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新薬師寺への道~奈良たび

2022-12-23 | 旅行
今月初めに出かけた、奈良の旅。

どうしても歩きたかったのが
「ささやきの小径」から
高畑・新薬師寺までの道です。

念願が叶いました♫


(東大寺二月堂から春日大社へ、山沿いに抜けました)


ところで、「ささやきの小径」って?

わたしも春の旅(→旅★母娘、ときどき甥っ子)で
知ったのですが・・・

春日大社・二の鳥居から高畑へと通じる
林に囲まれた道をさすのだとか。




高畑は、かつて春日大社の社家(シャケ)、
つまり神官の住まいが集まっていました。

禰宜ら神官は、この道を通って、
住まいと神社を往復していた・・・
だから「下の禰宜道」とも言われるのでしょう。



これが、とっても、気持ちの良い道♫

マイナスイオン浴びまくりの森林浴です・・・
きっと、春日大社の霊験あらたかな・・・w





この小径の切れたところが、
高畑にある、小説家・志賀直哉の旧居。↓

高畑は、大正から昭和初期にかけて
芸術家が集まっていたとそうで・・

尾道や鎌倉にも住んだ志賀直哉。
そんな志賀が東京を除けば、
ここに1番長く住んだのだとか。

(良いところだったんだろうな~~)



本来なら見学したいところですが、
時間の都合でガマンガマン・・・

目的地は、あくまでも新薬師寺!↓

二月堂を出てから、30分くらいだったと思います。
春日山のゆるい登り坂ですが、
それほど気になりませんでした。


(金堂は寺に唯一残る天平時代の建築)


このルートに惹かれたのは、
文芸評論家・亀井勝一郞の影響・・・
(すぐに影響されるヤツです)

でも、↓こんな描写を読んだら、
歩きたくなりません?

「崩れた築地に蔦葛の絡みついている荒廃の様が
一種の情趣を添えている。
古都の余香がほのかに漂っている感じであった」

(「高畑の道」『大和古寺風物誌』)

「古都の余香」ですよ!
奈良時代の都の「余香」!!




ただね・・・

亀井勝一郞の、このエッセイには、
ちょっとしたオチがつくのです・・・
(「オイオイ」なの~~😅

ま、それはさておきw

今も、高畑は
おしゃれなカフェや、上品なレストランなどが
時折あらわれる、静かな街並みでした。


(新薬師寺にて)

********
ただでさえ気ぜわしい師走に、天候は大荒れ・・・

そんなときに旅ネタをエンエンと・・・
「なにやっているんだ!?」と、
自分でも突っ込んでいますw お許しを。

おつきあいいただいた皆さま、お忙しい中、
本当にありがとうございました。
どうぞ、本日も、ご無事でいらっしゃいますように。

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