帝塚山鍼灸院

不妊症や逆子、冷え性、肩こり、腰痛、頭痛、痺れ、鬱病、目の疲れ、難聴など鍼灸に興味のある方へ理解を深めて頂く為のブログ

肩の痛みと鍼灸治療

2021-09-04 11:04:00 | 肩こり・腰痛・関節痛・痺れ・麻痺・運動器疾患
「肩が痛い」と言っても原因は様々で治療法も治癒期間も様々です。
肩凝りは首から肩の痛みを誘発する事がありますが肩から上腕にかけての痛みは肩凝りとは別の原因が考えられます。

1、肩関節周囲炎:肩の痛みの約半数がいわゆる五十肩です。年齢による退行性の病変で肩関節周囲の腱や関節包の損傷や炎症が起こります。中年以降で特に50代で多く発症します。初期には強い痛みや熱感、夜間痛が出現し中期には関節拘縮がみられ肩関節の可動域が制限されます。その後の回復期を含め治癒には一年以上かかります。

2、腱板損傷:肩の痛みの約2〜3割でみられます。加齢や肩関節を酷使したり怪我によって腱板を構成する筋肉が損傷、炎症が起こります。加齢によるものは60代以降に多くみられ利き腕に症状が出るのが特徴です。治癒には3ヶ月以上かかります。

3、その他:変形性肩関節症、石灰性関節炎、慢性関節リウマチなど

また肩の痛みはまれに内臓疾患でも誘発されるので注意が必要です。
両肩は肺、右肩は心臓、左肩は肝臓や胃腸の不調で痛みます。

肩の痛みに対する鍼灸治療では上記の原因別に消炎、鎮痛を目的に施術していきます。
東洋医学では「気、血、水」のバランスで健康を維持しています。
痛みは気の乱れとして現れます。
損傷部位の回復や炎症を抑えるには血や水の流れをスムーズにしなければなりません。
急性期の強い痛みには西洋医学での治療ももちろん必要ですが慢性期には鍼やお灸を行うことで免疫力を高め治癒期間の短縮、痛みに強い体作りをサポートします。
また「五十肩」は古くから「長命痛」と言われ鍼やお灸による治療が確立されており急性期、拘縮期、回復期に合わせた施術で良好な成果が得られます。
肩の痛みのお悩みお気軽にご相談ください。




~~~~~~~~~~~~~~~~~
美容鍼・小児はり・逆子治療専門
帝塚山鍼灸院
大阪市阿倍野区阪南町5-11-17
予約専用電話 06-6629-0567
ホームページ:http://tezukayama.net/
~~~~~~~~~~~~~~~~~



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏の冷えのぼせと鍼、お灸 | トップ | 多嚢胞性卵巣症候群と不妊鍼灸 »
最新の画像もっと見る