走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

同じ土俵に立つ その2

2018年07月20日 | 仕事
昨日の続き

それぞれのプロ意識の差の幅が広いと言った。国家試験以外に水準を保つものがないのが1つの理由だと私は思う。日本にナースプラクティショナー(NP)を作ろうとなった10年前、多くの人がアメリカに渡り臨床と教育機関に足を運び視察をしたそうだ。システム的にどうサポートされているか免許を発行している州の団体に足を運んだ人は何人だっただろう、と私は聞きたい。臨床現場、教育機関、免許登録機構の3つを押さえずして北米と同じものを作れると思ったのは痛恨のミスだ。今からでも遅くない。看護協会様、知りたいと思いませんか?

それとも協会としてはNPに最初から反対だったので今後も無視を続け、その一方認定をかき回し、診療看護師と特定行為看護師の違いもはっきりわからないまま、特定行為看護師を認定看護師にゴリ押ししてシラーっとこの3つを一つに絡めるつもりですか?

そしてもう一つ。NPうんぬんと言う前に正看護師のレベルが北米はとても高いのだ。完成度の高い新人が現場に出てくる。日本の新人いじめなんて存在しない。何せ新人もベテランもプロですから。看護学生の完成度の高さについては以前書いた。こちらをどうぞ

なぜ差が出てしまうのでしょう。今回の旅で感じたことを書いています。
ナンダってなんだ?
変な宗教かと思える言葉
同じ失敗を繰り返す

教育機関様、今一度大学として看護教育のあり方について見直しませんか?

両機関様、同じ土俵に立ち、多種職に尊敬される看護師を輩出したいと思いませんか?そして国民に信頼され、人気職業の一位になるように看護の地位をあげたいと思いませんか?



足湯〜宍道湖松江温泉駅

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