「ブロードキャスター」9月末で打ち切り(日刊スポーツ) - goo ニュース
平成3年(1991年)4月から、約17年もの間、土曜夜の「報道番組」として親しまれた、TBS系の情報番組「ブロードキャスター」が、この秋の放送改変で番組「打ち切り」となったそうです・・・・。
元日本テレビの人気アナウンサーの福留功男氏と、こちらも元TBSの女性看板アナである、現在フリーアナウンサーの三雲孝江氏の軽妙なやりとりが人気で、最盛期には土曜のこの時間帯で20%の視聴率を記録していたそうです。
ただ、最近は「視聴率低迷」もあり、12%前後と振るわない状況にあったそうですね・・・。
4年前の10月からは、三雲アナが仕事上の都合により降板、後任に元NHKの国民的人気女子アナの久保純子氏を起用し、「再起」を図ったのですが・・・・。難しかったようです。(/へ\*)))ウゥ、ヒック
最近他局では、日本テレビ系の「エンタの神様」がこの時間のシェアを独占している他、テレビ朝日系では伝統の「土曜ワイド劇場」が根強い支持を保っており、その後はSMAPの「SmaSTATION」と幅広い世代の支持をつかんでおります・・・。
フジテレビは、この時間帯は長らく「ゴールデン洋画劇場」の枠でしたが、番組終了後は、目まぐるしい番組改編で、暫くは「悩みの種」になっているようでした・・。
現在は、エンターテイメント系番組の「土曜プレミアム」、土曜11時台は「土曜ドラマ」となっており、特に「土曜ドラマ」は、人気漫画や小説の話題作のドラマ化で、徐々に支持を伸ばし、定着を図っているようですね・・・・。
番組「打ち切り」の背景に、出演キャスターのギャラの「高騰」、番組への「広告収入」の減少など、様々な要因があったそうです。広告収入は、ネット時代のこのご時世ですから、やむを得ませんが、「キャスターのギャラ」が要因とは・・・・。
( ̄~ ̄;)ウーン・・・一般視聴者からは、少し「合点」がいかないのです。
この番組が「長寿番組」だったのは、昔から「報道のTBS」の伝統を守りつつ、土曜日の芸能関係の情報ワイド番組の側面もあったようですね・・・・。
この番組は、時事問題を中心にスポーツも取り混ぜながら進行するのですが、「お父さんのためのワイドショー講座」というコーナーを設けた事で、一挙に視聴者を拡大させました。
普段仕事で「ワイドショー」を見ることがないお父さん世代に、土曜日の深夜枠を使って、「現在」の世の中を分かってもらうために「短時間」でランキング形式で発表する放送スタイルも、ランキング歌謡番組の金字塔を造った「ザ・ベストテン」の経験を生かしたもので、すんなりと受け入れることが出来たと思うのです。
それよりも、担当コーナーの出演者山瀬まみさんの、舌足らずで、突拍子に笑わせる彼女の「キャラ」が大いに貢献したところがあるんですけどね・・・・。
今後は「バラエティー番組」を軸に番組構成を考えているそうですが、放送700回を一昨年の3月4日に樹立し、これからも数少ない「土曜夜の情報番組」として、楽しみにしていただけに、とても残念ですね・・・・。
最近、日曜のこの時間帯も「報道情報番組」が苦戦しております。最近テレビの構成が、クイズ・バラエティー番組に特化しつつあり、かつての看板だった「ドラマ」・「報道」番組の衰退が目立ちますね・・・・。
それほど番組の「企画力」の低下が近年問題視されているのですが、NHKとは違い民間企業の広告料収入を主にした番組制作ですので、ある意味クライアントの意向で影響力が左右されるのは致し方ないのですが、国民が「求めている」番組は、一体何なのか?と再考しなければならない時期にあるのではないかと思います。