いつの間にそんな人間になれたのだろうかと、訝しがり、反面、感心していた。僕をそうしたのは、間違いなく目の前の彼女だった。いいことなのか悪いことなのかは誰にも分からないだろうけど、とにかく随分と僕は変わってしまった。(本文より)
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」(本文より)
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。
『君の膵臓をたべたい』住野 よる (著)
http://www.amazon.co.jp/君の膵臓をたべたい-住野-よる/dp/4575239054
猟奇的???、まあそんなことはなかろう・・・、ということで、2016年 本屋大賞 第2位となったこの本、敬意を表して読んでみました。あぁ、そういえばそんな伏線あったねぇ、そうじゃないと結末が・・・。
結論:::オジさんの読むべき本ではありませんでした(−_−;)しかし、そこの本を読まない学生君、読んでみなさい、おそらく面白い(と思う)から!