ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

治る

2020-09-02 | 日記
人差し指の第一関節の裏側を割に深く切ったのは、お盆ごろ。
外国製の缶詰を開けようとして、怪我をしたのだ。日本の缶詰は昨今、大変開けやすくなっていて、時には缶詰の蓋が、紙のようになっているのもできてきて、怪我をしたことは滅多にない。あったとしてもごく軽い切り傷だ。
この度のオイルサーディン缶は、全くの凶器。傷を見て、縫いたいと自分でも思ったほどだ。
しばらく止血していたら、止まったのでバンドエイドをはって毎日二回取り替えていた。
今、その傷跡は、日毎に盛り上がってきた新しい肉の細胞のお陰で跡形もない。
この修復力に感動していたら、バンドエイドを巻いていた反対側がジクジクしてきて、水ぶくれがつぶれていた。表側も草むしりのとき、できた小さい傷があり、たぶんそこからばい菌が入って化膿した可能性がある。他にも小さな水ぶくれが二、三できていた。
近所の皮膚科に行くと、しまっていた。いつの間にか診療時間が短縮されていて
隔日診療制、それも午前の二時間だけになっていた。
行けないなあ。仕事があるし。
今回も、自然修復にまかせるか。時間はかかるけど、何となくなおりそうだし。
と、思い、朝起きたら昨日とは皮膚の色が全然違う。赤みかとれて、普通になっていた。小さい水泡も、より小さい点に退化していた。
この修復力を何か商品化できないだろうか。
ワクチンに使えないだろうか、とぼんやり考えている。