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連日5万羽を超えるマガンの飛びたちとねぐら入り。
ところが何だか気が重い毎日です。
というのも、周りの農地では多くのマガンが小麦の芽をついばみ、食害を起こしているからです。
『マガンの数が増えたから』
『マガンが早くから飛来したから』
と新聞等で報じられていますが、もっと大きな理由は別にあります。
マガンの主食は田んぼの落ちモミです。
その落ちモミが、秋のうちに田んぼのワラを処理してしまうため、最近田んぼから消えているのです。それだけではなく、マガンの重要な副食となる田んぼの畦草も、除草剤の使用で無くなっています。田んぼに食べるものが無いので、マガンは小麦の芽に頼らざるを得ないということになります。
田んぼのワラを処理したり、畦に除草剤を使うのは、生産効率を追求する近代農業にとって不可欠な技術です。マガンのためにも、小麦食害を防止するためにも、本当は田んぼにワラや畦草を残しておくことが一番なのですが、そう呼びかけるには無理があるのが現状です。
一方、これだけたくさんのマガンが宮島沼に集まり、宮島沼がラムサール条約に登録されたのも、地域農業がマガンを支えていたからだと言えます。つまり、宮島沼周辺の農業には、生産性だけでは計れない、「国際的に重要な湿地を支える」という重要な価値があるのです。そうした価値がきちんと評価されるようになれば、「田んぼにワラを残す」技術の開発もできるでしょうし、また、食害を受けた小麦でも、農地の自然を支えるためには仕方がないと、適正な価格で買い取りを保証するような仕組みもできるのでしょう。
小麦食害問題を誘発しているマガンの深刻な食糧難は、マガンの様々な行動にも影響を及ぼしています。例えば、数年前までは朝夕の食事の合間に数万羽のマガンが沼で休息していましたが、そうした余裕がなくなったのか、今では日中の宮島沼はガランとしていることが多いです。
これからマガンは1000キロ以上離れたカムチャツカ半島に一気に渡ります。宮島沼がその重要なエネルギー補給地としてマガンを支え続けるためには、農業の価値やあり方というものを、我々はもう一度考え直す必要があります。
ところが何だか気が重い毎日です。
というのも、周りの農地では多くのマガンが小麦の芽をついばみ、食害を起こしているからです。
『マガンの数が増えたから』
『マガンが早くから飛来したから』
と新聞等で報じられていますが、もっと大きな理由は別にあります。
マガンの主食は田んぼの落ちモミです。
その落ちモミが、秋のうちに田んぼのワラを処理してしまうため、最近田んぼから消えているのです。それだけではなく、マガンの重要な副食となる田んぼの畦草も、除草剤の使用で無くなっています。田んぼに食べるものが無いので、マガンは小麦の芽に頼らざるを得ないということになります。
田んぼのワラを処理したり、畦に除草剤を使うのは、生産効率を追求する近代農業にとって不可欠な技術です。マガンのためにも、小麦食害を防止するためにも、本当は田んぼにワラや畦草を残しておくことが一番なのですが、そう呼びかけるには無理があるのが現状です。
一方、これだけたくさんのマガンが宮島沼に集まり、宮島沼がラムサール条約に登録されたのも、地域農業がマガンを支えていたからだと言えます。つまり、宮島沼周辺の農業には、生産性だけでは計れない、「国際的に重要な湿地を支える」という重要な価値があるのです。そうした価値がきちんと評価されるようになれば、「田んぼにワラを残す」技術の開発もできるでしょうし、また、食害を受けた小麦でも、農地の自然を支えるためには仕方がないと、適正な価格で買い取りを保証するような仕組みもできるのでしょう。
小麦食害問題を誘発しているマガンの深刻な食糧難は、マガンの様々な行動にも影響を及ぼしています。例えば、数年前までは朝夕の食事の合間に数万羽のマガンが沼で休息していましたが、そうした余裕がなくなったのか、今では日中の宮島沼はガランとしていることが多いです。
これからマガンは1000キロ以上離れたカムチャツカ半島に一気に渡ります。宮島沼がその重要なエネルギー補給地としてマガンを支え続けるためには、農業の価値やあり方というものを、我々はもう一度考え直す必要があります。
環境問題、一人一人が今から行動すれば、取り組むのが遅すぎたっていうことはないハズ!小麦食害で言えばこれだけ農家さんが神経質になるのも、本業であるお米作りで米価が低迷しているからです。北海道米を毎日食べるだけで、だいぶ宮島沼に貢献することになりますよ!徒歩は無理でも、お米はぜひ!
ファミリーで一斉に帰って来るのを、見ていると
家族の絆の強さを感じてしまいます
最近は核家族が多いので、なんか胸が一杯になります
さて小麦被害の真相が、モミがないという事だと
初めてしり、少し複雑ですね
農家の人の気持ちも分かりますし。。。。
近代農業のお陰でお米も安定して作られるように
なりました 毎度ご飯がたべられるありがたさ
この問題を考えるのは難しいのでしょうね
私たちのご先祖様たちは、とても苦労してお米を
作ってきました、今の農業を見たら驚くでしょうね
でもそれが、生態系のバランスを変えていく事に
なるんですね
うーん
マガンから学ぶ家族の絆、すばらしいですね!泊まり込みのイベントで夜中に子供達を外に連れ出して、マガンの鳴き声を聞きながら「こうして家族のつながりを確認しているのだよ」と話したときの、子供達のしんみりした顔を思い出します。
また、小麦食害の意味についても考えて下さってありがとうございます。「食」に関する注目が高まっている最近ですが、価格、味、安心・安全だけではなく、もっと作物が育っている環境や自然にも目が向けられるようになればいいですね。そうすればご先祖様もほめてくれるかな!?