帰りが遅いと心配で...
そばにいると、もどかしく...
家に着くや否や寝たら寂しく...
横になってゴロゴロしているといらいらし...
話しかけられると面倒で...
話しかけてくれないと気分が悪い...
横になっていると、出て行けと言いたいし...
出かけていれば、気になり...
遅く帰ると頭にくるし...
早く帰れば訳もなくむかつく...
とても不思議で
とてもミステリーな存在...ダンナ! ゴ・ギュユン
ダンナ(남편、ナンピョン)という詩だ。
作家はゴ・ギュユンという人。発音がちょっとしにくいかもしれない。(漢字の綴りはわからない。)
男尊女卑の儒教的思想の強いお国柄だったけど、
最近の韓国は、かなり様変わりしている。
ダンナの居場所がなくなっているような。
でも、名節(お正月とか秋夕)のときは、まだまだ女性たちの苦しい時だ。
そろそろ韓国のお正月(ソル)がやってくるけど、
テレビなどでは毎日、オリンピック放送の合間をぬって、
シジp(ダンナの実家)やシオモニ(姑)の話題で持ちきりだ。
「シジp」というのは、シジプと書いてもいいのだが、シジpという綴りのほうが原音に近いので
こんなふうに書いた。
「シジp」の「シ」というのは、媤という漢字の語で、「夫の実家」の意である。
日本では使っていない漢字の語だ。
韓国語の発音が媤=シ。
シオモニの「シ」の勿論この媤。オモニは母の意。つまりシオモニは夫の母=義理の母の義となる。
韓国では、とにかくこの「シ」が嫌いだというフレーズがある。
結婚した女性にとっては、この媤は、大きなストレスとなる概念である。
この点、日本はそれほどではないはず。
夫婦によってはシオモニと嫁さん(ミョヌリ)との葛藤が厳しい家庭もあるかもしれないけれど、
韓国のそれに比べたら「へ」でもないと思われる。
嫁さんに対して「毎朝、電話しないさい」というシオモニが日本にいるだろうか。
何の電話?
ご挨拶の電話だ。内容なんかはどうでもいい。とにかく「今日もお元気で休まれましたか」という電話だ。
しかもこういう家柄は韓国では今でもけっこう多いみたいだ。
シオモニvs嫁さんというのは、女vs女ということで
それでなくてさえできれば声も聞きたくないというのが本音ではないだろうか。
それを毎朝電話せよ、だって?
いくら文化とはいえ、こういうのはできればなくなってほしい文化だと
男のわたしは思う。
成人した息子を独立した人格として認めるなら、こういう現象は起こらないはずなのだけれど。
いつまでたっても息子は自分の所有物、と考えているから
その奥さんも自分勝手になんでも言ってもいいしやってもいいと考えるような。
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