宮島沼日記

ラムサール条約登録湿地「宮島沼」を応援する「宮島沼の会」のおもしろ楽しい活動日誌です。

ザゼンソウ(サトイモ科)

2015年04月27日 | 宮島沼の植物図鑑(草本)
宮島沼周辺では見つけたことがありませんが、美唄市内の防風林に咲いていました。

ザゼンソウは受粉するために3つの戦略を持っています。
1、悪臭…雌性期の時にしか匂わないそうなので、花粉の状態を良く見てから嗅いでみると良いですね。下がべちょべちょの湿地帯なので、まだ屈んで嗅いでみたことがありません。。。。

2、発熱…これも雌性期のみ。黄色い花粉がついていたら手を入れても暖かくありません!

3、雄花・雌花の咲く時期をずらす

面白いですね!まだ咲いているかな~。もう一度観察してきますッ。

2015/4/26

赤褐色の部分が「仏炎苞」。花弁(=はなびら)ではありません。
緑色の部分が「葉」。


2015/4/26

肉穂花序(にくすいかじょ)
花の塊

雌花(雌性期)→雄花(雄性期)と変化
この花は、黄色い花粉が目立つので、もう雄性期のようです。


ヒメオドリコソウ(シソ科)

2014年05月01日 | 宮島沼の植物図鑑(草本)
ヨーロッパ原産の外来種
草丈が高く白っぽい花をつけるオドリコソウは在来種。
早春のあぜ道で、スギナ(土筆;つくし)と並んで真っ先に色づき始める花です。茎は四角い形をしていてザラザラしています。葉は対生ですが、すぐ上は90度ずれた対生。「すべての葉に光が届くように」との戦略なのでしょうが、上から見ると葉がびっしりついているように見え”モコモコとした花”という印象があります。

2007/5/12

ミズバショウ(サトイモ科)

2014年05月01日 | 宮島沼の植物図鑑(草本)
2014/4/30
宮島沼ヨシ帯、防風林などに咲き始めました。



【草野先生のワンポイント講座】
この辺りではどこでも見られる草ですが、早春の沼辺の疎林脇にも花(苞:本当の花は中の黄色)を咲かせます。夏場のバカでかくなった葉からは、とても春の白く清らかな花の姿は想像しにくいものです。俗に、ヘビノマクラと呼ばれることを知っていますか?

(写真;草野貞弘(宮島沼))


2013/5/12

2013/5/12
(写真;Voだいすけ)