HIV啓発に成果・奈良ネット
エイズウイルス(HIV)感染者が普通に暮らせる社会を目指し、96年に発足した市民団体「奈良HIVネットワーク」(奈良市、会員約60人)が、6月末で活動を終える。感染者への偏見をなくす啓発活動など一定の役割を終えたと判断し、今後はHIVに特化せず、幅広く性の問題に取り組んでいくという。
関西のいろいろなHIVネットワークに顔を出したやじですが、
地元奈良にこんな市民団体があるとは知りませんでした。
県立医大系の団体だからなのでしょうか?
記事の中に
「県内では感染者56人、患者33人の報告があるが、地元を避けて大阪や京都で検査を受ける人が多いため、
実際の人数はこれより多いとみられる。
関西の治療拠点の大阪医療センターにカルテがある感染者・患者は約1千人に上る。」
とあります。
やじもその一人・・・。
まあ、やじは「地元を避けて」大阪に行っているわけではないですし、
検査も単に夜にうけることができるところが奈良県にはなかっただけでして。
(大阪には夜間も、あるいは土曜・日曜で受けることができるところがありますよね。)
残念なことに、奈良県のHIV診療の拠点病院は県立医科大学附属病院ただ一箇所です。
この南北に長い奈良県にたった一箇所ですよ。
県立医科大学は奈良県の中部橿原市にあり、
結構不便なところにあります。
最寄の駅は近鉄八木西口駅です。
さらにその駅から歩いて15分。
あるいは近鉄大和八木駅を利用することができます。
この駅は近鉄大阪線、橿原線両方の交わる駅で意外に便利なんですけど、
そこから歩くのはちょっと困難で、奈良交通バスで行くことになります。
バス停のすぐ前が病院です。
ただしいずれも急行は一時間に二本だけ。
例えば近鉄奈良駅を朝の9時に出発すれば・・・
県立医大附属病院までは、
西大寺駅で一回乗換えで、
前者の方法なら八木西口駅に着くのは9時50分。電車代が430円。
そこから歩いて。結局10時5分にしか着けません。
後者の方法なら大和八木駅でバスを乗り継ぐと到着は9時55分ですが、運賃は600円。
ところがやじが通っている国立病院機構大阪医療センターまでは、
生駒で一回乗換えで、到着は9時45分。目の前がすぐ病院です。
あと、列車の本数が多いのがいいですね。一時間に10本ぐらいあります。
ただし、運賃は750円ですけど。
その事を考え、さらに大阪医療センターはブロック拠点病院でもあり、
ケースワーカーやカウンセリングも受けることができるので、
どうしても県立医大にはかかりにくいんですね。
来週の金曜日受診だったことを今日手帳を見て気づきました。
危ない危ない。
今回はMRI検査と髄液の検査があるので、ちょっと時間がかかりそうです。