保健師から精神看護師へ

保健師から地域精神医療の精神看護師になった人がいる。保健師時代から知っている人。不法フェンタニルの蔓延でオーバードースで亡くなる人が増えて大勢の人が亡くなって数年。州の緊急事態からカナダ全体の緊急事態へ発展した。死亡の死因ではトップ3に入るような凄まじさで州も国もそれを阻止するために躍起になっている。

ここまでくると伝染病と同じ扱いを受け、そうなると保健局が動かなければならない。この元保健師さんは、その指名を受けオーバードースの最前線で策を練ったり、薬物依存者と接してきたのだ。

そのうちにホームレスや薬物依存者のケアにのめり込み、職業を変えるに至ったのだ。
で、この方は 保健師になって以来保健師の仕事にどっぷりと浸かっていたので、精神科も一般看護も経験はゼロに乏しい。しかしハートはあるのだ。

で、彼女が私の患者の事で電話を入れてくる。10ぐらい問題点をあげてくるが、どれも目新しいものではなかった。もし彼女が薬物依存のことや、高血圧の治療、補助金や制度について知っていれば電話をかけて報告するほどの内容ではない。

１つ１つ説明した。わからないことばかりでしょ。でも大丈夫。徐々に学んで行くわよ、と。ホント勇気ある決断だと思う。全く違う分野に飛び込む勇気。頑張ってね〜