朝、弟から電話がありもち米を届けてくれるとのこと^^
そうだ。
今日は神立ちの日だったんだ^^
ハロウィンで楽しんでいる私ですが
この10月31日は母から受け継いだもう一つの行事があります。
私が生まれ育った地方では(どのあたりかというのは定かでないのですが・・・)
10月31日にお赤飯を炊いて神様にお供えをするのです。
今はもう、こんなことをするお家も減ってきてしまったでしょうね。
母が元気なころは必ず
「今日は神立ちだからお赤飯を取りにおいで」
と電話があったのです。
11月1日に出雲大社にお立ちになる神様にお赤飯をお供えして
お弁当として持って行って頂くのですよ。
(なぜこの日なのは旧歴と絡んでいるからなのではないかと思うのですが)
なぜなら10月を神無月とよぶでしょう。
11月にお立ちになるっていうのはちょっと合っていませんものね^^;
昔々のお話になります。まだ私がかわいい子どもだったころのお話です。
そんな頃があったのよ~私にも(笑)
よく神社の境内で友達と遊んでいました。
10月31日の夕方近くになると
ご近所のおばさんやおばあちゃんがお重箱にお赤飯を詰めて
神社へお参りに来ました。
たぶんね、神社の木のどれかの葉っぱだったと思うのですが
その上にお赤飯をのせてお社のお賽銭箱の上あたりに
お供えするのです。
それからまだ残っているお重箱のお赤飯を
遊んでいる子ども達に少しずつ分けてくれるのです。
何軒ものお赤飯を頂いておなかがいっぱいになります。
各家々でお赤飯にも少しずつ違いがあるのですよね。
きれいなピンク色をしていたり色はほんのりだったり
柔らかめだったり硬かったり^^
今でこそ、「なんて不衛生な・・・」って顔をしかめる親御さんもいるかもしれませんね。
でも、このお赤飯は神様からのおすそ分け
また1年無病息災で過ごせるありがたいものだったのです。
もらって食べている子どもには
そんなことの意味などぜんぜん考えてもいない
関係のないことだったとは思いますが(笑)
11月1日 早朝に神様は出雲に向かってお立ちになります。
10月31日神社にお参りするのは
神様が翌朝、お立ちになるのが早かったからでしょうか?
そこはよくわかりませんが
自宅では1日の早朝、神棚と地の神様にお赤飯のおむすびをお供えします。
神様は出雲にいらしていろいろと会議をなさるらしい^^
出雲は縁結びの神様です。
出雲に集まった各地の神様が
家にはこんな子がいるとかこの子はどうだろうかとか
相談されるらしい。
遠く離れたところで生まれ育ったふたりが偶然出会ったりするのは
神様のそんな会議の結果なのかもしれませんね^^
さて、この子たちにも
お赤飯を少しあげましょう^^
またこの1年無病息災で過ごせるようにね^^
ところでわんこはどうなのでしょうね^^?
神様のなせる技?
やはりご縁があって家に来てくれた気がしますが^^