美咲-創世記-

宇宙が誕生したあの瞬間は私たちの中に…
シンガーソングライター美咲の日常・心に残った場面を、お伝えしていきます。

「道」は生きている・・・温故知新ふるさと発見

2008年11月22日 | 報告記


今日は、塩尻へ。
宗賀・牧野区の牧野公民館で開催された「温故知新 ふるさと発見」という記念イベントに出演させていただくためです。会場に到着すると今回のナビゲーター成田さんが“遺跡・史跡・歴史好き”の美咲を「平出遺跡」へご案内くださいました。周囲にブドウ畑だけの開かれた土地に縄文復元住居が建てられています。まるで縄文時代にタイムスリップしたかのような気分になりました。

「温故知新 ふるさと発見」は、1部2部構成で、第1部では、
彫刻家の池田宗弘先生による“サンティアゴ巡礼の道と善光寺街道”と題された講演を聴かせていただきました。なぜスペインと、善光寺?と不思議に思ったのですが、池田先生がサンディアアゴの巡礼路を実際に歩きながらスケッチをし、《巡礼の道絵巻》をつくったお話を聴かせていただくうちに、「巡礼の道」でつながっていたんだぁと納得。 サンディアアゴの巡礼路は25年前はとても寂れていたそうですが世界遺産登録運動が市民から起こり、池田先生の道絵巻も相まって世界遺産に登録されたそうです。人がほとんど歩いていなかった巡礼路が25年たった今、見違えるように蘇ったそうです。

先生のお話の中で印象的に残ったのが『道は生きている』

という言葉でした。
古(いにしえ)の人たちが歩んだ道は今なお生き続けている・・・
それに気がつくか、そうでないか・・・

実は「中山道」、「善光寺街道」も生きているんだなぁ。
人生の道も、芸術の道もやはり「道そのもの」が生きている・・・
歩くか、歩かないか・・・創るか、創らせないか、
それは…自分で決めることが出来るものなんだ・・・。
大先輩の芸術家の池田先生から本当に
大事なことを教えていただいたような気がします。

第二部で美咲ライブをさせていただいたあと、塩尻が産地のワインを、肩肘張らない湯呑茶碗で飲むワインパーティーとなりました。塩尻生まれのワイン、フルーティーでとってもおいしかったです。(ちょっと飲みすぎました。)また、牧野公民館女性部のみなさんが作ってくださった料理の数々も本当においしかった!
信州の大地の恵み、素晴らしい文化を残してくれた先人祖先、そして今ここに住んでいるみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。(またおもいがけない”満月”に出会えたのも、めでたかった!)

感謝、感謝、感謝∞です☆