真夜中も同じ顔

あなたへと続く道

スカーレット・ヨハンソン似の私

2005-05-30 03:04:25 | 映画
家でずっと仕事をしているため、何にも面白いことがない。

ワードとパワポにひたすら向かう毎日。

あ、そうそう、『真珠の耳飾りの少女』という映画を見た。

フェルメール役を、『ブリジット・ジョーンズの日記』のマーク・ダーシー役のコリン・ファースが演じていた。

長い髪似合ってなかった。

そして、もっときっぱりした男らしいイメージだったので、ふらふら召使いにちょっかいは出すものの、恋愛に突っ走れずに最終的には奥さんの言いなりで召使いの女の子をクビにしちゃうあたり、フェルメールのイメージダウンと共に、コリン・ファース自体のイメージダウン。

まあ、そう思ったのは私だけかもしれないけど。

それよりもまあ、とにかく、真珠の耳飾りの召使い役のスカーレット・ヨハンソンは、強烈だったよ。

清純な召使いって感じはしません。

どっかの映画評で、ピアスを開ける時に流れる赤い血がエロティックとかなんとか書いてあったけど、全然そんなことはなかったな。

映画を通してエロスは全然感じず。

ただひたすらヨハンソンのアクの強い顔に翻弄された映画でした。

私は、フェルメールの《真珠の耳飾りの女》の絵の女の子は、岸田今日子に似てると言い続けているのだけど、やっぱりアクの強い顔じゃなきゃ務まらないということでヨハンソンが選ばれたんだろうな。

まあそれは置いておいて、映像はキレイです。

あらゆるカットが、様々なフェルメール作品やその17世紀オランダ絵画を意識して作られているということは確かですな。まあ、見え見えすぎてイヤらしい感じもありますが。このシーンは誰々のあの作品からとったんでしょーってね。

でも、ただそれだけというような気もしないでもない。いくら映像がキレイだと言っても、それだけじゃ映画としての魅力には欠けるんじゃない?

人間の深みというか、それこそフェルメールの人間性にもう少し切り込んでも良かったのでは?

結果として、映画自体はオススメはしない。

取り敢えず私は、フェルメールの絵の背景にあんなドラマがあるなんてことを、想像したくはないな。


恋人から旅行についてメールが来る。海行きが再浮上。

要するに、直前まで決まらなさそう。

私は出発直前まで仕事だし、そんなことを考えているひまはないので、お任せのつもり。

でも結局は、私のひと言にかかっているような気がします。

とにかく私の大仕事が終わるまでお待ち下さい、ということで。

今週は忙しくて電話で話してないぞー。まあいいか。

電話で話さなくても繋がっているって感じる時は確実にあるからね。

今はそう。


ところで最近、友人にヨハンソンに似ていると言われた。

よく考えた結果、辛うじて、顔のいびつな骨格とあのぬめぬめした唇にいくらかの共通点を見出した。

友人に悪気があったとは思えないが、なんだか落ち込んだ。

ヨハンソン似の私、海外で一人ロスト・イン・トランスレーションにならないようにします。