ART COMMUNICATION IN SHIMANE みるみるの会の活動報告

島根の美術教育関係者が集まって立ち上げた対話型鑑賞の普及に努める「みるみるの会」の活動情報をお知らせするブログです。

出雲市中部ブロック造形展が開催されました

2013-01-20 22:09:49 | 対話型鑑賞
出雲市中部ブロック造形展が開催されました


みるみるの会の活動ではありませんが、美術科の教員として、作品展の紹介も行いたいと思います。

私の勤務する出雲市では教育研究会の中に造形部と言うのがあり、小学校の図工主任の先生と中学校の美術科教員が造形部に所属し、授業研究などの研修や、県図画作品展の審査や今回の造形展の運営にあたっています。

昨夏には益田の石見美術館学芸員、みるみるの会の会員でもある廣田さんにアートカードを使っての鑑賞活動のレクチャーを行っていただき、好評でした。

そして、今回は、小学校の造形作品と中学校の授業での制作作品、美術部の制作作品を出雲市駅の南にあるビッグハートという施設で展示するという造形展を開催しました。今日の最終時に受付で来場者数を確認したところ、ここ近年まれにみる数にのぼり、2日間で2000人を超えるという盛況ぶりでした。天候が比較的穏やかであったことも幸いしたのでしょう。小学校の作品を見に来られた家族連れがついでに中学校の作品も見て帰ってくれるという状況でした。明日は、午前中、かたづけと作品の搬出です。

この作品展のよいところは、小学校の先生方が中学生の制作した作品を見る機会があること、また、中学校の美術科教員が小学校の図工の作品を見ることで、小学校の図工の取り組みを知ることができるという面もあります。作品が展示されている児童生徒の家族の方々にも多数来場いただき、小中学校の図工・美術科の取り組みを知っていただくのにもよい機会だと思います。

特に小学校は学年で取り組んだものを一堂に展示するので、出来上がった展示物は圧巻です。どの学校も作品はもとより展示にも工夫が施されています。飾り付ける先生方も真剣にやっておられ、頭が下がります。

そこにいくと、中学校の展示はシンプルですが、作品のグレードは高いので、見に来た小学生や保護者の方からも「すごい」「うまい」「きれいだね」などの感嘆の声を聞くことができます。図工と美術の違いを知っていただくのにもよい機会であると思います。

このような造形展は島根県内の各地区で行われていると思います。みるみる会員の地区で行われている様子もまたお知らせできるようにしたいと思います。

さて、連日、中学生を対象に「慧可断ぴ図」を行った時の様子についてお知らせしていますが、今度、小学校に出かけて対話型鑑賞を行うことになりました。1年生と4年生です。

1年生には、幼稚園で実践している作品で行い、その違い(違いがあるのか、ないのか)を検証したいと思っています。また、4年生は作品の選定に迷うところですが、ギャングエイジにふさわしい作品を選ぼうと考えています。この様子もまた、お知らせしますね。

では、また、新しい1週間が始まりましたが、寒さ厳しい時期を迎えています。くれぐれも健康に気を付けましょう。
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