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ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

半年後になくなるでしょう。あるカフェの将来を占う。

2010-04-23 | 日記
『家族の勝手でしょ』という、家庭の食事内容を274枚の写真でとった本が、どうしても気になって、買いに行った。先日見たときより、本の山がずいぶん小さくなっているので売れている様子だ。

書評で言われているほど、ひどい食事とは思わないが、ただ野菜が少なすぎると思った。それから本当にお米のご飯を食べる人も減っている。
最初から完成されたものを食事として買ってきて食べている人が多い。中食=食事。たとえば、たこ焼き、冷凍ポテトフライ、ピザ、すし、具なしラーメン、具なし焼きそば等。

料理というより、チンしたり、ちょっと水を加えて煮てみたりぐらいの食事が目立つ。料理は化学変化を楽しむものだから、もう少し煮こむとか、焼いてから煮るとか、揚げびたしとか、ただのお浸しとか、フライとか、蒸してみたりとか、してほしい、してほしい、してほしい!とだんだん思えてきた。でも「家庭の勝手でしょ!」と言われてしまうんだろうなあ。

ところで、久しぶりに行ったカフェが様変わりしていた。これまで肉料理や魚料理の一品にプラスして、野菜サラダやひじきの煮物や、切り干し大根の煮物やシンプルなケーキなどをバイキングでとれるランチが、すべて定食一品も含めたバイキングになっていた。定食メニューもバイキングで食べ放題になったから、一見いいと思うかもしれないが、バイキングで作りおきしてあると、あまり美味しくない。
決定的に、こりゃもうだめだ、と思ったのは、取り皿が、お子様ランチのようなプラスティックの、中が3つに別れた皿で、ああ、もうだめだと思った。私は機内食が苦手だから、こういう皿がダメなのだ。安くても陶器か木でないと辛い。

けっこうこだわりがあるものだ。

2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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私も買いそうです (chatora)
2010-04-23 18:54:10
面白そう! たしか週刊文春で各家庭の元旦の食卓の写真を紹介していて、それも非常に興味深いものでした。いろんなものが見えそうですね。
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Unknown (neko)
2010-04-25 09:41:04
chatoraさん、お久しぶりですね。
お元気ですか。
この本は、何となく眺めていると、猛然と料理したくなりますよ。それも、繊細な料理がしたくなりますよ。
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