Towards the Universe....

~Miyuki Ito-Composer's Life~

メシアンの記事から~

2014-08-29 11:26:55 | ♪music/私の音楽に関する全て!?

『音楽現代10月号』の記事として『大作曲家の影響した人物、思考:オリヴィエ・メシアン』を頼まれて書き終えました。久しぶりにメシアンのピアノ、オルガン、管弦楽曲を聴き直しました。彼の作品は、基本的に長いものが多く、セクションに分かれているのですが、1作でCD2枚、1枚という作品が多々あります。今回は、休みということもあり、まとめて聴いてみました。結構、忍耐力と集中力を消耗します。

今回、図書館で借りたメシアン特集16枚CDとメシアンインタビューや伝記の書籍4冊くらいを一気にリサーチしてみました。私が記事でとりあげたのは、影響した人物としては、まずは両親、特に母親は詩人で大きな影響を与えています。それからパリ音楽院の3名の教師。オルガンの教師や、ギリシャ語の韻律、鳥の声にいたる経緯が見られます。最後に天才的なピアニストであり、彼の作品のほとんどを初演した妻のイヴォンヌ・ロリオ。影響した思想としては、若い頃から自然に信じるようになったというキリスト教。両親が信者であったわけではなく、自分から自然に関心をもったらしいです。パリの教会で50年間以上オルガニストも勤めています。彼の全ての作品にはカトリック信仰の信念がながれていて、音に結集されています。宗教をあまり理解できなくて、彼の音楽から信仰心を読み取ることは私にはできないのですが。。。

改めて作曲家、教育者としてすごい人物だなって思いました。


こちらは、パリの教会での本人によるグレゴリオ聖歌をもとにしたオルガン即興です。貴重な映像ですね!


こちらは、メシアン本人による鳥の声の解説。本人が鳥の声をまねていて面白い! そして妻のイヴォンヌがピアノで演奏。これはすごい映像!


こちらも鳥の声の続きです。彼は、五線譜に鉛筆で鳥の声を書き取りました。妻のイヴォンヌがたまにテープレコーダーをもってサポートをしたそうですが、それは後ほど色んなバリエーションを試すためのもので、基本的にはその場で書き取ったそうです。


これは、2台ピアノのための《アーメンへの幻想》で、メシアンと妻イヴォンヌの演奏です。

久しぶりのブログ。なかなか忙しくて疲れ果てていて、長らく書けなかったのですが、涼しくなってきたし、たまにアップしていきたいなと思いつつ 

コメントありがとうございます。


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2 Comments

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Unknown (sasara)
2014-08-29 20:53:34
鳥の声の映像は本当に興味深くて素敵ですね!
とても楽しいです。
また是非いろいろ紹介してください♪
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Unknown (miyuki)
2014-08-29 22:00:22
メシアンの鳥まね、何かお茶目ですよね。こんなビデオが残っているなんてびっくりです。
イヴォンヌも美しい!
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