Towards the Universe....

~Miyuki Ito-Composer's Life~

メシアンの記事から~

2014-08-29 11:26:55 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

『音楽現代10月号』の記事として『大作曲家の影響した人物、思考:オリヴィエ・メシアン』を頼まれて書き終えました。久しぶりにメシアンのピアノ、オルガン、管弦楽曲を聴き直しました。彼の作品は、基本的に長いものが多く、セクションに分かれているのですが、1作でCD2枚、1枚という作品が多々あります。今回は、休みということもあり、まとめて聴いてみました。結構、忍耐力と集中力を消耗します。

今回、図書館で借りたメシアン特集16枚CDとメシアンインタビューや伝記の書籍4冊くらいを一気にリサーチしてみました。私が記事でとりあげたのは、影響した人物としては、まずは両親、特に母親は詩人で大きな影響を与えています。それからパリ音楽院の3名の教師。オルガンの教師や、ギリシャ語の韻律、鳥の声にいたる経緯が見られます。最後に天才的なピアニストであり、彼の作品のほとんどを初演した妻のイヴォンヌ・ロリオ。影響した思想としては、若い頃から自然に信じるようになったというキリスト教。両親が信者であったわけではなく、自分から自然に関心をもったらしいです。パリの教会で50年間以上オルガニストも勤めています。彼の全ての作品にはカトリック信仰の信念がながれていて、音に結集されています。宗教をあまり理解できなくて、彼の音楽から信仰心を読み取ることは私にはできないのですが。。。

改めて作曲家、教育者としてすごい人物だなって思いました。


こちらは、パリの教会での本人によるグレゴリオ聖歌をもとにしたオルガン即興です。貴重な映像ですね!


こちらは、メシアン本人による鳥の声の解説。本人が鳥の声をまねていて面白い! そして妻のイヴォンヌがピアノで演奏。これはすごい映像!


こちらも鳥の声の続きです。彼は、五線譜に鉛筆で鳥の声を書き取りました。妻のイヴォンヌがたまにテープレコーダーをもってサポートをしたそうですが、それは後ほど色んなバリエーションを試すためのもので、基本的にはその場で書き取ったそうです。


これは、2台ピアノのための《アーメンへの幻想》で、メシアンと妻イヴォンヌの演奏です。

久しぶりのブログ。なかなか忙しくて疲れ果てていて、長らく書けなかったのですが、涼しくなってきたし、たまにアップしていきたいなと思いつつ 

コメントありがとうございます。

Concert on March 16th in NYC!

2014-03-09 21:28:50 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

あっという間に時間がたっており、来週からNYです。NYはまだまだ寒く雪がふったり零下8度にまで冷え込むようです。

今回の3/16のコンサートでは、尺八、三味線、チェロの新作を発表します♫
三味線を使うのは、はじめて。来週のリハーサルがドキドキです。

http://www.sequenza21.com/calendar/wp-content/uploads/2014/03/flyer-NY2014.jpg (←チラシ拡大)

コメントありがとうございます。

Fly to NY soon!

1/29/2014 雅楽のコンサート!

2014-01-05 15:11:20 | ♪music/私の音楽に関する全て!?


2014年最初のコンサートのチラシ宣伝です。
こちらは、主催の千葉商科大学HPのサイトです。今回の企画を立ち上げて下さった楜沢順さんのインタビューも入っていますので、読んでみて下さいね。こちらです→http://www.cuc.ac.jp/info/updatearea/all/2013/12/129-1.html

@7pmから市川市文化会館小ホールです。演奏は笙の中村華子さんを中心とした現代作品と、雅楽トリオによる古典作品となります。私の作品では、今回、3度目のコラボとなる楜沢順さんが映像を制作して下さいます。私の作品は、笙とエレクトロニクスの新作です。年末慌ただしく楽譜は完成しましたが、これから録音素材をいただいてエレクトロニクス制作となります。相変わらず余裕なくですが、自分の専門である作曲のできる環境にいられるということを改めて感謝して、今年も頑張りますので宜しくお願いします。1曲1曲に、今まで以上に想いを込めてですね!

プログラム:
♪ 雅楽古典曲:『壱越調調子』 『胡飲酒破』 『酒胡子』
♪ 石井眞木:『飛天生動』(1983年)雅楽トリオの為の
♪ 今井慎太郎:『流れとよどみ 2』(2013) 
笙とエレクトロニクスの為の (世界初演)
♪ 笠原駿一:『Long-haired Lady』(2013) 
エレクトロニクスと映像の為の 
♪ 小楠竜也:『新作』(2014) エレクトロニクスと映像の為の
♪ 伊藤美由紀:『Lux Aeterna (不滅の光)』(2013/14) 笙とエレクトロニクスの為の /映像:楜沢順 (世界初演)

大学サポートのコンサートですので、チケットも1500円とお値打ちです!雅楽に新しい作品を新年1月に、お聴きいただけたら幸いです。



2014コンサート予定&2013コンサートフォト

2013-12-05 11:40:18 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

2013年もそろそろ終わりに近づいてきました。まだまだやり残しがあり焦っているものの追いつかず~ そして、そろそろ2014年度のコンサート準備にもとりかからなくてはと、気持ちだけ焦る今日この頃です。

まずは、ブログでリアルタイムで紹介し忘れた2013年10月の名古屋コンサートの思い出フォト紹介

こちらは、10/5名古屋音楽学校ホールで開催しました、私が企画に関わっているニンフェアール第9回公演。今回は、ニンフェアールに関わっていただくのが2回目となるソプラノの森川栄子さんとのコンサートを企画しました。私の作品は、ソプラノとエレクトロニクスによる、スペイン語のフェデリコ・ガルシアの詩を原語で使用した作品『Cantos Nuevos』です。森川さんの声は、本当にスペシャルです。すばらしい!!森川さんに歌っていただけることは作曲家として最高です☆ 声は、他の楽器とは違って人間そのものですから、あんなすばらしい声を出せる人は、それほどいないですよね。

プログラムと、ホール。
 

 
今回、名古屋芸大からお借りした多面体のスピーカーです。自然体に近い音を再現できます。

 
コンサート後、演奏家の森川さんと、クラリネットの青山さんと!

こちらは、10/15宗次ホールで開催されたヴィオラのクリストフ・デジャルダンのソロリサイタルです。こちらのコンサートは、フランスのGRAMEから私に問い合わせがあり、ホールとの協力を得て、無事に彼のリサイタルが名古屋で実現出来たという企画です。プログラムは、バッハなどの古典をメインに現代作品は、私の新作『枯凋の美(2)』です。

プログラムです。





リハーサルです。今回の作品では、ヴィオラのソロに3つの風鈴を使用しています。奏者が風鈴をならしたあとの余韻を、ヴィオラが奏で続けるといったオリジナルの英語タイトル『Fading Beauty...(2)』のように、日本の美を表現しています。花は枯れるから美しい~といった日本の美学ですね。(1)は、ニューヨーク学生時代にカーネギーホールで初演されたアンサンブルの作品です。今回、音響のすばらしい宗次ホールでヴィオラソロを書くことになり、再度、残響と日本の美に焦点をあてて書きたいなと思って作曲した作品です。クリストフさんの演奏は、すばらしかったです 感動でした 


他のプログラム。バッハの演奏も感動しました。もちろん、ヴィオラソロのためのバッハはないので、ヴィオリンソロからとチェロソロからヴィオラに置き換えられたものです。聴き惚れてしまいました。私の新作以外は、全てのプログラム暗譜。バッハなんて1作品30分以上の大作。楽譜がないので、音そのものがホールに響くのを体感するのはすばらしかったです。こんなすばらしい演奏家の演奏を生で聴けて最高でした☆

メキシコに行く前にも、国際的に活躍される演奏家の方のすばらしい経験ができました。感謝、感謝です もちろん、企画に関わっていただいた機材関係のスタッフ、ホール関係の方々、そして来ていただいた皆さんのサポートがなければ、演奏会は成立しないので、 感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも宜しくお願いします。

と、2014年度の前半予定です。

◎1/29:市川文化会館(千葉)で、笙の中村華子さんとコンサートです。私は、笙とエレクトロニクスの作品を書いています。(今、苦戦中!)映像は、楜沢順さんが作って下さる予定です。2014年度最初の公演となります。

◎3/16:ニューヨーク天理文化会館で、箏、三絃の木村陽子さん、尺八のジェームス・シュレファーさん、チェロの玉木光さんとのコンサートです。私は、三絃、尺八、チェロのトリオを書く予定です。三絃は始めての使用なので、ちょっとわくわくです。これからリサーチしなくてはですけど。こちらも、私の企画するJUMPという団体名でのニューヨーク主体で行っている自主企画です。

◎4月は、中国の四川音楽院で、アンサンブル・ノマドが、私のアンサンブルとエレクトロニクスを再演して下さる予定です。中国は、香港でのコンサートしかないので、中国本土は始めて。まだ、自分が出向くかは決めてませんが、これを機会に始めての中国本土に足を踏み入れる?

◎7月には、ニンフェアール第10回公演を企画中です。とうとう、私の企画する公演も10回まできました。10年前、自主企画なんて全くの始めて、そして、7年も海外にいて日本戻りたて、続くかどうかなんて全くわからずに友人と始めた企画。毎回、超一流の演奏家の協力やら、助成をいただいて何とか今年、9回目を終えました。そして、10回目!! ギターと箏による宗次ホールでの公演になる予定です。

国籍、年齢、性別、無関係に音楽で何かを分かち合えれば! お時間があれば是非ともコンサートにきていただければ幸いです。詳細は、決定次第、紹介したいと思いますので

こちらは、私のアップデイトしましたHPです→http://www.miyuki-ito.com

メキシコ2013.10フォト(7)ーメキシコ市

2013-12-02 22:25:14 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

モレリア市でのフェステイヴァルが終了した次の日の朝早く、たしか6AM? ホテルロビー集合で、専用の貸し切りバンで、メキシコ市に移動しました。

同じ日の夕方6PMには、メキシコ市の現代アート美術館のホールで、ギターの佐藤さんとコンサートでした。フェステイヴァルの関連企画です。こちらは、チラシです!


まずは、リハの舞台準備前に美術館のレストランでランチを。


ここがホールです。まだ新しいホールで、音響もまずまずでした。


佐藤さんのソロコンサートでした。ギターとエレクトロニクスを含んだ作品によるプログラムです。


コンサート後、佐藤さんと、コンサートに来て下さった私の知り合いのメキシコ人の作曲家、演奏家! 海外のコンサートで友人が来てくれると特に嬉しいです!



次の日の朝早くには、日本人グループの皆さんは日本に戻られました。私は、もう1泊して、メキシコ国立大学でレクチャーを最終日にしました。レクチャーは午後からだったので、待ち時間ホテルの周りを散策。

こちらは、主催者が予約して下さったホテルです。


メイン通りにでると公園があり、またまた変わった生物の銅像?


ホテルのすぐ角は、巨大ショッピングモールでした。そこをまわって気分転換!
 

と、ショッピングモールのロビーにもガイコツ出迎えですね!

その後、タクシーで、メキシコ国立大学まで移動。メキシコ市ってとにかく広い!!そして、いつも渋滞。1Hくらいかかって大学に到着。メキシコ国立大学は、キャンパスがわかれていて、音大は閑静な住宅街にあります。

ここが音大キャンパスです。さすが、メキシコ!!音大には、ギター学生がそこら中に座って演奏してます。メキシコでは、音楽を始めるきっかけはギターが多いみたいです。大抵のメキシコ人の作曲家は、ギターをはじめに習ったといいますね。日本だとピアノですけどね。


おっと、こんなところに、今日の私のセミナー巨大ポスター 過去に来られた音楽家の写真も並んでおり、ライヒやら、知っている作曲家が多々いました。皆さん、ここメキシコまで来たんだ~


実は、このレクチャー、本当はギターの佐藤さんとレクチャーコンサートの予定だったものの、佐藤さんのスケジュール変更で飛行機が早まってしまい、私一人でのレクチャーになってしまいました。また、いつもはこのセミアーは金曜らしいのだけど、わざわざ私達の日程を組んで月曜だったので、もしかすると人数少ないかもって言われていたものの、次から次へと学生が~ 講義室満員で立ち見も。100人以上いたような? 作曲家にギターの学生さんや先生やら、色々。司会をやって下さった、フルートのアレハンドロが、冗談を交えながら穏やかに話してくれたので、私もマイペースでリラックスして話せました。途中途中で質問もあり、そういえば、今、思い出しました! 学生さんからギターのスコア送って欲しいってメールアドレス書いてもらったような~ すっかり忘れていました。レクチャーには、私が1回目にメキシコに来た際に、別の大学でレクチャーしたとき学生だった子が、わざわざ来てくれてもいました。覚えてくれていて嬉しいですね。

レクチャーのあとは、アレハンドロと、来て下さった人たちで、大学近くのオシャレなタコスのお店で、引き続き話しが盛り上がりました!
  
これは、色んな野菜とチキンが入っている、メキシコ鍋。これをトルテイージャに包んで食べたりします。


このお店のスペシャル。普通丸いトルテイージャが、ここでは四角いことで有名らしいです。メキシコ人にとっては、四角いのは気になるらしいです。
どれもGooでした! 

最後に、今回のメキシコツアーで、知り合いの音楽家、コンサートで会った音楽家の皆さんからいただいたCD, DVD。毎回、コンサートで海外に行くと、色んな人からCDをもらいますが、今回は特に多かったです。山のように増えつつあるCD, DVD.最近、後回しにしてしまいなかなか聴けていないので、そろそろ聴かなくては。折角、いただいて聴かないのは本当に申し訳ない。明日から、聴こうと!


3回目のメキシコ・コンサートツアー、無事に終了しました。今回も国際交流基金から助成をいただくことができ、自分のコンサート補助をしていただき感謝です! メキシコで出会ったメキシコ人、中南米の皆さんに感謝です!

メキシコのフォトいかがでしたか? 遠いのでなかなか行く機会がないかもしれませんが、メキシコの文化、歴史に機会があったら触れてみて下さいね!
 太陽神は、メキシコ文明で重要!

コメントありがとうございます。


10/17 宗次ホールコンサート(宣伝)

2013-08-21 20:06:58 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

こちらは、宗次ホール10/17@1:30pm~のフランス人ビオラ奏者のクリストフ・デジャルダンのソロリサイタルのチラシです。

このコンサートのためのヴィオラソロの作品を現在、作曲中です。ソプラノ作品のスコアを完成後、すぐにヴィオラにとりかかっている最中です。時間が迫っているので、一日たりとも手を抜くことができず、とにかく、五線紙に向う日課となりつつあります。こちらは、エレクトロニクス無しのソロ作品です。ヴィオラソロは、始めてですが、ヴァイオリンでもなく、チェロでもなく、ヴィオラの特性を生かしてと考えると、かなり難関です。

ところで、デジャルダン氏は、現代音楽のエクスパートで国際的に有名で、数々の著名な作曲家の新作を初演しており、過去にアンサンブルコンテンポランのメンバーでもあり、とにかくすばらしいヴィオラ奏者です。去年、東京でのピアニストのポリーニとの共演のコンサートに招待されてみに行ってきました!とにかく、すばらしい演奏でした。ソロ演奏を聴くのが楽しみです!みなさんも、是非ともライブで聴いて欲しいです!

今回の名古屋公演では、ランチタイムコンサートということでホールの要望のために、バッハをはじめクラシック作品が中心となっています。私のみが現代作品です。バッハと並んでプログラムにあるというのも、すごいことです バッハへの敬意を表して作品を書こうかなとも思いましたが、やっぱり、考えた末に別のアイデアで取り込んでいる所です。

今回も自作に風鈴を使用します。何度も自作に風鈴を取り入れているのですが、(学生時代からですので、かれこれ、何年??)やっぱり風鈴の音色好きです。今回のタイトルは、『Fading Beauty (2)』。実は、このタイトルは、学生時代にカーネギーホールでのアンサンブル作品のために書いたものが(1)です。日本的な美的感覚をもとに、『花は散るから美しい』というような。ということで、日本語タイトルは、『枯凋の美』と決定! 風鈴の音の残響、余韻をヴィオラで奏でるような、私が名付けているColored Silence、色のあるサイレンスを、ヴィオラの音色で繊細な音響を創造しています。

ところで、一体、何個の南部風鈴をもっているのだろうか? 楽器として所有しているのだけど。と、昨日も夏の終わりのセールで1個ゲット。どれもみんなピッチが微妙に違い捨てがたいです。この夏にもう1個くらい、低音域の風鈴を買いたいなあと考え中です。どこかに売ってるかしら?

順調に今月中に完成できますように



10/5 Concert in 名古屋(宣伝)

2013-08-19 09:05:27 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

ニンフェアール第9回公演のチラシです。今回は、久しぶりに私がチラシ制作しました。久しぶりにイラストレーターとフォトショップを使ったので少々、時間がかかってしまいましたが、使いだすともっと知りたい~と結構、はまりそうになってしまいます。が、そこは、メインの作曲があるので我慢しー。

今回のテーマは、『声』で『Different Voices』です。ソプラノシンガーの現代音楽のエキスパートである森川栄子さんと2度目の公演となります。私の作品は、ソプラノとエレクトロニクスの為の作品で、スペイン人の詩人である、フェデリコ・ガルシア・ロルカの『Cantos Nuevos』(『新しい歌』)。始めてのスペイン語テキストに挑戦しました!言語が変われば、何か音楽的にも新しいことが発見できるかもという願いを込めて!スペイン語ビギナーの私としては、何度も何度もテキストをよんで、音にするのに、やはり、慣れている日本語や英語に比べると時間がかなりかかりました。でも、無事に完成 スペイン語を使用したものの、やっぱり自分の音楽にのってる感じなのは、自分の曲は、自分のやり方でしたやっぱりできないものだなと。とはいえ、言語としての特性もあるので、スペイン語ならではの響きもよく考えたつもりです。


『新しい歌』(日本語訳:私) 

午後が言う、「影がほしい」と。
月が言う、「星がほしい」と。
澄み切った泉は、唇を求め、
風がため息をつく。

私は、匂い、笑い、
そして、新しい歌がほしい。
星でもなく、アイリスの花でもなく、
死に絶えた愛でもなく。

朝の歌は、未来からの静かな
水面をゆさぶり、
願いをさざ波とぬかるみで満たす。

光り輝き、静寂な歌は、
思考で満ちあふれ、
哀しみや苦しみや夢には、
汚されず。

抒情的な肉体のない歌は、
静けさを笑いで満たす。
(めくらの鳩の群れは、謎に放たれた。)

物事の核心に迫り、
風の魂に訴える歌、
最後には、永久なる心の喜びにやすらう歌。


エレクトロニクスは、これから制作ですが、森川さんの演奏が楽しみ

他の作品も、もちろん、興味深い作品ばかり。3曲の世界初演の新作。そして、演奏家の持ち曲。ニンフェアール公演も、何とか頑張って9年目。10年は続けるぞ~と思いながら、あと1年で達成!? 海外からいきなり日本に戻って、友人と立ち上げた公演も、毎年、お客さんも来て下さり、メデイアにもとりあげてもらったり、助成ををもらったりして、演奏家、お客様などなどみなさんのサポートで頑張り抜いています。10/5@5:30pm、名古屋音楽学校ホールです。
詳細は、こちら→ www.miyuki-ito.com
今年も、お楽しみに

コメントありがとうございます

「ギターと箏とエレクトロニクスと』

2013-05-13 07:10:41 | ♪music/私の音楽に関する全て!?







土曜の渋谷公園通りクラシックでのギターの佐藤紀雄さんと箏の木村麻耶さんとのコンサートフォトです。雨がひどかったですが、たくさんのお客さんが来て下さり大成功の公演になりました。コンサートの内容もギターと箏、エレクトロニクスの興味深い作品プログラムで、有意義な時間がすごせました!

自分の作品、ますます好きになりました

次回チャンスがあったら、是非とも箏とギターの組み合わせで書いてみたいですね。すごく音色の相性があって可能性がありそうな組み合わせです。



5/11@渋谷公園通りクラシックス

2013-05-02 06:39:09 | ♪music/私の音楽に関する全て!?


5/11(土)@4pm~ 渋谷公園通りクラシックスで、私の『プロメテウスの光』から1曲目のギターとエレクトロニクスの作品「発火点」を、佐藤紀雄さんが、再演して下さいます。
サイトはこちら→http://k-classics.net/schedule/detail.php?id=3908

この作品は、2年前にダンスコラボとして佐藤さんに初演していただいた作品です。今回は、その1部のみを演奏してもらいます。先週、リハーサルで久しぶりに佐藤さんの演奏を聴いて感動です! 感動して聴きすぎてしまうと、Maxでトリガーするコンピューターのキーボードを推し忘れてしまうので、気をつけなくてはです。自分で作っておいて今更ですが、エレクトロニクスにも生演奏にも、ギターが複雑に入っていて、気を抜くとコンピューターで追いつけなくなるという危険な作品です。緊張しつつテンションあげて作品にのめり込まねばです!ばっちりと私のエレクトロニクスとあうと、佐藤さんのギターがすごくかっこいい曲です!

当日は、ロドリーゴ・シーガルさん、今井慎太郎さん、莱孝之さんと私、プログラムの作品作曲家、全員、出席です!私以外は、コンピューター、機材に強いすごい人たちです!『ギターと箏とエレクトロニクスと』のタイトルで、面白いコンサートになりそうです☆ ギターは、佐藤紀雄さん、箏は、木村麻耶さんです。

連休明けの土曜は、是非ともこのコンサートへどうぞ!! 私も、他のプログラム作品を聴くのを楽しみにしています♪

『音楽現代5月号』特集から「フランス音楽概略史」

2013-04-13 15:56:49 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

4/15発売『音楽現代5月号』の特集記事「フランス音楽の魅力」で、『フランス音楽概略史~サンサーンスから現代まで』と題して、私が執筆しています。
これです→ http://takumishop.jp/shop/item.cgi?itemid=1936

ちょうど先月、フランス滞在中に頼まれた記事で、帰国してから締め切りまでの約1週間、サンサーンスから現代までのフランス音楽を聴き続けて書いたものです。
音楽雑誌見つけたら、是非とも読んでみて下さいね

コメントありがとうございます。


ベルリン フォト(1)

2013-04-06 11:27:17 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

今回の1ヶ月間の海外滞在のメインは、実はベルリンだった~ と、既に1ヶ月前になり。というわけで、まずは、メインのベルリンでのコンサートフォトです。

  
ベルリン日独センターのホールで、ensemble unitedberlinのメンバーによる演奏です。フォトは、リハーサルのものです。私の作品は、フルート、クラリネット、トロンボーン、ヴィオラ、チェロの5重奏で、"Ignis Fatuus"(『幻影』)です。


こちらは、コンサート主催者が用意して下さったホテルです。中心から少し離れるのですが、高級住宅街に位置する場所です。


そのホテルの近くの地下鉄の駅。なぜか、ここは駅の入り口が古風なスタイルを維持してますね。

コンサートは満席で、いいものになりました!ただ、とにかく、ベルリンは強烈に寒いというのが、慣れるのに大変ですが。


2月、3月コンサート・レクチャー案内(海外)

2013-02-12 21:09:44 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

2月、3月は、ドイツ、ニューヨークでイベント続きです。

◎2/20:ハノーファー音楽院でレクチャーをします。ドイツの大学でのレクチャーは、始めてなのでどんな反応をしてくれるか楽しみです!
大学のレクチャー宣伝サイト→http://www.incontri.hmtm-hannover.de/de/veranstaltungen/

◎2/27:ベルリン日独会館@7pm~ ensemble unitedberlinが演奏して下さいます。私の作品:アンサンブルのための『Ignis Fatuus』(幻影)の世界初演とクラリネットとチェロのための『Darwin's Dream』の再演があります。ベルリンは始めてなので楽しみです!
ホールのサイトです→(日本語)http://www.jdzb.de/index.php?option=com_events&task=eventDetails&cat_id=3&cid=295&Itemid=32〈=ja

こちらは、アンサンブルのサイトです→http://www.unitedberlin.de/styled-15/

◎3/8: ミラーシアター(ニューヨーク)コンサート。私の雅楽とリオがニューヨークで再演してもらえます!
◎3/9:スカンジナビア・ハウス(ニューヨーク)コンフェレンス。パネリストとしてトークします。
イベント詳細→ http://www.medievaljapanesestudies.org/current-activities-programs/up-and-coming-events.html

◎3/11:ニューヨーク大学でレクチャー。NYUは3回目のトークですね。

と、色々と準備する必要があるのですが、間に合うのか心配?!何か落ち着かずの空回りして、無駄な時間を費やしている今日この頃。
このスケジュールに、リハーサル、打ち合わせなども入っており、何だか過激なスケジュールだったり? 不安、心配で眠れなくなりそうですが、とにかく、楽しくみんなと音楽できることを願って

ネットワークコンサート終了

2012-12-08 11:47:03 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

    

無事にJack Tripを使ったネットワークコンサート終わりました。
写真に写っているスクリーン2つは、名古屋市立大学での奏者と、東京電機大学です。そして、名古屋芸術大学のスタジオでは、ピアノを演奏しています。
学生のみなさん頑張っていましたね!

Jack Tripは時差がほとんどない=時差があるってことで、音楽家として演奏上大問題です。ほんの微妙な時差でも、曲としてずれてるのはあきらかで、音楽としてやっぱり失敗になってしまいますよね~。ということは、カウントのない音楽、一直線上に存在するリニアな音楽を作れば、違和感なくなるかも?

色んな意味で、貴重な体験で、今後の経験にいかせるかもですね 新たなことに挑戦、体験ということは、続けることに意義有りですよね。

ネット、遠隔操作ができることが可能になり、世の中があっという間に良くも悪くも変わってしまったわけです。便利さだけを追究すること無く、人間性の豊かになる何かを考えていかなくてはとつくづく思いましたね。やっぱり、人間と向き合って話す、演奏するっていうことは、その空気、気持ちっていう人間しか感じられないものが存在してこれってすごく大切だなって 

 

Network Concert on 12/6

2012-12-01 09:52:52 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

12/6の3pmから名古屋芸術大学、名古屋市立大学、東京電機大学の3つのキャンパスを通して、スタンフォード大学で開発されているソフト、Jacktripを使用してネットワークコンサートをします。

名古屋芸術大学から3名の学生、名古屋市立大学の学生1名に水野みか子さんの作品が演奏されます。

演奏者が別々キャンパスでネットを通じて同時に一緒に演奏するというシステムです。時差はほとんどないという売り込みがJacktripのようですが、やはり30msの時差があるようです。さて、本番どんなふうになるのでしょう?

次回、リハ風景の写真、アップします!

名古屋女性会館での講義

2012-08-11 15:43:41 | ♪music/私の音楽に関する全て!?


ちょっと遅れて報告ですが、実は6月予定だった特別講義が、当日、台風のために延期されてしまい先日8月に入って行いました。この講座は、名古屋市と名古屋の大学が共催して行っている市民のための講義です。ということで、大学の最先端を語るというのがテーマになっています。ということで、私の専門であるクラシックの最新情報として、「21世紀のクラシック音楽」というタイトルで90分お話をしてきました。場所は、名古屋女性会館のホールで結構、大きなホールでした。200人程度の希望者がいるとの前情報に、私の特殊なお話にこんなに人が来るものだろうかと、少々、不安、ついでに6月の際にやる気で準備していたものが、暑さ真っただ中にテンション下がり気味で、当日到着。

100人以上のかなりの年配の方々が参加して下さいました。ほとんど60代以上の方々でびっくり。私の専門的なお話、どうだったのだか?ついでにコンサートホールではないので、スピーカーがかなり悪くって音質は割れているような感じ。とりあえず、やる事に意義ありと何とか話し続けました。でも、終わって2人ほどの方が、武満徹のことで質問して下さったり(武満さんのお話はしなかったのですけどね)、100人のなかにもやはり、それなりに知識のある方々もあるのですよね。とにかく、無事に終わり、お客さんも入って下さり、最後の講義終了しました。来て下さった方々に感謝です!

音楽とは無関係で、全くの知らない市民に、自分の専門を語るのは、別の意味で疲れました。あまり話す事が得意ではないのですが、得意でないからこそ少しずつ人前でお話をと毎年何かしらどこかで話す機会があればやらしてもらっています。そうこうするうちに、英語でも日本でも、とりあえず、自分の専門について語る事に段々と慣れてきました。生まれつき話しの上手い人もいますが、回数を積めば、どうすれば相手に訴えられるかとか何となく話すこつっていうのをつかめるようになるものだと実感しています。また、言葉でのコミュニケーションというのは、やはり大切だって思いますしね!

夏最後の、仕事を終えてほっとしています。