前を向いてゆっくりと

佐藤みゆきblog ~ピアノ弾き 日々のあれこれ~

ハープシコードコンサート

2008年03月29日 | NY編 音楽


ニューヨークでは、無料のコンサートもたくさんあるよ
と聞いていたので早速調べて行ってきました。

ロンドンに遊びに行った時も、ジャズ~クラシック、パイプオルガンなど
無料のランチタイムコンサートがあって幾つか行きましたが、
こちらの方がバラエティに富んでいる気がします。
だって夜でも無料のコンサートがあるんですよ!

コロンビア大学の「雅楽」の無料コンサートに行ってみたりして
結婚式でお馴染みの越天楽なぞ聞いて楽しみました。
(あまりに心地よくて眠くてたまらないので、途中で帰っちゃいましたが(笑))
コロンビア大学に雅楽アンサンブルの研究会みたいなのがあるらしく、
その学生さんも演奏に加わったりしていました。
異国の地で、異国の人が奏でる日本の音楽を聴くなんて
不思議な気分でした。



このハープシコードのコンサートもそんな無料コンサートの一つ。
図書館の中のホールでしたが、
なんでこれで無料なんだろう…
と思うようなちゃんとした内容でしたよ♪

Uemura Natsukoさんという日本人のピアニストで
演奏終了後に、楽器に興味津津で近寄って来たお客さんのために
にわかレクチャーをして下さいました。

そうそう、ハープシコードとチェンバロとクラヴサンは一緒の楽器でしたね。
英語かイタリア語かフランス語の違いか…。


近寄って中を見ると、本当に繊細で綺麗!
この楽器自体は、ニュージャージーに住む演奏家が作った現代のものらしいです。


通常は、下の鍵盤を弾いているんですが、真ん中のレバーを横に動かして
上の鍵盤を奥にスライドさせると何と!
下の鍵盤と連動して、下の鍵盤を弾くだけで2段同時演奏する形になるんですよ♪

音色としては… 
2段になった分幅が広がる感じ?(笑)

ゆっくり深いタッチで弾くと、下の鍵盤のと上の鍵盤のとがややずれて
「♪ととん」 という感じに音をずらして弾くこともできるみたいです。



“ピアノは、丸く削った木をフェルトで覆ったハンマーで弦を叩いて音を出し、
チェンバロは、爪で弦を引っ張る・ひっかいて音を出す”

とは習いましたけど、実際に間近で見せて貰うとなるほど~と思いますね!

まさに、鍵盤を押すと、割箸のような形の木のハンマー部分が持ち上がり
ハンマー部分についている黒い三角の“爪”が
弦を引っ張り上げてはじいて音が出るんですね~♪




植村さんのハープシコードを愛する気持が伝わってくる素晴らしいコンサートでした。
レクチャーもどうもありがとうございました♪


■Programは↓■

Prelude non mesure in d minor (Jean-henry D'Anglebert)

My Lady Nevell's Ground (William Byrd)

L'art de toucher le clavecin (Francois Couperin)

La Livri (Jean-Philippe Rameau)
Pieces de Clavecin

Prelude and Fugue in g minor BWV861 (J.S.Bach)
Prelude and Fugue in f#minor BWV883

Sonata in e minor Hob.16/47 (Joseph Haydn)

Macy's Flower Show

2008年03月28日 | NY編 街歩き

Macy*s
というデパートで、「Flower Show」がやっていました。

毎年この季節にやっているイベントのようでしたが、
1階が全部いろんな色のお花で飾られていてとっても綺麗でした!

週末だったせいもあり、もの凄い人でしたけど楽しかったです。


何か可愛い服あるかな~♪と思って、デパートの中をひとしきり回りましたが
う~ん… なんとなくみんなH&Mとかと似たような感じで
惹かれるものはありませんでしたね。


以前、NYに遊びに来た時にチェルシーのあたりを歩きましたが、
あの辺はオシャレなエリアと言われるだけあって
いろいろ個性的なアクセサリーとかあって面白かったな…。
もうちょっと暖かくなったら遊びに行こう♪


そうそう、寒くてお洒落しようにも選択肢が無いのか分からないけど
意外とニューヨーカーって人たちはそんなにお洒落じゃないような気がする…。
(自分の事はおいといて)

みんな何となく、一様な?無難な?服装という印象で
3,4年くらい前に遊びに来た時と変わらない気がするし、
4年後にまた来たとしても変わらなそうな気がする…。

すぐに、それと見てわかる“流行”っていうのがないような…。
表面的には日本人の方がよっぽど個性的に思えますね。




写真はガラスで光って、向い側のビルが映ってしまってよく分かりませんが、
ショウウィンドウのマネキンには、花のドレスが着せてあって
これまたとても素敵でした。






あ、建物の真ん中あたりには、木造のエレベーターがあったんですよ☆
レトロな風合いがカッコ良かったです。


イースターのケーキ

2008年03月28日 | NY編


先週末はイースター"復活祭"と呼ばれるキリスト教のお祭りだったみたいで、
パレードやらいろんなイベントがあったみたいです。
何の縁があるのかは分からないですが、ひよことウサギのグッズとかを見かけました。

エッグハントという、卵探し?みたいな子供むけの習わしがあるみたいで
アストリアの家の近所を散歩していたら、庭にカラフルな卵をたくさん散りばめて
玄関に「Welcome」とかかげている家も見ました。
クリスマスの時期だったらこの辺も、家のいろんな飾り付けが見れて楽しいんだろうな。


グランドセントラルの駅のパン屋さん兼ケーキ屋さんでは、
こんな甘そうなものが…。

体に悪そうだし、あんまり可愛くないし、美味しそうにも見えない(笑)

それに比べると日本のケーキってなんて繊細で美しいんだろう…。



と、思いつつも、隣に大きなニューヨークチーズケーキを見つけてしまい、
家に帰って食べてみたら、

おー!やっぱり濃厚で美味しい!!
また食べたい!



セント・パトリック・デー・パレード

2008年03月25日 | NY編 街歩き

3/17はセント・パトリック・デー・パレードに行ってきました。

キリスト教を広め、アイルランドの発展に大きく貢献したパトリックさんを讃えるお祭りで、毎年この日に行われているみたいです。
5番街の44th St.から86th St.までをパレードします。


アイリッシュ好きなので、バグパイプの音色とか楽しみに行ったのですが、
ほとんどマーチの「どんどこどこどこ」という音にかき消されて聞こえませんでした(笑)

きっと夜ならアイリッシュパブとか行けば、ギネスで酔っ払いながら
フィドルに合わせて楽しくみんなが踊る光景が見れたんじゃないかと思うんだけれど…。

とにかく寒い!
寒い寒い寒い!

多分気温は-1℃とかじゃなかったかのかなー。

パレードは朝11:00頃~16:00頃までと長く、とても終わるまで待っていられませんでした!


でも、アイリッシュカラーの緑を身につけた人たちで街中はいっぱいになっていて、大人も子供も好きなように楽しんでいてみんな素敵でした♪









レンタルピアノ

2008年03月25日 | NY編 音楽
おー。
日本から送られて来た仕事に追われて、この10日間ほどは全く余裕ありませんでした!
その間にも、観光したり、オペラを観にいったり盛りだくさんですが。

着いた当初は自炊するのも大変で一大イベントになっていたけれど、ようやく料理するのも慣れてきて楽しくなってきました。

生活してみて、噛めば噛むほど じゃないけど
毎日何かしらイベントがどこかで行われていたり、
散歩するだけでも楽しく、日に日にニューヨークが好きになっていきます。


さて、こちらではピアノもレンタルしてこんな感じにおさまりました。
学校でピアノの練習をする人が多いみたいだけど、私はそういう訳にもいかないのでどうしようか悩みました。

スタジオ代は、だいたい相場が1時間$15とか。
そうすると1ヵ月10万円位かかっちゃうなーと、借りる事にしました。
アップライトだと、だいたい3ヶ月レンタル料トータル$700前後が相場みたいです。

今回は
absolutepianoにお世話になりました。

対応も親切で早くてとても感じ良かったです。


プロピアノという所も問い合わせてたけど、連絡は遅いし、ピアノは無いし、お店を訪ねたら移店してた!
そういう問い合わせに対して慣れているみたいな対応だったけど、ホームページのアドレスくらい直しといてくれ。


ピアノの防音対策が心配でしたが、大家さんも「ノープロブレム」と言うし
ピアノの業者さんも「日本人はマット敷いて、板敷いて、コースターも敷いて… クレイジーだ」というので、
まぁ、こちらの人達は音に関してはそれほど敏感ではないようです。






今日のおひる

2008年03月11日 | NY編 生活
今日のお昼も美味しかった!!

近くのスーパーの特売で買ったローストビーフの残り
近くのパン屋で買って2日経ったかちかちのベーグル
冷蔵庫にあったオリーブを挟んで、
ぽん酢にネギを刻んで入れたソースとマヨネーズをかけて作ったベーグルのサンドイッチ(?)。

固くなったベーグルでも、もう一度温めて、バターやオリーブオイルをつけて食べると大丈夫ですね。


昨日Bed&Bath Beyondで$29(約3000円)で買ったコーヒーメーカーも早速活躍。

淹れたてのコーヒーも美味しくて大満足なお昼ごはんでした。

20@20

2008年03月09日 | NY編
先週はオフブロードウェーのミュージカルが
$20(約2000円)で観られるというので「STOMP」を観に行ってきました!

「20@20」と名のついたキャンペーンみたいなイベントで
期間は2月下旬~3/9まで

開演20分前に劇場の受付で「20@20」と言うと通常$60位するチケットが
たったの$20で観られるというもの。
予約や事前購入はできなくて、運が良ければ
開演20分前に余っている分のチケットを$20で買える、という感じですね。
ミュージカルを安く見る方法は幾つかあるみたいですが、こういうのは初めて。
日本人の姿もたくさん見えました。


さすがに週末は厳しいかなと思い、平日の公演にしたのですが
開場20分前でも並んでいる人は4人ほど…。
お腹が空いていたので、急いで近くでスープとパンの軽食をとってから戻ってみたら
おお!列が階段の上まで伸びています!


でもまぁ、心配するほどの事もなく、間もなく係の人から
「今日は皆さんラッキーです。$20のチケットで入れますよ。」
と案内があって無事に入れました!


そして「STOMP」。
バケツやらデキブラシやらライターなど身の回りの物を楽器にして
タップで踊りまくるあのパフォーマンスですね。

オフブロードウェイでもいろいろなミュージカルがありますが、
STOMPなら英語が分からなくても楽しめるし、
ロンドンで観たのが素晴らしかったし、
しかもNYは日本人女性が唯一メンバーに入っていることもあり
ぜひNYバージョンも見たいと思ってこれにしたのですが…



がーんっ!
信じられないことに

寝てしまいましたっ!!
\(゜ロ\)(/ロ゜)/



ドラム缶やら何やらがドカスカ鳴って相当大音量だったはずなのに
あの中で眠ってしまったなんて自分でもショックです…。
ちょうど疲れが出てくる時期だったんでしょうね。。。


あとはね、
ロンドンのSTOMPのパフォーマンスの人達の方が役者さんとして個性があって面白かったんですよ。
シンプルな楽器でシンプルな内容だから余計に演者さんの役割が大きいんだなーと思わされたのが一つ。

そして、2度目だったというのも大きいのかな。。

ロンドンで観たStompと全く同じ内容だったんです。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、シンプルな編成だっただけに
私にはとても意外に思えたんですよね。
登場の仕方から、デッキブラシ、ライター、お客さんとの手拍子のかけあい…
流れがまったく一緒だったので、
(あ、一緒だ。 また一緒だ。 次こうかな)

なんて思ってしまって訳なのです。


これを特に否定するつもりは無いのですが
たとえば「STOMP」というブランドというか完成されたステージがあって、
役者さんというのはそれを完璧に演じないといけないんだなぁと。
楽譜に書かれた音楽を忠実に再現するみたいな。
アドリブが許されている部分も多少はあるかもしれないけれど。

同じステージを毎日毎日同じメンバーで公演するのってかなり厳しそう!


ある一つのスタイルを世界中の人々に伝えようと思ったら
同じ事をずっとやり続けないといけないのかもしれないですね。
ジャズはジャズ、ブギはブギ、タンゴはタンゴ…。



聞いている人は飽きてしまうんじゃないかって
私はすぐいろんなジャンルをやろうとしてしまうのがイケナイ所かもしれません(笑)


演奏メモ

■「WEEKLYPIANO 」より Vol.141 クリスマスの想い出 配信開始! ■Qi Michelan「Facebookpage 」 ■2013/9/22(日)トリオ(ViER HanDE)@渋谷松濤サロン」 ■2013/10/12(土)トリオ(ViER HanDE)@鎌倉蕾の家 ■2013/10/19(土)トリオ(ViER HanDE)@)唐木田菖蒲館プレコンサート