井上夢人さんの作品です。
岡嶋二人さんだった時から好きな作家さんで、よく読んでました。
図書館で久しぶりに井上さんの本に出会ってわくわくしました。
盲目の霊導師がテレビのバラエティ番組で過去の事件の真相や、不思議な現象を謎解き、言い当てていくといういかにものストーリーなのですが、納得いく裏があります。
徹底した調査対象者を調べ上げることで、心霊現象などではない回答を霊導師はしていくのです。
その調査をする人々がまさにチームなのです。
IT関係に詳しい井上さんらしい場面も面白いです。
チームの人達のキャラもいいです。
基本的に人への思いやりのある展開で物語りはアッという結末に導かれます。
短編の連作という感じで１話だけ読んでも面白いです。
文句なく楽しめる１冊だと思いました。
