goo blog サービス終了のお知らせ 

ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

割烹着の紐をしめなおして

2014-03-11 | 日記
夜遅くのテレビに志村けんに似た人が出てきて、暗い顔で、
「スタップ細胞の実験結果に自信が持てなくなりました」と言っていました。
そして、「自分が何をしてきたかわからない」とまで告白していました。

私も一緒です。ときどき、自分が何をしているかわからなくなります。判子を引き出しに探しにいったのに、手にして戻ってきたのはなぜか、洗濯ばさみ・・・・
聖書にも、イエス様が十字架上で「この人たちをお許しください。彼らは自分で何をしているのかわからないのです」と祈る場面がありました。

この志村けんに酷似した人は、マウスのクローン作り名人で、小保方さんに頼まれて「スタップ細胞」を使ってマウスの細胞を増やしたそうです。
いったいぜんたい何が問題になっているのか、よくわからないのですが、私がとりあえず理解したことは、小保方さんがネイチャーに出した写真と、2011年に早稲田大学の博士論文に出した写真が酷似していて、それが同じ名前をつけられた写真であったらよかったのに、別の実験結果の名前がついていたので、「使いまわし」したのではないかという疑いがかけられているそうです。

「使い回し」に関して、これが家庭料理だったらどうでしょう。昨日のカレーを翌日も暖めて食べることはよくありますが、カレーはカレーです。理科系で定義にうるさい家族は「昨日のカレー」とか「おとといのカレーはどうした」とか言いますが、私は「あっ、カレーね、もう夜中に娘が食べてなくなったよ」というだけで、いちいち「いつのカレー」とか言いません。

しかし科学の世界では、「何月何日に、どのような実験をした」ということをはっきりさせるのは基本中の基本であることぐらい、私にだってわかります。それが、ゆるゆるになっているのは、ゆるされないことですね。でも共同執筆者のアメリカの学者さんは、「根幹はかわらん、小さいことでがたがた言うな」と言っているそうです。

こうなったら、小保方さんは割烹着の紐を締めなおして、再度実験してみたらいいのではないのでしょうか。今度は、1日目のカレーは「1日目のカレー、牛肉300グラム入り」、二日目のカレーは「2日目のカレー、牛肉100グラムに減少」と、きっちり記録して。

ところで理科系の家族は、日常の細かいことでも、決して私の言うことを信じず、自分で聞いたこと、見たことしか信用しません。今日も、確定申告の書類は市役所に出せばいいのに、と市の広報まで見せたのに、また電話で確認していました。
そんな人がなぜ、友人の紹介で私をあまり知ることなく結婚したのでしょうか・・・
理系の男の人をだますのは案外簡単かもしれません。小保方さんもひょっとして、志村けんを??まさか!