東方のあかり

東アジア(日、韓、中+その他)のまとまりを願ってこのタイトルにしました。韓国在住の日本人です。主に韓国発信の内容です。

祝 日韓修交50周年

2015-06-23 07:05:12 | 韓国物

2015年6月22日は、日本と韓国が国交正常化して50年を迎える
意味のある日だった。
この日の日、韓、それぞれのレセプションに
両国の長が出席したことは、これもまた意味のあることだった。
すぐにどうのこうのというわけではないけど、
最悪の状況にある両国関係に
変化のパルスが走ったことは確かだ。
1965年6月22日の「日韓基本条約」では、
請求権の問題は解決したものとみなすことになっている。
しかし、慰安婦問題はその後になってから発覚したことであるゆえ、
韓国側としては、1965年の条約ですべてが解決したものとは
考えがたいという立場だ。
条約ではすべてが解決、となっているけど、
その時点でわからなかったことがあったわけだ。
こういうのって、われわれの実際の生活の中にもあるけれど、
なかなか解決するのが難しい。
個人生活でもそうだから、国家間ではなおさらのこと。
でも、日本の誰だったかわすれたけど、
ある作家が言っていたことばだと思うけど、
「被害者が、もうそれでいいです。もう十分です」
と言うまで、加害者が誠意をこめてものごとをやるのが道理だ、
ということばがある。
日、韓関係にとどまらず、一般的な道理というものはこうだ、
ということであろう。
慰安婦の方々も、50人ほどしか残っていないという。
この方たちが存命中に、なんとか誠意ある対応を
日本の長たるものは見せてほしい。
外交筋では「必死」の交渉を両国ともやっているもようだ。
ユネスコ登録の件に、「強制労働」の文句を入れることなどは
誰が考えても当然のことだが、
なんとか日本のほうがそれに同意したもようだ。
残るは、慰安婦問題において、一歩でも進んだ交渉が
できるかどうかだ。
日本の面子も立てながら、韓国の言い分も聞く。
こういうすれすれの交渉なのだと思うけど、
外交レベルの方々にはがんばってもらいたい。
8月15日の日本の長の談話の中に、
誠意あることばが述べられることを韓国の空から
祈るばかりだ。

 

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