今日は朝からいいお天気でも下り坂という予報だったので早めに始動
さて、今日は興味のない人はごめんなさい水中撮影のお話です
(しかも写真多くて長い~)
ウチには水中撮影用に下の写真のようなカメラがあります
(アーム等は一部外してます。またカメラの全部ではありません。)
前列右側から、キャノン:IXY、オリンパス:TG-4、Fuji:XQ2、SONY:RX100M5(ここまでコンデジ)
続いてオリンパス:ミラーレス一眼、キャノン:APS-C一眼(マクロ設定用)。
後列はキャノン:APS-C一眼(ワイド設定用)。
それぞれ用途を分けて、場面場面で使用しています
フルサイズの一眼が欲しい~なんて思いもしますが、一方で陸上での重さ、水中での抵抗も気になってます
基本的には、センサーサイズが大きくなるほどカメラも大きくなり、それに連れて水中ハウジングも大きくなるわけで。
ちなみに上の写真では、前列右側から左側に向けてセンサーサイズが大きくなっていきます。
ハウジングも大きくなってるでしょ
で、ハウジングが大きいと、抵抗も大きいので、
泳ぐ距離が長いと、蹴っても「んん、進まない」なんてことも感じる訳です
といっても、センサーサイズが大きいほど写りに余裕があって、雰囲気のある写真が撮りやすいこともあって、
この辺はトレードオフなところです。
さて今日は、その辺の折衷案を自分の中に見つけたかったというお話です。
簡単に言えば、「写りを取るか」、「持ち出しやすさを取るか」でなく、
「そのどっちも取りたい」というお話
そこで登場したのが、今回新しく手に入れたSONYのRX100M5とハウジングです。
最初の写真では、前列真ん中くらいにある器材です。
センサーサイズに1型を採用、コンデジの中では大きいものです。つまり写りも意識したコンデジ
フォーサーズ(オリンパスのミラーレス等)やAPS-Cよりは小さいけれど、どんなものか楽しみに海に行ってきました
キャノンのG7XMarkⅡとか、G1XMarkⅢとかも大型センサーサイズを使用したコンデジ
元々キャノンユーザーとしては、触手が伸びかけてましたが、ハウジングとその後の発展性その他の状況から、
今回初めてSONYのカメラユーザーとなりました
では本題に入る前に、まずは、先日、キャノンのAPS-Cを使用して撮ってきた写真をいくつか
残念ながら太陽の位置が微妙で、フィルターもない中、明暗差が激しくハードな撮影環境でした
でも私の大好きな風景です
さて、海中~
この日は、ワイド設定だったので、小指先サイズの小さな魚たちにはピントが合わせられません。
仕方ないので、岩にピントを合わせてから置きピンで、絞り気味に撮影
そして、いつもの場所へGo
キンギョたちの戯れと遊んできました~後ほど比較写真掲げます~
この辺では数の少ないチョウハンにも出会いました
はい、ワイド設定で遠目からの撮影だったので、トリミングしてます当然粗くはなりますね。。
そんな時、上を見たら、気持ちよかったので、ちょっと海中のお空を撮ってみる
エキジット直前、水面にはクラゲがいっぱい(そんなに刺す子じゃないです)
というところ。はい、比較の参考に
(あ、お天気、設定等々の違いは言いっこなしですよ~。海は毎回、同じ環境はないので)
いよいよ本題ここから今日のSONY RX100M5のお話です。
ハウジングに「SONY純正」があるというのがプラス材料ですね。安いから
しかもこのハウジング、RXシリーズには汎用性があるし、レンズ先にはM67ネジ切してあるし、
勿論、外部ストロボ用の穴を予め開けてあるし、このお値段にしてはお買い得です
M67ネジ切が何がいいって、外付けのレンズを装着すれば、
よりワイドに、あるいはよりマクロに撮れる可能性も広がるということです
デジタル一眼では、ワイド設定しかできなかったり、あるいはマクロ設定しかできなかったりするので、
一台では撮影に幅を持たせることができません。場合によると二台持ちで撮影なんてことも。
これは結構な重さと抵抗です
そんな訳で、期待しながら海へまずはクマノミのいるイソギンチャク風景をパシャリ
ワイドレンズ使用です。
逆光下でハードな環境ですが、それなりに撮れましたちょっと露出が一部オーバー気味
白飛び箇所がちょこちょことそこで露出を下げて再度
クマノミはアンダーだけど、空やイソギンチャク辺りは落ち着きました
外付けストロボの相性もありそうなので、あえてフラッシュを切って反対側から順光でパシャリ
Jpeg撮って出し露出を下げた分、少し暗めですが、色味は割と自然な感じ~
SONYの「水中ホワイトバランス」、なかなかいいですね
水中ホワイトバランスって、各メーカーで違いがあるので、好みがあると思います
(あ、RAW云々はここではスルーしますね~)
さて、この後、単純に驚いた性能が
このカメラのAF能力は、一眼並みの0.05秒という謳い文句でした。
とっても速いのですが、私の驚いたのはそのスピードではなく、フォーカスポイントです
例えばこちらアタッチメントレンズなしです。
あえて、背景に壁のある暗がりでキンギョハナダイのBabyちゃんたちを撮影
これってコンデジには結構ハードな環境です。
大概のコンデジは後ろの広い壁にピントを合わせるか、暗くてピントが合わないかで、
肝心のキンギョハナダイは小さいためにピントが合わず、ボケてしまうことが多いんです。
ところが、このカメラ、間違いなくキンギョちゃんを認識してましただってほら
(上の写真を拡大したものです)
へぇ~っって思いました
これはいいぞ
フォーカスエリア(ポイント)を選べるので、一番小さくしてみるのはお勧めです
あと、こんなにもトリミングしても、ある程度耐えうるというのは、
コンデジとしては大型のセンサーサイズの恩恵を感じますね
続いて、砂地の生き物の撮影も自然な感じ
ただ、近くを撮る時は、赤味が強く出やすいかなワイドレンズ使用です。
この辺は、後で色味を補正するか、その場でマニュアルでホワイトバランスを調整するかで対処ですかね
(上の写真は、赤味を少し抑えた後です。)
さて、写真の雰囲気の要素には、ボケ味もあると思いますが、これも頑張ってると思いますマクロレンズ使用です。
背景がボケるなら被写体はツッコミです…いやいや、そういう話でなくて
被写体が浮き出ますね~というお話
しかも、ソラスズメダイの青色もはっきり出てるし
ソラスズメダイを撮影した人は分かると思いますが、
露出や光の角度が合わないと、白く飛んでしまうことが多いんです。うん青いいいね
(ハナダイのピントが甘いのは許してください~)
その後も、小指先サイズの小さなコガネスズメダイにもやっぱりピントを合わせてくれました
へぇ~の連続
(ストロボの角度が悪いのは許してください~
)
で、例のキンギョの戯れ場所に再訪~ワイドレンズに切り替え
今日もご機嫌にわいわいしてました先にAPS-C一眼の写真を掲げてますが、こちらコンデジも頑張ってます
レンズを取り換えられるので、ワイドもマクロも行けるというのも強みです
で、引き続きワイド近くに大きなカマスの群れが現れたので撮ろうと思ったら~
もっと近くにシマアジのご一行様
あっちへこっちへ、しばらく目の前で遊んでくれました~ありがと~
暗がりに行くと、再び小魚たちわわわ~っと群れてます
帰り道ではマダラトビエイも登場
いつものクマノミ・コロニーでご挨拶して~
最後はマクロで締め
魚と一緒になってお天気模様眺め崩れてきたけど、いいことあるかな~
なんて具合で魚たちとカメラと遊んできました
という訳で概観…。(あくまで個人的な感想です)
【カメラ本体】
・AF性能は通常のコンデジとは別格かも
・写りは一眼に「迫る」ものがありそう~(一眼ほどではないけど、very goodです)
・癖はあるけど慣れれば問題なし
…例えばコントロールダイヤルは一回に一種類しか使えないので、
Mモードでは、絞りorシャッタースピードのいずれかを決めてからダイヤル設定することになる等
・電池の減りはかなり早いフラッシュ使用を基本とすると、下手すると2本目後半に切れる
【ハウジング】
・半押しが若干分かりにくいけど、シャッターレバーが大きい分、コンデジのハウジングとしては出色。
・M67ネジ切はやっぱり助かる~(ワイドもマクロもこれ一台で行ける)
・ハウジング本体のみではプラス浮力なので、アームとか使って調整
そんなカメラ使用一日目うん、海もカメラも楽しかった~
本気で撮るなら一眼、それなりにワイドもマクロも撮るならRX100M5か
また遊びに行きたくなるおもちゃをゲットしました
ではでは、またです長々お付き合いありがとうございました~
yutaka
楽しいおもちゃです~