真夜中も同じ顔

あなたへと続く道

カレー家出

2005-05-02 02:54:51 | 日常
私、カレーが嫌い。

この世の中で一番嫌いな食べ物は何かと聞かれれば、

カレー。と答える。

珍しい人種だと、よく言われる。

たぶんこのトラウマのルーツは、幼稚園時代のお弁当(配給)のせい。

里芋嫌いもこの弁当がルーツだし。

とにかく、何が嫌いなのかと言われれば、

ビジュアル。と答える。

美しく輝く白米に、茶色いヌメヌメしたもんをぶっかけんな!

という、発想。

基本的に、白飯の扱われ方に対する憤りなのかも。

炒飯とか混ぜ御飯とかもわりと気に入らない。

ふりかけとかはいいのよ、白飯の美味しさを損なってないから。

でもやっぱり、「白飯×茶色のヌメヌメ」は最も気に入らない。

同じカレーでも、例えば、「ナン×茶色のヌメヌメ」の場合ならまだいいのよ。

だから、インドカレー屋さんには、自分から積極的に行くことはないけど、同伴者が希望すれば、敢えて反対はしない。

だって、インドカレー屋なら普通、ナンを出してくるもの。

そう言えば、今の恋人に初めて誘われた食事は、インドカレーだったな。

私のカレー観を変えさせるって息巻いてた。

残念ながら、私のカレー観は変わらなかったけど、代わりにあなたとくっついたよ。

と、言うことで、脱線したけど、私のカレー嫌いは変わらず。

だから、我が家ではできるだけ私の留守中にカレーを作ることになっている。

しかし、れんきうは長く、料理を作り続けるのがイヤになったおかんは、私とおとんに分担を命じた。

私、まずは鍋。そして次、おとんはカレー。つまり今日はカレー。

私、カレーの匂いがしてきたので急遽家出を試みる。

しかし、そう突然に私を引き取ってくれる親切な人もご近所にはおらず、あえなく挫折。

逃げられない時には、作ってくれた人に申し訳ないので、覚悟を決めて1日目だけは食べることにしている。



今日も白飯が茶色のヌメヌメに侵略されていた。