涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

良く晴れた一日:朝からコスモス咲く般若寺へ

2013年10月11日 | 外出・旅行

 
 

前回訪れた藤原宮跡でのコスモスが思ったほど咲いておらず、
かといって、午前だけの休みにそこまで行くのもな~

と思っていたのですが、もしかして、と般若寺のHPを見ると、今コスモスが満開。

というわけで、朝からバスに乗って般若寺へ。
マンション近くのバス停から、一時間に一本だけですが、
JR奈良駅、近鉄奈良駅を経て、般若寺へ乗り換えなしで行くバスがあるんですよね。

バス停「般若寺」を降りて、数分歩くと般若寺です。

国宝の楼門。

  
 

楼門から中を覗いてみます。
正面に十三重石塔。
左の写真が訪れたとき、右の写真が帰るとき。
観光客、増えていますね。

  

入り口には「南朝御聖蹟 般若寺   後醍醐天皇 大塔宮護良親王」と書かれた石碑。

鎌倉時代、後醍醐天皇を中心とし、幕府を倒幕しようとした計画が洩れ(元弘の変)、
後醍醐天皇は奈良のすぐ北、京都の笠置山に遷座籠城。
このおりに大塔宮が参戦。
幕府の大軍に攻められ、笠置落城。その際に大塔宮はこの般若寺に潜伏。
追っ手がこの寺に探索に来たときに、本堂にあった大般若経を収めた唐櫃に潜み、難を逃れたと言われています。

 

境内にはさまざまな種類のコスモスが満開。

  
  
  
  
  
  

藤原宮跡ほどのスケールはないけれど、石仏、石塔、石燈籠などとのコスモスの風情ある風景が広がります。

  
  

本堂とコスモス。
この本堂の中には不動明王像や叡尊座像、そして大きな獅子に乗る文殊菩薩像。

  

般若寺の有名な十三重石宝塔。
日本で最大の石塔です。

  
  

塔の軸部に仏様の線刻。
各面に二重円光背を負って蓮華座に坐す顕教四仏(西面:阿弥陀、北面:弥勒、東面:薬師、南面:釈迦)が線刻されています。

  
  
 

十三重石塔のそばに、元来あった相輪が置かれていました。

  

コスモスの中に「かんまん石」という大きな石があり、その上に不動明王。

  
  

境内に「紫苑」という花も咲いていました。
紫苑って名前の通り紫色の花しか見たことがありません。
こんな色の花もあるんだな~。

  
  
 

境内にはいろいろな歌碑も。

これは正岡子規の俳句。
「般若寺の つり鐘ほそし 秋の風」

  

会津八一の歌碑。

  ならざか の いし の ほとけ の おとがひ に
  こさめ ながるる はる は き に けり

まあ、これは般若寺を詠んだものとは違うようですね。
「南京新唱」に収載されいる歌です。
そこには「奈良坂にて」とあります。
奈良坂の「夕日地蔵」のことを詠んだものです。

 

本堂の前に掲げられていました。

 



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミルク (ma)
2013-10-13 23:58:13
般若寺の出前で飲んだ、地牛乳
思いだしたよ。やっぱ懐かしくほっとするね。24時間戦えないから、、、
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