宮島沼日記

ラムサール条約登録湿地「宮島沼」を応援する「宮島沼の会」のおもしろ楽しい活動日誌です。

センター補修工事に伴う立入り制限のお知らせ

2013年09月16日 | ウシのひとりごと
昨年の雪害で破損していたセンターの補修工事が今になって始まりました。

センターはトイレのみのご利用となります。通り抜けもできないようです。マガンの飛来期を迎えるにも関わらずご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

それにしても、どうやって来訪者に情報提供できるのだろうと頭を悩ませています。週末は外にテントでも立てて、臨時のインフォメーションカウンターを作ろうかな。。
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「マガン飛来 過去最高」とはいいますが…

2010年05月07日 | ウシのひとりごと
5月7日の北海道新聞朝刊の社会面に
「マガン飛来過去最高 食害、集団死の危険も」
という記事が載り、私のコメントも掲載されましたが、
かなり誤解があったようなので訂正させてください!

まず、
「1カ所に同じ個体が集中すると、鳥インフルエンザなどで集団死する可能性が高まる」とありますが、ちょっと違います。。。

正しくは、
「1カ所にマガンが集中すると、鳥インフルエンザに限らず、何らかの原因で集団死した際のリスクが大きい」ということです。

「集団死する可能性が高まる(誤)」と「集団死の際のリスクが大きい(正)」とは全く意味合いが違います。

次に、
「マガンのねぐらの分散化などが必要だが、有効な対策は今のところ見あたらない」と私が話したとされていますが、

正しくは
「マガンのねぐらの分散化などが必要だが、簡単に解決できる問題ではなく、その対策についても短い時間では説明できない」と言ったのです。。。

館内にお客様も多く、私も調査に出かけなければいけなかったため、飛び込みでの取材には応じきれなかったので誤解も多く生じてしまったのだと思います。

いずれにしても、今季宮島沼で過去最高の飛来数を記録したのは確かです。
多少のカウント誤差はあったかもしれませんが、7万羽の飛来は間違いないでしょう。

その理由として、以前から周辺湖沼をあわせると7万羽ほどのマガンは地域に飛来しているのですが、それらは渡り前に宮島沼にどっと集中するので、その「集まり具合」が顕著だっただけなのかもしれません。また、十勝の荒天が影響し、十勝川流域のマガンが空知に避難してきていたのかもしれません。

飛来数が多かったのは「たまたま」だったのか、それとも、今後少しずつでも増加傾向が続くのかは今後冷静に見極めていくつもりです。また、集中緩和にしても小麦食害問題にしても、昨日今日に始まった問題ではないので、引き続き解決に向けて活動していきます。

牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター/宮島沼の会事務局)
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マガンからもお願いです。。。

2009年04月17日 | ウシのひとりごと
今日は6万羽を超える壮大な飛びたちを…と思ったら、
ちょっとずつマガンの様子が変です。

3時40分前(真っ暗!)から突堤に入る人、
小麦畑に車を止め、ライトを沼にあてる人、
鳥獣保護区内の湿地の中に7人ものカメラマン…。

マガンにストレスがかかるのも当然です。。。

湿地の中にいるカメラマンに下がるようにお願いに近づくと、
いきなりクモの子を散らすように退散し、どうも確信犯的な感じが…。
中には平然と田んぼを横切る人までいました。

地域の方々からも苦情が聞かれます。

◎湿地、農地、農道には立ち入らない。
◎迷惑駐車をしない。
◎車のライトやフラッシュを沼にあてない。
◎暗いうちは沼に近づかない。
◎自然や地域への思いやりを持つ。

最低限のマナーを守って宮島沼の環境保全にご協力ください。
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今、宮島沼でおきていること

2008年04月13日 | ウシのひとりごと
連日5万羽を超えるマガンの飛びたちとねぐら入り。
ところが何だか気が重い毎日です。
というのも、周りの農地では多くのマガンが小麦の芽をついばみ、食害を起こしているからです。

『マガンの数が増えたから』
『マガンが早くから飛来したから』
と新聞等で報じられていますが、もっと大きな理由は別にあります。

マガンの主食は田んぼの落ちモミです。
その落ちモミが、秋のうちに田んぼのワラを処理してしまうため、最近田んぼから消えているのです。それだけではなく、マガンの重要な副食となる田んぼの畦草も、除草剤の使用で無くなっています。田んぼに食べるものが無いので、マガンは小麦の芽に頼らざるを得ないということになります。

田んぼのワラを処理したり、畦に除草剤を使うのは、生産効率を追求する近代農業にとって不可欠な技術です。マガンのためにも、小麦食害を防止するためにも、本当は田んぼにワラや畦草を残しておくことが一番なのですが、そう呼びかけるには無理があるのが現状です。

一方、これだけたくさんのマガンが宮島沼に集まり、宮島沼がラムサール条約に登録されたのも、地域農業がマガンを支えていたからだと言えます。つまり、宮島沼周辺の農業には、生産性だけでは計れない、「国際的に重要な湿地を支える」という重要な価値があるのです。そうした価値がきちんと評価されるようになれば、「田んぼにワラを残す」技術の開発もできるでしょうし、また、食害を受けた小麦でも、農地の自然を支えるためには仕方がないと、適正な価格で買い取りを保証するような仕組みもできるのでしょう。

小麦食害問題を誘発しているマガンの深刻な食糧難は、マガンの様々な行動にも影響を及ぼしています。例えば、数年前までは朝夕の食事の合間に数万羽のマガンが沼で休息していましたが、そうした余裕がなくなったのか、今では日中の宮島沼はガランとしていることが多いです。

これからマガンは1000キロ以上離れたカムチャツカ半島に一気に渡ります。宮島沼がその重要なエネルギー補給地としてマガンを支え続けるためには、農業の価値やあり方というものを、我々はもう一度考え直す必要があります。
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「にほんの里100選」締め切り間近!

2008年03月27日 | ウシのひとりごと
朝日新聞社と森林文化協会では、人々の暮らしによって育まれてきた、すこやかで美しい里を100カ所選ぶ「にほんの里100選」選定事業を1月から始めまています。今は候補地を募集している最中で、締め切りは3月末です。
宮島沼の会として「宮島沼周辺」を応募したましたが、皆さまからも想いを記して応募して頂ければと思います。
http://www.sato100.com/index.html
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