垣根涼介さんの作品です。
友人のつーちゃんが母の日に無理やり息子に
プレゼントさせたという曰くつくの小説です。（笑）
いつもは図書館で借りることが多いのですが、
この本はそれまで待てないと思うほど読みたかったようです。
私も最初は寝る前に少しずつ読んでいましたが、
三分の一ほど読んで後は一気に読みました。
「ヒートアイランド」から三年後の話です。
かつてアキとカオルがリーダーでやっていたファイトパーティーを
真似て復活させた奴らを潰すというストーリーです。
話としてはそれだけななのですが、とにかく懐かしく
登場人物と同じ気持ちで再会できた喜びを味わっていました。
そして仲間としてのその続きはないということも
知りつつ少しの寂しさも感じていました。
完璧に感情移入しまくりで読みました。
「ヒートアイランド」は私が骨折して入院中に読んだ本です。
自分は1センチも歩けないのに本の中では高い窓から
車のボンネットめがけて飛び降りてました。（笑）
そしてカオルの同級生として登場するのは「午前三時のルースター」
で重要な役回りの少年です。
この少年慎一郎の話はとどこかで聞いたような気がしてきて、
『あれっ』と思いあたるのです。
垣根ファンにはたまらない設定です。
ハードボイルドでも、特に垣根さんは大好きです。
普段花雑貨など作っているので優しいラブストーリーを読んでいると
思われがちですが、そうでもないのです。
人の暮らしはそうそうゆったりまったりではやってゆけません。
時には片手に電話を持ち、片手にモップを持って
お掃除しながらなんてこともあります。
片手に持つのがモップから銃になることはありませんが。（笑）
人は目指す事の為や、守るべきものの為なら
多分、命を懸けているのだと思います、なんて。（笑）
話が随分それてしまいましたが、
よろしかったら時にはハードボイルド
してみてくださいませ。（マリコ風（笑））
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