海ができていたのではと推測します。


それで困って。以前の所有者はカセットホルダー全体を破壊する羽目に

なったのでは? 

運良くヘッド部が下降した時にカセットテープを嵌めてしまうと

もう大変、かなりの確率でヘッドは上昇したままです。

モード切り替えプーリーを回転させないとヘッド部は下がりません。

強引にテープを外すと、おそらく、テープガイドを破損させることになるのでは?


私もなんじゃらホイ?です。 これは制御が効いていない。 まじかと・・・

クオーツサーボの回路部に手を添えてどんなもんか? と触ると、

なんと、通常の回転に落ちる。 まじかと・・制御基板を外して、みると

FG入力のコネクター部が4箇所全てはんだクラックあり。

はんだ付けすると安定した通常の回転に戻った。

この高速のおかげで、キャプスタン軸の固着はなかったです。

もう鬼の様な速さで回転します。(怖いよ−)

以前の所有者は至るところのネジを外していましたが、見るところが

かなり違ったようですね。 調整の範囲でない状況です。

変に弄くり回されてなかったので良かったです。

だけど、ネジ類は複数の種類が使われており、他にも分解した

残骸から適当に嵌めた可能性が高いです。(人のこと言えませんが)

基本の故障原因はモード切替のゴムベルトの劣化、簡単に交換できます。

入れ方に注意が必要です。

音響回路部でもクラック発見。 下のトランジスタ、向きがおかしいので

触ったところ、なんと、カックンカックンと動く、コントロール回路基板側

から銅めっきの仕切板を外して、はんだを見ると・・・・

中央の真っ直ぐな3本足にはんだクラックあり。

コネクタ部分にはんだに穴あり。

7100EXからメカ部を移植する際にコレは困った。

なんで、ヘッドのコネクターにヘッドホンのケーブルが跨いでいる。

9100EXでは、ヘッドフォンのケーブルは跨いでませんでした。

コレは運か・・・・

久々に楽しく弄ることができました。

いやー本当に動作する機械はいいですね、念願のGX-Z9100EX 

ウッドパネルが高級感をかもしだしますが、ツマミは相変わらず・・・・・

まあ代用品を探そう・・・ いや工夫して作ろう・・・

それでは、ご安全に・・・





BX150その3

2017-06-09 22:13:55 | カセットデッキ

今日もご安全に・・・・ 本日は展示会の出張で足のふくらはぎがパンパンです。

日頃の運動不足が身にしみる。 昨晩、帰宅したところ、玄関脇の私の遊び部屋

から、何かが動作している音が途切れなくしている。今日は家のわんちゃんは

入り込んでいない・・・ もしかして、その音が元か? 何が鳴っていたかって?

それは、電源を切り忘れたBX−150です。 オッウー ・・・・

ストップ状態で何故か? かしょこん かしゃこん ヘッドの上下運動をいつからか?

不明だが、動作していた。朝は音はしなかった。 なんだかねー

確かに、部品交換時に何回かそういう現象が在ったが、突如発生とは・・・

こりゃイカンで、先人のお言葉通り、カムギヤーリーフスイッチを接点復活剤と

紙を挟んでお掃除、やっぱり、起きたか・・・・

それと、いま真上から天板に光を当てると、前所有者が傷を埋めるために

アチラコチラにマジックで塗っているではないですか? まあ、イイか・・・

今回の左出力不良で手放したとと推測いたします。

ちょっと、戸惑うことはありましたが、誤動作もなくなり、軽快に動作しております。

久々に682ZXに通電してあの水色の蛍光管のレベルメータの動きとエアチェック

の録再音を楽しんでおります。このデッキも入手当初は大変でした。

時間が経つに連れ、再生音にプチプチとノイズが入り始める。

ドルビー関係と録再のヘッド関連のコンデンサとトランジスタをかなりの量

交換しました。オークションでもノイズが入るとなると不安定要素が多くなり

人気があまりありませんでした。同時期で同機が出ていましたが、

モード切り替えカムが固着しているようなものや傷が多くても動作確認

できているものは、あれよあれよとうなぎのぼり、私にはついて行けなので

ノイズ音が出てくる製品(故障モード進行中)しか購入できません。

まあ安価に入手出来ましたが、悩みながらも動作完了という素人修理

で終了です。(これも根気が要ります。)

これとBX−150を比べたらいけませんが、ナカミチテイストは味わえます。

ご安全に!!



BX150その2

2017-06-07 22:54:47 | カセットデッキ

いやー、周りに喉の異変で休んでいた奴が戻ってきたが、どうも、私が先月患った

症状に似ているので怖い、もう嫌だ、話を聞けば聞くほど同じだ。

私も少しフラツイているので早速、パブロンで、ご安全に・・・・

とりあえず、BX−150の録再テスト、やはり、再生するとまた、左のメーターが

振れなくなる症状を再現!!! なんなんだ、もう、とまた、蓋を開ける。

ケーブルの束を揺する、すると、音は途切れるが録音はされている。

ということは・・・・

再生のどこかに問題あり、まさかと思い、リレーのボディーに触ると、音が途切れる。

マジか? ふと、リレーを探し始める。 12Vでえーと? あれ、同じリレーが

すでにあるじゃー あーりませんか? しかも、はんだの跡あり・・・

どのチューナーかカセットデッキだったか機種かわからないが外したような・・・

ちょっと、不具合が多いかな、時間が経っているのでしょうがないが、

ケーブルを軽く動かした僅かな基板の歪でリレーが歪んで、接点の接触不良

を起こすのは初めてだ。

私の好きな、G5Aー237PL 小信号用、前のリレーとピンピッチが

異なるので頭をひねってICソケットに取り付けて実装した。

ケーブルの束を触っても全く問題なし。 こんなこともあるんだね。

これで安心して使用できます。 動く機械はいいですね。 


BX150

2017-06-05 21:30:33 | カセットデッキ

さーそれでは、元気よくっー スモークオン!! そーら 行ってきた。 

零戦とDC−3は千葉の大空に軽快なエンジン音を響かせながらの飛行の勇姿に

感動を覚えました。

それと同時に足首にひどい日焼けをしているのを家に帰ってお風呂の時に初めて

認識した。 ヒー痛てー 長ズボンと短い靴下の組み合わせで足を伸ばして謎の

エアレース公式500円ビニールシート(1/4畳くらいかな)を敷いての8時間の炎天下!!

右足のみまっすぐ伸ばしていたのでもう、大変、そんなところ日焼け止め塗ってません。

皮膚の弱い部分の日焼けに・・・・ ご安全に・・・・ それと唇も日焼けしてる、ああ痛い

某国からの帰国後、心の隙間を埋めるために、近所のオフに視察。

あっ、程度のよい、BX−150があるではあーりませんか? プライスタグには・・・・

左側の音が出ません。 まじー、ヘッド逝かれてたら、やだなー、同社の582

デザイン好きで、録再切り替えムカデスイッチ分解までして、最後に判明の左チャンネル

のヘッドのコイル断線、最悪です。右側の録再は非常に素晴らしい音がした。

あの時には完成していたのね、いい音だった。メカは同社のアルミ板のメカニズム

のやつ、すごいの一言に尽きる。

それから比べると、BX−150は三協さんのメカ、先人たちの情報は以前から知っていたので

切り替えスイッチメカニズムに不具合を起こす、とある。

それでもBX−150は私にとっては、非常に思い出深い機種でもある。広島のとある町内に

初めて第一産業の支店があった。それは本店のオーディオコーナーとは違い、機種も限られての

展示であった。高校生のとき、ふと立ち寄った。 そこにはBX−150にゼンハイザーの黄色い

ヘッドフォンが刺さっていた。これが安いやつだと思い、期待せずに音を聴く。

(買う金もないのにね、今も変わらないか・・・・)

これがバランスの良い音だった。感動した思い出がある。だが、非常にコンパクトで

誰も見向きしない感は歪めないが、ソレが元で大学生になって、男の24回払いで

ドラゴンを購入することになるとは、思ってなかった。

華奢であるがナカミチテイストは十分ある。かわいいくらいがちょうどよい。

そんな思い出をもつBX−150さあどうかな?

ネジの頭を触る。傷はついていない。某チューナーみたいにネジが斜めに刺さっている

ことはない。傷も少なく、綺麗そのもの。ヘッド周りもホコリなし。

マジで使用感殆ど無し、信じられないくらい・・・・ それにしてはなぜに?左の音が出ない。

レベルメータも振れない? 明けてみる。 よいしょっ、 綺麗な中身、だが・・・・

んっ? なんでこのコンデンサのみ基板が黒ずんでいる? 液漏れして居られます。

なぜにここだけ? 耐圧? それともロット異常? 交換してとりあえず。

処置、見事な焦げ具合、なんでこれだけ小さいコンデンサなの?気まぐれ?

とりあえず、次に行こう!!!

このケーブルの束に触ると、左の音が切れたり、出たり??? 

それともうひとつ、不思議なことに左の録音スライドボリュームをマックスにすると

いきなり、レベルメーターがマックスに触れ始める? なんだこれは?!

あ、なんか右端が削れてる・・・・ マジ? やむなしで、掃除して、オイルを塗って、

摺動子の変形なおして、また、組み上げる。

ケーブルの束はどうも、ヘッドの初段の回路部分につながっているところのシールド線

が怪しいが断線はしていない。しかし引っ張ると明らかに音が切れたり、

つながったりと不安定? とりあえず、その周辺の部品やはんだの部分を

観察したが、原因不明?

パターンや部品異常ではないような? もう少し、様子を見ることに・・・・

世の中には、不思議なことがあり、去年の夏に新潟遠征の際に

TDKのノーマル兄弟をしこたま買った。 いい音ですよ。今のところ磁性材は

剥がれていない模様・・・・問題ないと思います。 2本パックで216円ありがたい。

この世代のTDKノーマルテープはまだ高い感が歪めません。なんせ中高学生

なんで、買えないよー この後、値段が下がり始める。お小遣いも多少アップ

でも、爆買いなんて、できないよ。

マクセルのUDⅠ(THE MODS)やAXIAのPS−1(斉藤由貴)など低価格路線

のテープを買っていた。2巻セットなんて、もう大奮発!!SONY UX90なんてね

これらの晴れの日テープは、FMエアチェック用、基本は深夜AMラジオ小僧なんで、

DやHFやRANGE2が普通であった。当然当時の愛機はランナウエイSK−550

でした・・・・・それに松本無線の3階のジャンク屋で購入したおそらくシャープの

ラジカセ用のスピーカー単品を購入するが、箱を買えないから、平面バッフルで

楽しんでおりました。

結構、闊達な音で楽しかったですよ。 低域? 低域って何? 当方感知せず。

すっきりした音声が聴けました。

今のところ、BX-150の三協メカは軽快な動作音とともに動作しております。

キャプスタンの軸受けにオイルとモード切替の接点掃除で安定して動作し

ています。 

それではご安全に・・・・