夏休みですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?^^
実はね、この夏 私たち夫婦、久々に海外にでもと思ってみたりしたのですが
行こう!って乗り気になってみたものの
いざどこかのツアーに申し込もうと思った途端に
私がなんだかテンションダウン・・・
いろいろ考えると身軽にびゅ~~んってわけにもいかない気がして
結局、どこのツアーにも申し込まず(^_^;)
なんだかダラリンの夏休み(笑)
みるくのこともあったし、父の様子も心配になったりで
今になって考えてみれば行かなくて良かったみたいなのですけれど・・・(^_^;)
さて、父が母の初盆を済ませるまで気を張っていたと前回書きましたが
初盆くらいで・・・って思われた方もいるかもしれませんね^^
実はこのあたりの初盆は何かと派手みたいなのです。
私は生まれ育ってからずっとこれがあたりまえの初盆の迎え方だと思っていたのですよ^^
でも、どうも他とは違うらしい。
ブログでもっと詳しく紹介されている方もあるので
興味があったら検索してみてくださいね。
こちらの盆行事なのですが
初盆を迎える準備としてまず、家の座敷に初盆の祭壇が飾られます。
葬儀の時の祭壇よりは小ぶりですがそれでも大きくて
色合いなどは葬儀の時の祭壇より派手です(^_^;)
葬儀は葬祭場で行われることが多くなりましたが
初盆の供養はそれぞれの自宅で行われます。
祭壇を備え付け、生花や、かご盛りと呼ばれるお供え物、
盆提灯などを飾るとひと間がいっぱいになるくらいです。
私の実家は新暦の7月がお盆ですが旧暦の8月で行われる地区もあります。
それもややこしい・・・
なぜかというと 初盆のお宅には供養のご挨拶に伺うのが習わしになっているからです。。
あのお宅のあたりは新かしら?旧かしら?などと考えることもあります。
新のお盆で言うと7月の13日の夜と翌日14日
「盆義理」(ぼんぎり)と言われているのですが
不祝儀袋に 「盆供」 (ぼんく)と書いて
お線香代くらいの金額を入れて
(お付き合いににもよりますが1000から3000円くらいかな)
初盆のお宅にお参りに伺います。
同じ町内の中で初盆を迎えた家とか親しくお付き合いのある家だとか
もちろん親戚の家も喪服を着てまわります。
13日の夕方からはみんなが盆義理にまわるので
盆義理に出かける車で道が混み合うくらいです(^_^;)
葬儀に来てくださった方の7・8割くらいの方が初盆にもお参りに来てくださいます。
初盆の家では 「盆供返し」と言って
タオルだとかお茶のパックだとか乾そうめんだとかの箱入りを用意します。
初盆のお参りに来てくださった方に家人がお礼を言いそれを渡します。
夜には (これは来て頂くようにお願いするとなのですが)
遠州大念仏と言われる初盆の供養をする方がまわって来てくれます。
保存会があって浜松市の無形民族文化財に指定されているものです。
http://www.youtube.com/watch?v=I-YO9qQ8Wi4&feature=plcp
母はこの遠州大念仏が好きだったらしく
(私はそのことを知らなかったのです)
初盆のお宅があると見に行ったりしていたらしいのです。
母の供養のための大念仏を
母がどこかで見ているかな・・・って思いました^^
この大念仏のみなさんには少しばかりですがお料理などのご接待もします。
と言うわけで このあたりの初盆は結構大変なのですね^^
父がエネルギーを使い果たしたのもわかって頂けるかと(笑)
父はここ数日、ようやく床から離れ
食事も3食そこそこ食べられるようになりました。
点滴もしなくてよくなりました^^
一時はどうなるかと心配でしたが良かったとホッと一息ついています^^
そうそう、
初盆のお宅に伺う時のごあいさつの仕方があるのですよ^^
「本日はご初盆(ごしょぼん)にて お寂しゅうございます」
とか
「本日はご初盆にて(亡くなった方がお帰りになり)お懐かしゅうございます」
などと言います。
ご挨拶を終えて帰るときには
「せっかく、お祭りくださいませ」
と言います。
でもね
こんなご挨拶をされる方も少なくなったみたいです。
だいたいは
「本日はご初盆で・・・ゴニョ・・・ゴニョ・・・ゴニョ・・・」
ってね。
何か口ごもっておじぎをして終わりなんですよ(笑)
私もそうかなぁ・・・(^_^;)
もちろん迎え火も送り火も焚きます。
お寺さんでは寺施餓鬼と言って初盆の家の人や檀家さんが集まって
お坊さんもたくさん集まって盛大に法要もしてくださいます。
ここまでしますからね~^^
新仏さんもぜったい間違わずに自分の家へと帰って来るでしょう?^^
母も間違わずに家に帰って来て
お盆の間、私たちと一緒に過ごしていてくれていたと思っています。
ところ変われば・・・みる☆ここ地方の初盆でした。
まだまだ、暑い(^_^;)
みなさまお身体、ご自愛くださいませ!