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うっとり♫大江馨×東フィル弦楽五重奏

2022-07-22 | パフォーマンス
横浜18区コンサートは、横浜みなとみらいホールの出張公演です。
第2期、港北区・藤原洋記念ホールは、


プログラムは、以下でした。

モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K. 136より 第1楽章
 (弦楽五重奏)
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op. 77より 第1楽章
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
(ヴァイオリンと弦楽五重奏)

ピアノの全く登場しない、弦楽器だけというコンサートは
私には、たぶん、初めてです。
とっても新鮮!



では、素人の感想を・・・

モーツァルトは、 その名の通り「楽しい(伊語)」!
超有名なフレーズは、聴いていて、気分が明るくなります。

ドヴォルザークは、静けさと軽やかさが、
交互に訪れるような曲でした。


そして、お待ちかね、チャイコフスキー

ピアノ協奏曲なら、中央にピアノがバ~ンとあるけれど、
何も無し、スタッフも出てこないし、奏者も平然・・・
ヴァイオリンに疎いので、どうするんだろう?とキョロキョロ。

ついに、ソリスト大江馨氏、登場!
(ひゃっ、顔、ちっちゃっ!)

待ち構えていた東フィル5人の中央に立ちました。
なんだ、そうなのか・・・だから準備はいらないのねw

ヴァイオリンには、ちょっと偏見がありまして・・・
昔、従妹弟のキキキ~って(騒)音を、
さんざん聴かされたせいかと・・・w

そんなですから、大江氏の演奏は、まろやかな音色が
心の中に染みてくるようで・・
最初から、うっとりしておりました。



このチャイコフスキー唯一のヴァイオリン協奏曲は、
壮大なオケの演奏に、いつも、ググググと魂のつかまれる気がします。
でも、今回は弦楽五重奏

どうなるんでしょう?

・・・これが、良いんです!

オケなし・アンサンブルのパターンは、
コロナ禍もあり、聴く機会が多いのですが・・・
一つ一つの楽器の音がよく聴き取れます。

各声部が生きる、と言うのでしょうか・・・

今回も、あのオケがグググっと盛り上がるクライマックス。
あれが、弦楽五重奏ですと、
やわらかで細やかな風情で迫ってくるようでした。

演奏後、コンマス近藤薫氏と、ソリスト大江氏
会心の笑みでエルボータッチ。
うんうん、こんな素晴らしい演奏なら、当然だよね~


(藤原ホールからは慶應日吉陸上グランドが見えます)


アンコールの前に、マイクを手にした大江氏

日吉は想い出深い土地で・・・」と、ご挨拶。

ここ日吉で、音楽の勉強を続けながら
塾高・慶應法学部(1.2年)の学生生活を送られたのですものね。
ホームグランドのような感覚でしょうか♫

アンコール曲は、
J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番より ガヴォット」
でした。


(アンサンブルやピアノソロも良いけれど・・・生オケも聴きたいなぁ)


ああ、幸せ~~
生きて、この調べを聴けるって、
なんてワタシは幸せなんでしょう!

・・・良い音楽を聴く度に、こう感じるようになりました。

コロナ禍、何をするにも、迷ってしまう昨今、
まずは、この喜びに心から感謝です。

お付き合いいただいた皆さまにも、精一杯の感謝を込めて・・・
どうもありがとうございました。

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追記:
コロナは怖くてたまりません。

でも、夫が全国有数のターミナル駅を経て通勤している以上、
どんなに気をつけていても、間が悪ければ貰ってくるのだろうなと、
覚悟をしています。

既に、防災と同じように、必要な品々を揃え、隔離対策も考えました。
これがムダになるよう祈るばかりです。

熱中症とコロナ対策の両立、皆さま、お互い、気をつけてまいりましょう。

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