前を向いてゆっくりと

佐藤みゆきblog ~ピアノ弾き 日々のあれこれ~

凄いピアニスト Tempei Nakamura天平さん

2008年04月03日 | NY編 音楽
もちろんニューヨークではいろんな音楽家が活躍されてますが、

偶然その存在を知って、もの凄く衝撃を受けたのがこの方

Tempei Nakamura中村天平さん  かっくい~い♪






家の前の家具屋さんに、週末近くになるとこのようにチラシが貼られるんですが、
どうやら近くにWaltz-Astoriaというライブペースがある様子。
気になって家頁をチェックしてみると、
(へぇ、クラシックプログラムの日もあるんだ…。日本人の人も結構出演してるんだ)

と、リンクを辿って耳に飛び込んで来たのがこの曲↓
  myspace tempei

(なにこれー!凄い! しかもオリジナルなんだ!)

影響を受けた音楽の幅広いジャンルのラインナップも凄いけれど
リストが好きというのも頷ける超絶技巧の持ち主ですね♪

クラシックで培ったテクニックと音楽の教養、ジャズの即興性、ロックのかっこ良さの融合…。
まさに憧れです!

本当にリストとかモーツァルトが現代に生きていたら、こんな風にやんちゃなが音楽を聞かせてくれそうですよね☆。
(実際、プロフィールを見てもやんちゃな人っぽいですね♪)



オペラシティで演奏したり、 「第1回 音大生限定オーディション」というので優秀賞を受賞、EMIからメジャーデビューだんて
めちゃめちゃメジャーな方だった(笑)

全然知らなかったです~。

いつかTempeiさんとTeppei君とで、何か一緒にやってくれないかな(笑)



ちょうどポスターに載っていたのがこの写真なのですが、

ちらりと見た写真の印象から、(アジア人のDJかドラマーのライブかな)
なんて思って、あまりちゃんと調べなかったのが悪いんですけれど
このWaltz-Astoriaのライブを聞き逃してしまったのが
本当に残念でなりません!

お店のお姉さんに聞いた所によると、5月にNYに帰ってくるとの事なので
ぜひともこちらで聞きたいです!






ハープシコードコンサート

2008年03月29日 | NY編 音楽


ニューヨークでは、無料のコンサートもたくさんあるよ
と聞いていたので早速調べて行ってきました。

ロンドンに遊びに行った時も、ジャズ~クラシック、パイプオルガンなど
無料のランチタイムコンサートがあって幾つか行きましたが、
こちらの方がバラエティに富んでいる気がします。
だって夜でも無料のコンサートがあるんですよ!

コロンビア大学の「雅楽」の無料コンサートに行ってみたりして
結婚式でお馴染みの越天楽なぞ聞いて楽しみました。
(あまりに心地よくて眠くてたまらないので、途中で帰っちゃいましたが(笑))
コロンビア大学に雅楽アンサンブルの研究会みたいなのがあるらしく、
その学生さんも演奏に加わったりしていました。
異国の地で、異国の人が奏でる日本の音楽を聴くなんて
不思議な気分でした。



このハープシコードのコンサートもそんな無料コンサートの一つ。
図書館の中のホールでしたが、
なんでこれで無料なんだろう…
と思うようなちゃんとした内容でしたよ♪

Uemura Natsukoさんという日本人のピアニストで
演奏終了後に、楽器に興味津津で近寄って来たお客さんのために
にわかレクチャーをして下さいました。

そうそう、ハープシコードとチェンバロとクラヴサンは一緒の楽器でしたね。
英語かイタリア語かフランス語の違いか…。


近寄って中を見ると、本当に繊細で綺麗!
この楽器自体は、ニュージャージーに住む演奏家が作った現代のものらしいです。


通常は、下の鍵盤を弾いているんですが、真ん中のレバーを横に動かして
上の鍵盤を奥にスライドさせると何と!
下の鍵盤と連動して、下の鍵盤を弾くだけで2段同時演奏する形になるんですよ♪

音色としては… 
2段になった分幅が広がる感じ?(笑)

ゆっくり深いタッチで弾くと、下の鍵盤のと上の鍵盤のとがややずれて
「♪ととん」 という感じに音をずらして弾くこともできるみたいです。



“ピアノは、丸く削った木をフェルトで覆ったハンマーで弦を叩いて音を出し、
チェンバロは、爪で弦を引っ張る・ひっかいて音を出す”

とは習いましたけど、実際に間近で見せて貰うとなるほど~と思いますね!

まさに、鍵盤を押すと、割箸のような形の木のハンマー部分が持ち上がり
ハンマー部分についている黒い三角の“爪”が
弦を引っ張り上げてはじいて音が出るんですね~♪




植村さんのハープシコードを愛する気持が伝わってくる素晴らしいコンサートでした。
レクチャーもどうもありがとうございました♪


■Programは↓■

Prelude non mesure in d minor (Jean-henry D'Anglebert)

My Lady Nevell's Ground (William Byrd)

L'art de toucher le clavecin (Francois Couperin)

La Livri (Jean-Philippe Rameau)
Pieces de Clavecin

Prelude and Fugue in g minor BWV861 (J.S.Bach)
Prelude and Fugue in f#minor BWV883

Sonata in e minor Hob.16/47 (Joseph Haydn)

レンタルピアノ

2008年03月25日 | NY編 音楽
おー。
日本から送られて来た仕事に追われて、この10日間ほどは全く余裕ありませんでした!
その間にも、観光したり、オペラを観にいったり盛りだくさんですが。

着いた当初は自炊するのも大変で一大イベントになっていたけれど、ようやく料理するのも慣れてきて楽しくなってきました。

生活してみて、噛めば噛むほど じゃないけど
毎日何かしらイベントがどこかで行われていたり、
散歩するだけでも楽しく、日に日にニューヨークが好きになっていきます。


さて、こちらではピアノもレンタルしてこんな感じにおさまりました。
学校でピアノの練習をする人が多いみたいだけど、私はそういう訳にもいかないのでどうしようか悩みました。

スタジオ代は、だいたい相場が1時間$15とか。
そうすると1ヵ月10万円位かかっちゃうなーと、借りる事にしました。
アップライトだと、だいたい3ヶ月レンタル料トータル$700前後が相場みたいです。

今回は
absolutepianoにお世話になりました。

対応も親切で早くてとても感じ良かったです。


プロピアノという所も問い合わせてたけど、連絡は遅いし、ピアノは無いし、お店を訪ねたら移店してた!
そういう問い合わせに対して慣れているみたいな対応だったけど、ホームページのアドレスくらい直しといてくれ。


ピアノの防音対策が心配でしたが、大家さんも「ノープロブレム」と言うし
ピアノの業者さんも「日本人はマット敷いて、板敷いて、コースターも敷いて… クレイジーだ」というので、
まぁ、こちらの人達は音に関してはそれほど敏感ではないようです。






演奏メモ

■「WEEKLYPIANO 」より Vol.141 クリスマスの想い出 配信開始! ■Qi Michelan「Facebookpage 」 ■2013/9/22(日)トリオ(ViER HanDE)@渋谷松濤サロン」 ■2013/10/12(土)トリオ(ViER HanDE)@鎌倉蕾の家 ■2013/10/19(土)トリオ(ViER HanDE)@)唐木田菖蒲館プレコンサート