気分転換にクリムト展に行ってきました!
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クリムトと言えば、学生時代にウイーンに留学した友人を訪れたのを思い出しました。その時に、ウイーンの芸術家達:クリムト、ココシュカ、シーレ、オットー・ワーグナー、ウンデルト・ヴァッサーたちの絵画や建築を知りすごく感動してはまったのを思い出しました。
クリムトというと、ウイーンのセセッシオンにある壁画:ベートーヴェンフリーズを思い出します。ベートーヴェンの第9から影響をうけて絵画にした作品です。
今回の展覧会では、ストックレー・フリーズの実物大複製がありました。
((フリーズとは、壁のかなり上の方、天井に近い部分に部屋をぐるりと取り囲むように設置された横長の壁画の事だそうです。))
今回の展覧会で一番、気になったのはウイーン大学の壁画のための委嘱作品「哲学」「医学」「法学」です。しかし、作品はスキャンダルとなり、結局、大学には一度もかけられることはなかったそうです。最初の「哲学」は、パリの万博で金賞を与えられるなど、他の国では支持されたものの、当時のウイーンではひどい扱いを受けたそうです。最終的にオーストリアのSchloss Immendorfという城に3作品とも運ばれて守られることとなったものの、1945年ドイツの攻撃で焼失してしまったそうです。大学の壁画として守られていれば、今も現存し素晴らしい遺産なのに、当時、受けいられなかったのは残念ですよね。
展覧会にあったのは、レプリカでしたが、クリムトの想いが強く伝わる意味の深い作品に思われました。実物が存在しないのは、本当に残念。
次回も、また行きましょう!
レプリカでもあれだけの迫力、オーラが伝わってくるのですから。