「茂平沢」
当別町の当別川上流域に車を走らせると、右側の丘に意外に大きい集落が見られます。
当別川の周りのこの辺りの丘の下は水田地帯です。
どんな集落なのかと興味を持ち、集落内に入り周りに車を回すと「茂平沢神社」がありました。開墾100年の碑が神社の脇に建てられています。
ここは古くから開発されて、土地に恵まれたこともあり、結構な集落をなしていたところと思われます。
この茂平沢地区には学校が見当たりませんので、下方遠方に見られる弁華別小学校、弁華別中学校へと子供たちが通っていたのだろうと思われます。
この「茂平沢」の地名の読み方ですが、どの様に呼ぶのだろうと考えました。
「もひらさわ」と呼ぶのであろうと思ったのですが、もしかしたらアイヌ語の「モヒラ・沢」ではなかろうかと、なまかじりのアイヌ語で地名を当てはめてみました。
「モヒラ」をアイヌ語地名に当てはめると「モ=小さい、ビラ=坂」と考えると小さな坂にある沢から地名が付けられたものと考えれる、と考えて家に戻りました。
地名を確認すべく、地名の起源を調べて驚きました。なんと「茂平」という人が住んでいたのでその地名(当別町史)としたというのです。
地名の呼び方はなんと「もへいざわ」といい、地名の起源は「茂平(もへい)」という人が住んでいたからというのです。
驚きとともに勝手にアイヌ語地名として考えてはいけなかったのでした。
「茂平沢」の地名を見てすらりと読める人は土地の人しかいないのではないかと思い、これも難読地名の一つではなかろうかと思うのでした。
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