涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

現実逃避:意志が弱いんです

2009年09月20日 | Weblog

本当は朝から探し物をする予定だったのですが・・・


日曜でも薬を飲まなければいけないので朝食は必ず作って食べます。
今日はお粥を炊いて見ました。
いつもは茶粥なのですが、先日蕎麦をいただいた時に、昆布と鰹でたっぷり出汁を取っておいたんで、
それを使ってお粥を炊いてみました。
薄口醤油も加えて風味付け。



お中元に貰った塩昆布と、実家から送ってきた梅干、そして韓国土産の海苔を刻んで。
でも、やっぱり韓国で食べたお粥の味にはなりませんね。


シャワーを浴びて、洗濯をして、床に掃除機をかけ。
散らかった部屋を整理して探し物をしようと思ったのだけれど、
そうだ、前から見たかった映画「ディア・ドクター」は、一日一回12:30からしかなかったんだ、
と思い出し、慌てて仕度を始めまして、
そのままバスに乗って映画館へ。


奈良市の映画館といえば、今までは「奈良シネマデプト有楽」「イオン高の原ショッピングセンターワーナーマイカルシネマズ」
そして「奈良観光会館地下劇場」でした。
奈良観光会館地下劇場は一度だけ行ったことがあるのですが、劇場中にトイレの臭いが漂っていて、
二度と行かない!って思っていたのですが、今年閉場しました。
ワーナーマイカルシネマズは近鉄電車にのってゆかないといけないので不便。
で、いつもシネマデプト有楽に行きます。
そうそう、今週の「週間文春」で日本のシネコンのベストテンに入っていました。
とはいえ人はいっつもまばらで、今日も100席のうち、20人ほどしか入っていませんでした・・・


医療を扱った映画としては「ジェネラルルージュの凱旋」に続いて観る映画です。
「ジェネラルルージュ」は救急医療の矛盾を扱った作品でしたが、
「ディア・ドクター」は僻地医療の矛盾を扱った作品です。
主役は笑福亭鶴瓶が演じる、僻地の診療しょで働く偽医師井野を中心として、
そしてそこに賭けに負けて赴任してくる演じる研修医相野(瑛太)、
救急部での勤務経験のある看護婦(余貴美子)、
訳知りの製薬会社の社員(香川照之)らが、
そして東京の病院の循環器内科で働く娘を持つ癌を患う患者鳥飼かづ子(八千草薫)を巡っていろいろと奔走する。


鶴瓶の朴訥とした演技と、八千草薫の演技が涙を誘います。
鶴瓶と同じ松竹関係からでしょうか、中村勘三郎がちょい出演。
地域の救急部の医師の役でした。


しみじみとした人間への思いが伝わってくるいい映画でした。


今年見た映画の中で一番泣ける映画だった気がします。


映画を観終わったあと、商店街でランチでも、と思ったのですが、
シルバーウィークのせいでしょうか、どの店も行列ができていて。
大宮通も車で大渋滞。


食事は諦めて、奈良県立美術館へ歩いてゆきます。
途中でいつものごとく興福寺南円堂の不空絹索観音様にみんなの病気が治る用に願をかけてきました。



今県立美術館では「浮世絵 風景版画」展が行われています。
美術館が所蔵する風景を描いた北斎、広重らの浮世絵が百点展示されています。
浮世絵というと鈴木春信や鳥居清長、東洲斎写楽、喜多川歌麿、歌川豊国・国貞・国芳らの人物を描いた作品が有名なのですが、
この展覧会の主眼は大胆な構図、現実味のある景観などの表現によって描かれた風景版画です。
昔、永谷園のお茶漬けの素に付いていた浮世絵のカード(?)を集めていたのを思い出します。


 


県立美術館の横の木々の葉はまだ色付き始めたばかりですが、
その実は赤く色付いてきています。


そろそろ鹿の角切りの季節が近づいてきています。
南都銀行の本店の前には角切りの展示がおこなわれていました。


 


この後、来月東京へ行くための、京都-東京のJRの往復乗車券を購入するためにJR奈良駅まで。
バスで二駅目なのですが、渋滞を見ていると歩いていった方が早そう。


しかし、財布の中を見ると現金が5000円ほどしかありません。
今日からATMを使って現金を下ろすと休日手数料がいるな~。
無料で下ろすことのできる郵貯のカードも新生銀行のカードも行方不明中の札入れの中だし・・・


とりあえずJR奈良駅まで歩く途中のファミレスでランチを食べ、クレジットカード払い。
JR奈良駅でもクレジットカード払い。


今日使った現金は映画代1000円だけでした。
夕食もありあわせの野菜とカレールー、冷凍の肉を使ったビーフカレーです。


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