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「レントよりも遅く」~ピアノと小説

2022-05-27 | おとなのピアノ
おはようございます。

今週、ピアノのレッスンで、
ドビュッシー「レントよりも遅く(ワルツ)」<La Plus que lente (Valse)>を
終えました♫

この曲にまつわるアレコレに、どうぞ、おつきあいくださいませ。



小野寺史宜ファンの皆様なら、ご存知の曲かもしれませんね~
そうです、子ども食堂を舞台にした『とにもかくにもごはん』(講談社)に
登場!



こども食堂の会場は、カフェ「クロード」。

「レント...」は、実際に、
かつて、ラジオのクラッシック音楽番組のテーマとして
使われ話題になったとか。

小説のカフェ・オーナーも、この曲が大好で・・・
作曲者クロード・アシル・ドビュッシーから、店名を付けたとの設定です。

さっそく、アタクシも、曲を聴いてみると・・・
大人な雰囲気の、いい曲でした。

「次は、この曲を弾こう!」
単純なアタクシは、すっかり小説に影響されましたw




「レントよりも遅く」・・・

「レント」は、イタリア語で「ゆっくり」という意味の音楽用語、
「ゆっくり(レント)」よりも「遅く」って!?
・・・難しく考えるのは止めましたw


ドビュッシーのピアノ曲といえば、
月の光」「亜麻色の髪の乙女」「アラベスク」など、
キラキラと輝くような曲が知られています。

一方、こちら「レント…」は、なんというか、アンニュイな感じ。
もあ~んと、靄がかかっているような・・・
弾けば弾くほど、不思議な気分になるというか・・・



弾き始めた3月の頃、藤谷治『ニコデモ』(小学館)を読んでいました。
主人公ニコデモは、第二次世界大戦前のパリで音楽家として成功します。
(ま、そのあと、いろいろあるわけですが・・・)

パリのキャバレーでピアノを弾くニコデモ。
おお、この曲のアンニュイで小粋なイメージにぴったりです!
アタクシも、ムーランルージュのピアノ弾き気分・・・

またも、小説に影響されましたw



・・・ということで、小説と共に、妄想しながらの、約2ヶ月。
楽しい時間でした。

先生も「『この音は、こう弾こう、いや、こっちの方がいいかな』と、
あれこれ工夫して弾きたくなる曲ですね」と、
おっしゃっていました。


本当は、まだまだ合格点ではないんですけれど・・・
これ以上、練習を続けても、たぶん、飽きてしまいます。
そうすると、嫌いになっちゃいそうで・・・

ということで、現時点では、これまでにしました。
先生も、こちらの意思を尊重して下さるので、ありがたいです。

ご参考までに・・・
貼らせていただきました。


本日も、おつきあいくださった皆さまがいらっしゃることも、
とっても、ありがたく・・・感謝、感謝でございます。

今朝、こちらは、時折、雨が激しく降っております。
どうぞ、皆さま、お気を付けてお出かけ下さいませ。

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