雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

天敵駆除で オロロン鳥復帰

2012-08-16 21:11:13 | 
「オロロン鳥」とは何か心和む鳥の名ですね。
羽幌のフェリー乗り場には大きなオロロン鳥の人形が迎えてくれます。ようやくオロロン鳥の島、礼文島え渡れると心がおどります。フェリーの待合室でカモメに餌をと思い買い入れた餌は、カモメがフェリーに寄ってこずカラ振りで終りました。むかし懐かしいカモメの出迎えもありませんでした。鳥も寄ってこないフェリーには異常だなと感じていました。
「オロロン鳥」の名は後に付けられた俗称名で、正式には「ウミガラス」と言われますが、その名からは礼文島の旅情豊かさは湧きません。カムイラビットは2年続けて礼文島を回る探鳥観光船に乗りましたが、オロロン鳥のデコイ(模型)のみを見るだけで本物のオロロン鳥を一羽も確認する事ができませんでした。
姿を見なくなった原因は、しかけ網にオロロン鳥かかってしまい数が激減したと言われていますが、今、むかしのオロロン鳥の島の復帰に向けての取り組みがなされています。その一つがデコイの設置です。いくらかの効果はある様ですが、巣造りするまでにはなかなかうまくいっていませんでした。
そこで、近年の対策として、害敵となる盗賊カモメやハシブトガラスをエアライフルで捕獲するなどの対策の結果、今年はオロロン鳥10羽の巣立ちが確認されたのでした。嬉しいニュースです。
ラビ妻は礼文島島南部の「ウトウの飛来」の様子を見に行った際に、巣に戻る餌を咥えたウトウを巣の近くで待ち受けうばうカモメの姿をみて「カモメが本当に憎く感じた。きらいだ」と言っていましたが、卵や、雛を襲うカモメやハシブトガラスはオロロン鳥の天敵と言われていました。昨年から害敵退治対策が(駆除)が効をそうして今年のオロロン鳥10羽の巣立ちにへとつながったものと思われます。

★ ウミガラス(オロロン鳥)は絶滅が危惧されている鳥。留萌管内羽幌(はぼろ)町天売島が唯一の繁殖地となっています。
★ 天売島では昨年3年ぶりにひな7羽の巣立ちの確認があった。二桁になったのは1996年の14羽以来で今年は10羽とな  りました。調査を始めた87年以降では3度目といいます。
★ 繁殖地は島南西部の「赤岩」対岸にあります。
  「オロロン鳥10羽巣立ち 天売島、16年ぶり2桁」(道新24.8.15)

岬端地 離島の言葉に魅力

2012-08-16 10:30:04 | 地理
一般的には「岬端地」(こうたんち)と言う言葉は使いませんし、あまり言いませんね。「離島」は本土(大きな島)から切り離された「島」の事ですからよく聞きます。
今は多くの人が旅行をする時代ですので、北海道も九州も有名観光地は行ってしまっていますので、魅力をなくしています。こうした中でも多くの人がなかなか出向けない半島部分、ここでは「岬端地」と言いますが、興味を持つ人がでてきています。また旅行会社でも「食べ物と半島めぐり」なととして取り上げるようになりました。
大學時代、紀伊半島の周遊鉄道が開通した当時(昭和36年)でしたので、卒業巡検は紀伊半島一周のものでした。その中でカムイラビットがテーマにしたものは「岬端地と人々の生活」でした。当時から「岬端地」について興味があったのものでした。
また、大学時代の木村肇教授の講座には「島」をテーマにしたものがあり、「離島」にも当時から興味を持っていました。今注目の誰もがなかなか行けない場所「岬端地」、そして「離島」の良さを皆で探してみたいものです。
カムイラピットは、北海道の利尻島、礼文島、天売島、焼尻島、奥尻島すべてに行きましたが、それぞれに魅力がありました。島へのフェリー代が高くつきますので、なかなか行けませんね。
今もって残念に思うのは羅臼町知床半島東側道路の最北の地で、「船をだすから知床岬まで行って見て下さい」と漁師から誘われたのでしたが、他の観光客も居ず二人だけでは高く付き、断念したことがありましたが、、今思うと残念なことをしたと思っています。