「チョコレートはいらない」
ポルトガルのアソーレス諸島出身のアラモ・オリヴェイラの作品です。アソーレス諸島からアメリカに移民した家族の話しです。5人家族が移民し、3人の子どもは各々、アメリカ社会で成長しトラブルにあり、1人はエイズでなくなり、2人は結婚するものの色々とどたばた~。主人公のお父さんは、引退して老人ホームで過去を思い出しながら死んでいくというストーリーです。ありがちな家族のトラブルが語られますが、祖国アソーレス島とのむすびつきをいつも想っており、何か悲壮感の漂うストーリーです。何かジーンときますね。
アソーレス諸島の作家の本を、アソーレス文学と言うそうです。アメリカには各国からの移民がいるのですが、ポルトガルって以外にアメリカに近いですものね。
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