走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

パンデミックの中でのポジティブ

2020年05月18日 | 仕事
パンデミック制限以来良かったことの一つ。自宅でバレエを始めました。

末娘は3歳の時からやっていて、娘のレッスンをガラス越しに見ていると、バレエを正しく学べれば体に負担なく筋肉を動かす事ができる、と思うようになり興味を持つようになりました。2017年娘のバレエ学校で大人用のレッスンを4ヶ月しました。思った通り楽しかったのですが、誤った体幹の反りをしたため持病の腰痛が悪化。左足の神経をやられて片足では立てないほどに。リハビリに通い2019年再開。1日目にまた腰をやられました。自分にはもう無理と諦めていました。

パンデミックとなり世界中のバレエ学校やバレエ団がレッスンや公演を中止。その為に無料でビデオレッスンやオンラインレッスンがチラホラ出るようになりました。で、こちらがカナダの国立バレエ学校の大人用のフリーレッスン。



この学校は将来のバレエダンサーの育成だけに留まらず、全ての年代の人にダンスを普及する活動を以前からしています。高齢者の為に椅子に座ったままでダンス、パーキンソン病があってもダンス。そしてもちろん大人用のバレエレッスンも。初心者と中級者用があり、もちろん私は初心者用。

流石国立だけあってレッスンの内容の質が高い!骨格筋を熟知した上での指導。レッスン中に怪我をしないように指導、ポイントをしっかりおさえている。説明もわかりやすい。そして録画してあるから、わからない時は何度も繰り返して見て、聞くことができる!!!これは最高に嬉しいポイント。以前体験したクラスでは骨格筋の動きを理解せず、力任せに動かして、それが腰痛の悪化に繋がった。手と足、右と左、前と後ろ、、、とバレエはあちこちの動きを同時にしなければならない。クラスで学んでいた時は、動きが複雑になればなるほど頭がこんがらがって、できない自分にイライラしていた。これも自分のペースで学べることができる。きっとこれはボケ防止にも良いはず。自宅バレエを始めて1ヶ月。左の股関節から足が出てきた感触で、以前のような体がねじれている感覚がなくなってきました。骨格筋があるべきところの戻っていく感覚があります。毎日1時間弱のレッスンをして程よい汗をかき、骨格筋が喜んでいると実感しています。無料では申し訳なく寄付金を収めています(それを狙って無料教材を公開している)。パンデミックが解除されても、続けて欲しいとメールも送りました。体も頭も柔軟性のなくなった大人が安全にバレエを1から学ぶ事ができる。こんな素晴らしい内容はトロント在住者だけでなくカナダ全土でシェアするべきと。

新コロナで世界中の普通が変わってしまいましたが、これは私の健康にとって一つ良い事となりました。貴方にとってパンデミック中にプラスになった事は何ですか?


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