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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

赤トンボ 夏に山に涼み、秋に里に 

2012-08-30 15:30:07 | 生物
そろそろ、庭に赤トンボの姿が見られる様になりました。トンボの姿とともに秋を感じる季節となりました。
今は、作物も秋の野菜の種まき時季で、この暑い中汗だくで畑を起こし種蒔きをしています。その中で、トマトの手にトンボがとまっている姿が見うけられます。
先日、千葉・松戸に住んでいる姪子から便りがあり、「こちら(千葉)は毎日暑くて大変ですが、北海道は涼しくて良いですね」と、北海道を羨ましがっての便りですが、どうしてどうして、今年の北海道は例年と違って、30度をこす真夏日が連日続いています。今日(8月30日)も気温32度を越し暑い8月末ですが、赤トンボが庭に姿を見せる様になりました。赤トンボもこの暑さに驚いて、眼をぐるぐるまわしていることでしょう。
私の庭には、花に毎日水やりをしますので、気持ちよさそうに花の先や、花の手にトンボがとまり、羽を休めています。連日気温は高く汗だくの生活をしていても、秋は確実に近づいて来ているのですね。
赤トンボは、暑い夏の季節には遠い山に移動しそこで過ごし、秋になると里(平地)に下りて来て生活し産卵するといいます。

花にとまる赤トンボの姿、空高く飛ぶ姿、夕日に照らされて飛ぶ姿は、郷愁的なものがそこにあります。
個人的な話しですが、もうすでに亡くなりました実家の兄が長いこと入院し、日に日に体力も衰えて行きました。ある日お見舞いに行きましたところ、リハビリの様子を見て下さいとのこと、リハビリ室に移動しました。簡単な手足を動かす体操と、最後に歌をお見舞いに来た人を含めて全員で「赤トンボ」の歌を歌いました。
その時、むかしの元気だった若い時代の兄の姿を一気に思い出し、涙がこみ上げてきました。涙で歌えませんでした。兄の今の姿とむかしの姿の矛盾についていけなかったのです。