たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(十勝が丘展望台から日高山脈眺望12/2)

十勝ブルべ200KM完走! 女神微笑む

2011年05月06日 | 自転車

TBPの仲間との出会いの縁があったことで、おじさんがこれまでセンチュリーでさえハーフしか走ったことがないし、イベントでの100kmがせいぜいだというのに、200kmを走ることになってしまい、本当に完走できるのかと心底自分に自信が持てませんでした。

でも、でも仲間との練習会や自己練習、当日(5月5日)、仲間の協力をいただきながら200km完走できました! 嬉しくて、結果から記録することになりましたが、経過について以下に記録します。

前日の寒さと雨もなく、スタート地であるローソン帯広みなみの店を7:00に出発(実際は説明が終わった時点で順次スタートしましたから、初めの人は6時後半に出発していました)。

ブルべは、すべて自己責任のもとに参加すること、走行中のグループ走行はよいがそこから抜けることも自由となっています。おじさんはTBPのOさんやkazuさんが頼りですから、この方たちから離れないようにと必死です。でなければ、孤独の200kmになってしまいます。

第1PCの豊頃セイコーマートまでは、追い風とともに後ろから追い抜いていこうとした、帯広の人たち5人のグループに乗っかり10名のグループ走行です。集団走行は、追い風といえども風の抵抗が軽減され、快適な41kmとなりました。

トイレタイムと通過時刻のサインをもらい、次の第2PCの広尾までの80kmをめざしました。豊頃からはOさん、KAZUさんを入れて数名で出発です(数名といったのは、おじさんは走行中は後ろを振り返るということをしないらしいのです。ただ前へと進みゴールを目指すというのがおじさんライディングのスタイルのようです。なので、3人のほかに誰がいたのかはよく知らないというわけです。一緒した人の目に触れたらゴメンナサイ)

この80kmがこの日の一番の苦しみとライディングの醍醐味を感じるところとなりました。長めの丘を入れ6つのダウンヒルがあったからです。風は横風、海岸地帯を走るので、気温もグッと低くなっています。特に豊似から広尾まではこれまでの朝レンと同じ感覚でした。

ここの80kmはノンストップ。丘の坂もこれまでの練習以上に本気モードで先頭を行くKAZUさんを追いかけました。この日の200km完走はKAZUさんの協力なしでは考えられません。写真は場所は後半のところですが、この体格で坂なんかも弾丸のように飛び出していくから驚きです。壁も広いので、風よけには絶好の人です。感謝。

                          

広尾のセイコーマート第2pcで昼食とチェックを受けました。ここでは小1時間ほどすごしました。おじさんは、ジャムパンと小さなオニギリ1個です。他の人たちはハンバーグの入った弁当などガッツリと食べこんでいました。この辺りが歳の差なのかな。

休憩も兼ねていたので、少し体をほぐそうとストレッチングをはじめたとたん、右内側のハムストリングスあたりが痙攣を起こしてしましました。こりゃ、やばい。きっと、あの丘を本気モードでペダルの引き足も強く使ったからに違いありません。出発まで、マッサージをし続けていました。

広尾セイコーマートを13:00キッカリぐらいで出発。足の筋肉疲労の心配とともに左のビンディングの掛りが甘くなっているではありませんか。心配だらけではありますが、ここからはほとんどが追い風状態。「なるようになるさ」と気持ちを切り替え、KAZUさんをメインにぐんぐんスピードを上げていきました。途中、歴舟川のコイノボリを見つけたので撮影タイムを取ってもらい1枚。この日の「こどもの日」にぴったりの場面でした。

                          

またまた途中、忠類道の駅へ寄り道、KAZUさんにソフトクリームをいただいたり、馬車を見学したりしていました。改めてビンディングを見たところ、後ろの部分にひびが入っていて、バネが機能していないことが分かりました。KAZUさんからは「ダンシングはしないほうがいいと思う」の助言をもらいました。この後の忠類の坂もすべてシッティングで行きました。

                         

中札内に入る前にボトルをゲージに入れそこなってしまい、道路わきに転がってしまい一時停車をさせてしまいました。そのとき、おじさんのメンバーのほかに同走していた北斗市から参加の方(名前を聞かないでしまった)も一緒にとまってくれて、マンシップに感激。中札内のコンビニで御礼だけはしましたが。

走行中は真剣に、休むところで若い人たちは食べまくっています。第3PCの中札内では、おじさん、若衆に「よく食べるね」といったところ「食べなきゃ力が出ません」の指導が入って、Oさんからバナナを分けてもらいました。

ここからは一気にゴールを目指し、追い風にも恵まれペダルにも力が入りました。Oさん、KAZUさんのおかげで人生初めての200kmを65歳にして成し遂げることができました。本当にうれしい。そしてその気にしてくれたOさん、KAZUさんに、感謝、感謝。

もう一つ、気象条件もこれまでの練習からすれば、一番。

女神がほほ笑んでくれた一日となりました。

ゴールして主催者のチェックを受けたところ、この日の十勝ブルべ200kmの時間は、9時間24分とのこと。

おじさんのメーターでは、実走時間7時間30分、AV28.0km/hとなっていました。 

途中、途中で心配してくれた奥さんにも、ありがとうを。奥さんの収容車で我が家に向かう途中、「天使の梯子」が西空に出来ていました。

                         

帰って、急いでシャワーを浴び、中川整体院へ直行、痛みきったおじさんの体を癒してもらいました。いつものように体メンテナンスの講義を受けながらのマッサージです。話だけでは終わらず、中川氏が気を使ってくださり、NSCAトレーナー資格を取ったときに使った教材だといって、下のDVDを貸してくれました。

                                            

おじさんの趣味も、おじさん自身のものではなく、いろいろな人々に支えてもらっての趣味であることを実感した次第です。

昨日は、マッサージから帰って夕食を食べ終わったら21:00、何にもすることなく、疲れきっていました。

よって、充実感も味わいきっていたということ。