王国

海を越えて斜め上の隣国のあたらしい指導者がマスコミデビューした映像を昨日は３回も見た。
爺さん→父さん→息子の三代目。
世襲制の王国だ。

王国というのは、王様の支配の下で、すべての土地、人間が、王様の思うように動かされ、思うように生かされ、思うように死なされるということ。

もし、王様に間違いがあった場合、それはひたすら隠され、ひたすら塗りこめられ、なかったことにされる。王様は間違いを認めない。失敗を認めない。

もし、王様の意見に異を唱える人があれば、その人は再学習施設に入れられるか、処刑される。

こうして王様は自分の意に沿う人だけを周りに置くことで王国を維持できるが、そのような王国が長く繁栄したことは聞いたことがない。
そして、王様に反対する人の体を殺すことはできても、魂を殺すことはできないので、王様の心が安住することはない。

そういえば家によしもとばななの「王国」三巻セットがあった。また読んでみようか。