味噌は、和食に欠かせない調味料であるかたわら、大豆の加工食品として、日本人の食生活に深く根ざしてきました。
栄養素を多く含む点も、味噌が単に嗜好的な欲求を満たす調味料としてのみではなく、むしろ食品として評価される由縁です。味噌は『調味料』であると同時に、日本人の知恵が生んだ『大豆発酵食品』と呼んでよいでしょう。
(参照 みそ健康つくり委員会)
ちなみに、大豆は“畑の肉”と呼ばれるほど、植物性の良質な蛋白質が豊富です。
ちなみに孫文というかたは三民主義のなかで、大豆は畑の肉、しかし、肉の害なしと言いました。
生のまんま食べると、消化吸収率が低いし、毒性がある、厄介な大豆ですが、お味噌にすると、大豆を蒸したり、麹菌のにより、分解されて、消化吸収率は85%くらいまで上がります。
大豆をこんなに上手に使えるのは世界で日本食だけです。
ご先祖様の日本人は食というものを非常に考えていたのですね。